書評の記事一覧
書評の記事一覧です
日ソ戦争は現在と地続きの戦争だったーー麻田雅文『日ソ戦争』に学ぶ、“最後の戦い”の実態
■第2次世界大戦、最後の全面戦争 先日、歴史学者・麻田雅文による『日ソ戦争 帝国日本最後の戦い』(中公新書)が、第26回読売…
『サブスタンス』と「血みどろ臓物ハイスクール」の共通点とは? エクストリームな表現で露わにする、世界の歪み
『クィア/QUEER』と『サブスタンス』の根本にあるもの 男性と男性の関係性を描いた映画『クィア/QUEER』(2024年)…
村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』から考える、映画『アフター・ザ・クエイク』の見どころ
村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』を原作とする映画『アフター・ザ・クエイク』が、10月3日より全国公開される。監督・井上剛、脚…
『無気力探偵』「小市民」シリーズ『その意図は見えなくて』……高校生が主役のミステリ×青春小説3選
米澤穂信「古典部」シリーズ、初野晴「ハルチカ」シリーズ、似鳥鶏「市立高校」シリーズをはじめ、高校生が主役の青春ミステリは読者の心…
凝った設定と予測不能なストーリーで脚光! 潮谷験の新作『名探偵再び』はまさかの学園ミステリー
潮谷験はデビュー作から一貫して、凝りに凝った設定と、予測不能なストーリーで読者を翻弄している。その作者の最新刊は、なんと〝学園ミ…
立花もも新刊レビュー 金原ひとみ・村田沙耶香 傑作の呼び声高い小説が同時期刊行 比較して見える共通点
発売されたばかりの新刊小説の中から、ライターの立花ももがおすすめの作品を紹介する連載企画。数多く出版されている新刊小説の中から厳…
古賀史健の『なぜ人は自分を責めてしまうのか』評:カオスでしかない世界を説明する「極限の言葉」とは
公認心理師・臨床心理士の信田さよ子による新書『なぜ人は自分を責めてしまうのか』(ちくま新書)が、各所で話題を呼んでいる。同書は、…
東野圭吾『クスノキの番人』アニメ映画化のポイントは? 原作から読み解く、伊藤智彦監督への期待
人気ミステリー作家、東野圭吾の『クスノキの番人』(実業之日本社文庫)がアニメ映画化されることが先日、発表された。 これまで数…
杉江松恋の新鋭作家ハンティング ヲタク落語家・春風亭吉好のライトノベル『魔王は扇子で蕎麦を食う 落語魔王与太噺』
意外な方向からストライクゾーンに飛び込んでくる、魔球のような小説だ。 春風亭吉好が小説を書いたと聞いて、ああ、あの人なら書く…
クローズドサークル × 余命宣告で予測不能の展開に? 『このミス』文庫グランプリ『どうせそろそろ死ぬんだし』の皮肉な笑い
『どうせそろそろ死ぬんだし』。 インパクトがあるタイトルである。表紙には小さな文字で「Because I’m going t…
坂元裕二、脚本作『ファーストキス』『片思い世界』同時期に劇場公開 識者に聞く一貫するテーマと変化
現在、坂元裕二の脚本作『ファーストキス』と『片思い世界』が劇場公開されている。 『ファーストキス』は、ある夫婦が時を超えて絆…
『仮面ライダークウガ』25周年、小説版が描く13年後の後日談 一条薫が抱く五代雄介への想いとは
2025年は『仮面ライダークウガ』放送開始25周年のアニバーサリーイヤーである。同作は、「平成仮面ライダー」シリーズの記念す…






































