書評の記事一覧
書評の記事一覧です
立花もも新刊レビュー 三浦しをんの傑作から歴史ミステリーまで……今読むべき4選
発売されたばかりの新刊小説の中から、ライターの立花ももがおすすめの作品を紹介する本企画。数多く出版されている新刊の中から厳選し、…
サザン、米米CLUB、ミスチルの名曲ととも紡がれる感動物語ーー音楽ライター・栗本 斉の『さよならの向う側 ’90s』レビュー
清水晴木『さよならの向う側』(ことのは文庫)シリーズの最新作『さよならの向う側 ’90s』が、11月20日に刊行された。小説紹介…
「あなたはまぎれもなく“食糞者”である」最新科学で解き明かす、驚くべき『うんこの世界』を読む
タイトルにうんこ、表紙にもうんこ。この本について語るのに、うんこを避けて通ることはできない。 2015年に刊行され…
杉江松恋の新鋭作家ハンティング 日本絵画の伝統を見事に咀嚼した芸術小説『あの日の風を描く』
愛野史香『あの日の風を描く』(角川春樹事務所)最大の驚きは巻末にあった。 ネタばらしをするわけではないのだが、驚きの正体をあ…
アニメ「ダンまち」第5期「Re:ゼロ」第3期は最大の“見せ場”に エピソードの“意義”を原作から振り返る
大森藤ノのライトノベル『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』が、放送中のTVアニメ第5期でストーリー上でも最大級…
悦ネエはオールを漕ぐ手を止めないーー『がんばっていきまっしょい』映画版のノベライズに見る、踏み込んだ心情
第4回坊ちゃん文学賞を受賞した敷村良子の小説『がんばっていきまっしょい』(幻冬舎文庫)が、アニメ映画となって10月25日に公開。…
『新NHKにようこそ!』ひきこもり文学の傑作が令和にリビルド 滝本竜彦が描くいまの生きづらさと見える光
佐藤が、そして岬ちゃんが帰ってきた。滝本竜彦が2001年に「ボイルドエッグズ・オンライン」で連載し、02年に書籍化され漫画化から…
「どんでん返しの帝王」ジェフリー・ディーヴァー、国産ミステリへの影響は? 書評家・千街晶之が読み解く
■どんでん返しの帝王の称号、ジェフリー・ディーヴァーとは? 「どんでん返しの帝王」。アメリカ・ミステリ界の大御所ジェフリー・…
歌人・岡野大嗣が描く「誰のものでもないのに誰のものでもある日常」とはーー新刊『うたたねの地図』を読む
歌人・岡野大嗣による短歌×散文集『うたたねの地図 百年の夏休み』(実業之日本社)が刊行された。著者はこれまで単著で4冊の歌集を刊…
映画『ふれる。』スピンオフ小説で解像度が増すキャラクターの“内面”と伝えたかった“メッセージ”
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』『空の青さを知る人よ』を監督した長井龍雪と脚本の岡田麿…
横溝正史、生前刊行されなかった唯一の作品『死仮面』復刊ーー書評家・千街晶之が2種の文庫版を対比
■これまで入手困難だった横溝正史の『死仮面』オリジナル版が復刊 岡山県八つ墓村で起きた凄惨な連続殺人事件を解決した名探偵・金…
立花もも新刊レビュー 探偵小説の注目作からDI犬の物語まで……今読むべき4選
発売されたばかりの新刊小説の中から、ライターの立花ももがおすすめの作品を紹介する本企画。数多く出版されている新刊の中から厳選し、…
千街晶之が読む、黒猫ミステリー賞受賞作『アガシラと黒塗りの村』現代と因縁の歴史が織り成す民俗学ミステリの新基軸
■民族学ミステリの注目作が登場 民俗学を扱ったミステリは、もはや鉄板の組み合わせと言えるくらいさまざまな作家に…
長井龍雪の新作映画『ふれる。』小説版が刊行 『あの花』『ここさけ』に続く“コミュニケーション”の物語
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』『空の青さを知る人よ』の長井龍雪監督によるアニメ映画『ふ…
杉江松恋の新鋭作家ハンティング グラフィティそのものが小説となった『イッツ・ダ・ボム』
未知の世界を言葉で作り上げている作品を小説として読みたいと思う。 第31回松本清張賞受賞作である井上先斗『イッツ・ダ・ボム』…
速水健朗の『STATUS AND CULTURE』評:サーストン・ムーアのステイタスはなぜ落ちないのか?
僕が新潟で高校生だった頃、局地的なニューバランス(NB)のスニーカーブームが巻き起こった。国鉄が民営化されてJRになってまだまも…
立花もも 新刊レビュー 昭和最大の謎に迫る長編、“今どき”ではない謎解き……サスペンス・ミステリー4選
発売されたばかりの新刊小説の中から、ライターの立花ももがおすすめの作品を紹介する本企画。数多く出版されている新刊の中から厳選し、…
サザンオールスターズの”陰”の歴史も明らかにーー『いわゆる「サザン」について』が描く、ヒット作の裏側
今年デビュー46周年を迎えたサザンオールスターズ。半世紀近く活動を続ける彼らだが、今年も新曲のリリースや夏フェスへの出演、そして…