書評の記事一覧
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杉江松恋の新鋭作家ハンティング 機械の体を手に入れた〈わたし〉の家族史『ここはすべての夜明けまえ』
この文体にやられたのだ。 間宮改衣『ここはすべての夜明けまえ』(早川書房)に心がざわつかされている。新人の作品に触れることに…
【ライトノベル最新動向】『狼と香辛料』『声優ラジオのウラオモテ』などアニメ化作品の新刊が登場
4月は新作アニメがスタートする月。発売されるライトノベルにもアニメ化される作品や、アニメ化が決まった作品が並んでいて放送を見た人…
立花もも 新刊レビュー 思わずぞっとする恐怖作から青春群像、花にまつわるものまで、今読みたい4作品
発売されたばかりの新刊小説の中から、ライターの立花ももがおすすめの作品を紹介する本企画。数多く出版されている新刊の中から厳選、今…
杉江松恋の新鋭作家ハンティング 胸に突き刺さる現実の物語ーー麻布競馬場『令和元年の人生ゲーム』
小説に書かれた台詞が胸に突き刺さる。 投擲された槍みたいに、ずしんと刺さるというわけではないのだ。ぐさぐさ、ちくちくと刺さっ…
知れば知るほど魅了される、成瀬あかりという主人公ーー『成瀬は天下を取りにいく』の続編『成瀬は信じた道をいく』を読む
成瀬あかりという少女が、初めて読者の前に現れたのは、第二十回「女による女のためのR‐18文学賞」の、大賞・読者賞・友近賞を受賞し…
本屋大賞ノミネート 津村記久子『水車小屋のネネ』ーー少しの勇気をもって誰かを思いやることの大切さ
2024年本屋大賞にノミネートされた、津村記久子さんの小説『水車小屋のネネ』(毎日新聞出版、2023年)は、毎日新聞夕刊で2…
映画『哀れなるものたち』を語るうえで欠かせない古典小説『フランケンシュタイン』を読み直す
本年1月末より日本公開された映画「哀れなるものたち」が評判になっている。筆者が鑑賞したのは平日の昼間かつ、すでに公開から一か…
綾辻行人の最高傑作『十角館の殺人』で大抜擢! 奥智哉、ドラマ初主演への期待
ミステリー界の巨匠・綾辻行人の最高傑作『十角館の殺人』(講談社文庫)の実写化作品が3月22日よりHuluで独占配信される。先日キ…
【ライトノベル最新動向】スニーカー大賞、電撃小説大賞、ファンタジア大賞の「大賞」作品が並ぶ2月のライトノベル
2月のライトノベルは、新人賞の「大賞」を受賞した作品が続々と登場して、ライトノベルのファンを喜ばせそうだ。 まず挙がる作品が…