書評の記事一覧
書評の記事一覧です
杉江松恋の新鋭作家ハンティング 心を震わせるような想像力の文学ーー才谷景『海を吸う/庭に接ぐ』
表意文字の想像喚起力にしてやられた。才谷景『海を吸う/庭に接ぐ』(河出書房新社)を読んでみたのだが、やはり満足度の高い一冊だった…
『ミステリー・アリーナ』は『君のクイズ』とどう響きあう? “多重解決もの”としての面白さに迫る
5月22日に公開された映画『ミステリー・アリーナ』は、深水黎一郎の同名小説(2015年)を原作にしている。同作は、多重解決ものと…
ホラーの帝王が描く「美しい人生賛歌」とは? キングにしか書けない、「不思議と感動」の正体
映像化で話題のスティーヴン・キングの短編集を読む。死者と繋がる少年や、逆回転で描かれる男の生涯を通じ、喪失への向き合い方や人生の…
現役裁判官が描く、新人離れしたハイ・レベルな事件簿 ドイツ産ミステリ『暗黒の瞬間』を読む
『暗黒の瞬間』は、ドイツの法学者が弁護士を主人公に法と正義の葛藤を描いた連作ミステリ。強烈な事件を通じて、人間の心の闇や「暗黒の…
ジョジョ第7部『SBR』ジャイロにはモデルがいた? 18世紀の死刑執行人にまつわるドラマとは
アニメが話題の『SBR』。ジャイロのモデルは実在の死刑執行人。荒木飛呂彦推奨の評伝から、キャラの動機や生と死のドラマ、創作の源流…
四十五歳・主婦の過去にある複雑な事情とは? 寺地はるな『ぬすびと』は静かに心に沁みこんでいく物語
どうして寺地はるなの小説は、静かに心に沁みこんでいくのだろう。寺地作品を読むたびに、そんなことを考えてしまう。本書もそうだ。ペー…
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』はなぜ面白いのか? 科学が創りだすプロットと、地に足が着いたリアリティ
目覚めた男は、自分が宇宙船のなかにいることに気づく。ロボットアームが身の周りで動き、コンピュータが話しかけてきたが、自分以外の乗…
古文・漢文=文学作品は間違い? 古文・漢文嫌い必読の古典入門『古文と漢文――書き言葉の日本語史』を読む
これを学んで何の役に立つのか?と、たびたび話題に上る古典不要論。ここでの議論に一石を投じることになるだろう一冊が、3月9日に刊行…
『木挽町のあだ討ち』映画と原作はどう違う? 注目ポイントを書評家・千街晶之が対比
私は2016年、皆川博子の小説『花闇』の河出文庫版の解説を書いたことがある。幕末から明治にかけての激動の世、病で四肢を失いながら…
浜辺美波×目黒蓮主演で注目『ほどなく、お別れです』小説としての魅力は? グリーフケアを描く意義
浜辺美波、目黒蓮が出演して映画化された長月天音著『ほどなく、お別れです』は、人気のグリーフケア(死別の悲嘆に寄りそうこと)小説で…
異才たちの人生を描いた本書自体が『幻想文学』であるーー礒崎純一『幻想文学怪人偉人列伝』を読む
国書刊行会の元編集部長・礒崎純一が、澁澤龍彥ら「幻想文学」に情熱を捧げた異才12名の足跡を綴る随想集。担当編集者だからこそ知る、…
あのK-POPアイドルの愛読書が日本上陸! 『人生は「気分」が10割』作者の新刊『あなたの人生を変えるのはあなたしかいない』に込められたメッセージとは
本書『あなたの人生を変えるのはあなたしかいない』(宝島社)は、自分の人生を主人公として生きていくためのヒントを、今すぐできる現実…
『閃光のハサウェイ キルケーの魔女』は原作小説からどう改変された? 映画は“先読み不可能”な展開へ
小説版『閃光のハサウェイ』の中でも、中巻の内容を中心としていた『キルケーの魔女』。映像を見ている時には「原作にけっこう忠実にまと…
2034年、宇宙人との“ファーストコンタクト”が起こったら……『地球壮年期の終わり』が描く、あり得るかもしれない人類の未来
ファーストコンタクトの林譲治。そういいたくなるほど作者は、ファーストコンタクトを題材にしたSFを書き続けてきた。本書はその最新の…







































