現役裁判官が描く、新人離れしたハイ・レベルな事件簿 ドイツ産ミステリ『暗黒の瞬間』を読む
『暗黒の瞬間』は、ドイツの法学者が弁護士を主人公に法と正義の葛藤を描いた連作ミステリ。強烈な事件を通じて、人間の心の闇や「暗黒の…
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アニメが話題の『SBR』。ジャイロのモデルは実在の死刑執行人。荒木飛呂彦推奨の評伝から、キャラの動機や生と死のドラマ、創作の源流…
どうして寺地はるなの小説は、静かに心に沁みこんでいくのだろう。寺地作品を読むたびに、そんなことを考えてしまう。本書もそうだ。ペー…
目覚めた男は、自分が宇宙船のなかにいることに気づく。ロボットアームが身の周りで動き、コンピュータが話しかけてきたが、自分以外の乗…
これを学んで何の役に立つのか?と、たびたび話題に上る古典不要論。ここでの議論に一石を投じることになるだろう一冊が、3月9日に刊行…
私は2016年、皆川博子の小説『花闇』の河出文庫版の解説を書いたことがある。幕末から明治にかけての激動の世、病で四肢を失いながら…
浜辺美波、目黒蓮が出演して映画化された長月天音著『ほどなく、お別れです』は、人気のグリーフケア(死別の悲嘆に寄りそうこと)小説で…
国書刊行会の元編集部長・礒崎純一が、澁澤龍彥ら「幻想文学」に情熱を捧げた異才12名の足跡を綴る随想集。担当編集者だからこそ知る、…
本書『あなたの人生を変えるのはあなたしかいない』(宝島社)は、自分の人生を主人公として生きていくためのヒントを、今すぐできる現実…
小説版『閃光のハサウェイ』の中でも、中巻の内容を中心としていた『キルケーの魔女』。映像を見ている時には「原作にけっこう忠実にまと…
ファーストコンタクトの林譲治。そういいたくなるほど作者は、ファーストコンタクトを題材にしたSFを書き続けてきた。本書はその最新の…
1970年代以降、角川文庫で横溝正史作品を初めて知った世代にとって、杉本一文というイラストレーターの名は忘れ難いものだろう。 …
ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルのガザ攻撃、そしてトランプ政権によるベネズエラへの武力介入、さらには習政権の台湾への威圧的な姿…
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