書評の記事一覧
書評の記事一覧です
長井龍雪の新作映画『ふれる。』小説版が刊行 『あの花』『ここさけ』に続く“コミュニケーション”の物語
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』『空の青さを知る人よ』の長井龍雪監督によるアニメ映画『ふ…
杉江松恋の新鋭作家ハンティング グラフィティそのものが小説となった『イッツ・ダ・ボム』
未知の世界を言葉で作り上げている作品を小説として読みたいと思う。 第31回松本清張賞受賞作である井上先斗『イッツ・ダ・ボム』…
速水健朗の『STATUS AND CULTURE』評:サーストン・ムーアのステイタスはなぜ落ちないのか?
僕が新潟で高校生だった頃、局地的なニューバランス(NB)のスニーカーブームが巻き起こった。国鉄が民営化されてJRになってまだまも…
立花もも 新刊レビュー 昭和最大の謎に迫る長編、“今どき”ではない謎解き……サスペンス・ミステリー4選
発売されたばかりの新刊小説の中から、ライターの立花ももがおすすめの作品を紹介する本企画。数多く出版されている新刊の中から厳選し、…
サザンオールスターズの”陰”の歴史も明らかにーー『いわゆる「サザン」について』が描く、ヒット作の裏側
今年デビュー46周年を迎えたサザンオールスターズ。半世紀近く活動を続ける彼らだが、今年も新曲のリリースや夏フェスへの出演、そして…
杉江松恋の新鋭作家ハンティング 創元ホラー長篇賞『深淵のテレパス』の突き抜けたおもしろさ
小説を読むと構造がどうしても気になる。 これは書評をやっている者の職業病に近い。素直に物語を楽しみたい。そう思う反面、作者が…
杉江松恋の新鋭作家ハンティング ボーイ・ミーツ・ガールの時間SF『天才少女は重力場で踊る』
物語の中心が実にはっきりした小説だな、と思った。 『天才少女は重力場で踊る』(新潮文庫Nex)は、ゲームブランド〈Lapla…
立花もも 新刊レビュー 暑い夏に何を読む? 毒まみれの作品、フィクションと見紛う医療小説など注目4選
発売されたばかりの新刊小説の中から、ライターの立花ももがおすすめの作品を紹介する本企画。数多く出版されている新刊の中から厳選し、…
第171回芥川賞候補5作品を徹底解説 向坂くじら「いなくなくならなくならないで」など個性的な作品並ぶ
2024年7月17日(水)に第171回芥川賞が発表される。候補作に選ばれたのは、以下の5作品(50音順)。 ・朝比奈秋「サンシ…
菊池良の『みどりいせき』評:「読みにくい文体」で新たな世界を切り拓く、令和の青春文学
『みどりいせき』は令和の青春文学 その「読みにくさ」は新たな時代の到来を象徴しているのか? 『みどりいせき』は2024年…
筒井康隆、大江健三郎、村上春樹、阿部和重、小川哲……『百年の孤独』が日本文学に与えた絶大なる影響
ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』(新潮社)の文庫化が、出版界で一つの事件のように騒がれている。これらの名称をブランド…
「響け!ユーフォニアム」黒江真由の“真意”とは? 待望の新刊で明かされる過去
武田綾乃が高校の吹奏楽部を舞台に描いた小説「響け!ユーフォニアム」シリーズに待望の新刊『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部…
立花もも 新刊レビュー 生きるとはどんなこと? さまざまなテーマで「人生観」に迫る注目作は
発売されたばかりの新刊小説の中から、ライターの立花ももがおすすめの作品を紹介する本企画。数多く出版されている新刊の中から厳選、今…
杉江松恋の新鋭作家ハンティング 〈わたし〉のために書かれたような物語ーー池澤春菜『わたしは孤独な星のように』
たとえ明日世界が終わるとしてもあなたとつないだ手が暖かいことに変わりはない。 池澤春菜『わたしは孤独な星のように』…







































