いつ都市伝説は陰謀論になったのか? 『消えるヒッチハイカー』新訳で探る都市伝説の本質
『消えるヒッチハイカー』新訳が刊行。陰謀論と化す前の定番ネタを精緻な解釈とともに収録し、都市伝説の原点と本質を今改めて問い直す一…
書評の記事一覧です
『消えるヒッチハイカー』新訳が刊行。陰謀論と化す前の定番ネタを精緻な解釈とともに収録し、都市伝説の原点と本質を今改めて問い直す一…
小説『月野郵便、今宵も配達中』を紹介。人々の大切な思いを届ける「月野郵便局」を舞台に、優しく幻想的な物語が描かれる。
実家を妹に譲り埼玉のマンションを購入した主人公が、理事長に就任し次々と起こるトラブルに奔走。癖のある住民や令和の社会問題がリアル…
芥川賞作品『ゾンビ回収婦』を通じ、AI時代における人間と労働、承認欲求の関係を紐解く。不気味なVR作品でありながら、働くことの本…
巨大な歩行型作業機械「レイバー」が、急速に発展・普及した近未来の世界。日本の警視庁は相次ぐレイバー犯罪に対応すべく、曲折を経て、…
発売されたばかりの新刊小説の中から、ライターの立花ももがおすすめの作品を紹介する連載企画。数多く出版されている新刊小説の中から厳…
文章の一つひとつがみんな好ましく、ずっと読んでいたくなる小説。野沢きみ『宝石のこえ』(講談社)がそういう作品だと気付いたのは、ペ…
近年の新人は、ぶっ飛んでいる。矢野アロウの『マイボディ・オン・ザ・ムーン』を読んで、あらためてそう思った。だって作者が、第11回…
6月26日公開の映画『ロングウォーク』は、アメリカの作家でホラーの巨匠、スティーヴン・キングの同名作品を原作としている。今ではキ…
圧倒された、の一語に尽きる小説だった。皆川博子の最新長篇『ジンタルス RED AMBER』(河出書房新社)のことである。圧倒され…
作品はジャンルに優先する。常に。そんな当たり前のことを改めて言いたくなったのは、草森ゆき『乃埋商店街の渦』(角川書店)を読んだか…
青山美智子の『リカバリー・カバヒコ』は、傷ついた人々がカバの遊具を通して本音をさらけ出し、心の傷を優しさで繕いながら新しい自分へ…
表意文字の想像喚起力にしてやられた。才谷景『海を吸う/庭に接ぐ』(河出書房新社)を読んでみたのだが、やはり満足度の高い一冊だった…
評論家として多彩な活動をしている長山靖生は、近年、『萩尾望都がいる』『SF少女マンガ全史 昭和黄金期を中心に』と、少女マンガ関係…
和泉はるの小説『生まれ変わるなら犬か猫』が5月20日に発売。犬や猫に転生した主人公たちと、優しい飼い主が織りなす動物との暮らしを…
5月22日に公開された映画『ミステリー・アリーナ』は、深水黎一郎の同名小説(2015年)を原作にしている。同作は、多重解決ものと…
音楽評論家の北中正和が、音楽プロデューサー・村井邦彦によるエッセイ『続・村井邦彦のLA日記』(blueprint)の書評を、「週…
映像化で話題のスティーヴン・キングの短編集を読む。死者と繋がる少年や、逆回転で描かれる男の生涯を通じ、喪失への向き合い方や人生の…
鶴見太郎『ユダヤ人の歴史』(中公新書)が、中東情勢の緊迫による関心の高まりもあってだろう、刊行から1年以上経った今も増刷を重ねて…
『暗黒の瞬間』は、ドイツの法学者が弁護士を主人公に法と正義の葛藤を描いた連作ミステリ。強烈な事件を通じて、人間の心の闇や「暗黒の…
アニメが話題の『SBR』。ジャイロのモデルは実在の死刑執行人。荒木飛呂彦推奨の評伝から、キャラの動機や生と死のドラマ、創作の源流…
泉坂光輝『謎解き京都のエフェメラル』新刊発売。京都で日常の謎を解く優しく儚いミステリの5巻では季節が巡り、壱弥とナラたちの絆に新…
どうして寺地はるなの小説は、静かに心に沁みこんでいくのだろう。寺地作品を読むたびに、そんなことを考えてしまう。本書もそうだ。ペー…
目覚めた男は、自分が宇宙船のなかにいることに気づく。ロボットアームが身の周りで動き、コンピュータが話しかけてきたが、自分以外の乗…
水沢なお『こんこん』(河出書房新社)は、第25回中原中也賞を受賞した『美しいからだよ』(思潮社)他の詩集や短篇集『うみみたいに』…
これを学んで何の役に立つのか?と、たびたび話題に上る古典不要論。ここでの議論に一石を投じることになるだろう一冊が、3月9日に刊行…
「正しく見えるものなんてこの世に何一つとありゃしねえんだよ!」――ある登場人物は言う。若かりし頃の自殺未遂は、お涙頂戴にも成長譚…
明治から続く若者論の変遷を辿り、社会の変容を浮き彫りにした一冊。バブル後の「自己責任」やZ世代の生存戦略を分析し、現代の「大人の…