書評の記事一覧
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Jr.EXILE世代が活躍『BATTLE OF TOKYO』の全貌とは? 『小説 BATTLE OF TOKYO vol.3』を徹底解説
LDHが仕掛ける次世代総合エンタテインメントプロジェクト『BATTLE OF TOKYO』。Jr.EXILE世代と呼ばれるGEN…
SF&ミステリの早川書房、なぜ“声優”と“VTuber”のライト系小説を刊行? 進む新たな才能の発掘
最先端のSFに古今のミステリ、そして硬派なノンフィクションで有名な早川書房が、ポップカルチャーの最前線をとらえたライト系の小説を…
《妻》はどこにいるのか――村上春樹/濱口竜介『ドライブ・マイ・カー』評
書評とは何か。それは「書物の小さな変異株」を作ることである。書物はウイルスと同じく、変異によって拡大する。 批評家の福嶋…
58歳のベテラン主婦はモラハラ夫と離婚できるのか? イライラするのに読んでしまう『もう別れてもいいですか』がおもしろい
郵便受けを開けると喪中はがきが入っていて、58歳の主人公は「また?」と独り言ちる。しかし、改めて目を通した喪中はがきにあったのは…
出産に子供の同意が必要な世界ーー李琴峰『生を祝う』が問いかける“生まれること”の意味
李琴峰が『彼岸花が咲く島』で芥川賞を受賞し、その後の第1作目として発表されたのが、『生を祝う』だ。本作が「出産に子供の同意が必要…
夢枕獏が「刃牙」シリーズの世界を描く『小説 ゆうえんち―バキ外伝―』 板垣キャラを自在に使いこなす、流石の手腕
※本稿は『小説 ゆうえんち―バキ外伝―』のネタバレを含みます。 板垣恵介の格闘漫画「刃牙」シリーズの世界を舞台にした小説…
ノベライズで知る、『グッバイ、ドン・グリーズ!』&『地球外少年少女』の深い設定やキャラの心情
2月18日公開のアニメ映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』や、1月28日からNetflixで配信中の磯光雄監督によるアニメシリーズ…
自動運転にテレポート……ラクして移動できる社会の危機を描く、「ハヤカワSFコンテスト」入選の2作を解説
コロナ禍でテレワークやオンライン会議が増え、移動しない便利さに気づいた人も少なくないだろう。コロナが収まって自由に移動できるよう…
逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』や朝井リョウ『正欲』など話題作続々! 本屋大賞ノミネート作10作品を全解説
先日1月20日、「2022年本屋大賞」ノミネート作が決定した。本屋大賞とは、「売り場からベストセラーを作ろう」という思いから20…
異例尽くしのデビュー作『同志少女よ、敵を撃て』はなにが凄いのか? 現役書店員が魅力を解説
今、多くの書店の平台の目立つところに置かれ、飛ぶように売れている本がある。逢坂冬馬のデビュー作『同志少女よ、敵を撃て』(早川書房…
女性狙撃兵の目線で地獄の独ソ戦を追体験ーー『同志少女よ、敵を撃て』が持つ“小説の力”
正直言って、自分は未だに独ソ戦のことが全然わかっていない。どんな本を読んでも、規模感というか、「大体このような戦いだった」という…
第166回芥川賞は混戦の予感? ボディビル小説から古書にまつわる物語まで候補5作品を徹底解説
2022年1月19日(水)に第166回芥川賞が発表される。候補作は以下のとおり(50音順)。 ・石田夏穂『我が友、スミス』(『…
キャラクター造形&設定の妙ーー花盛りを迎えた"ラノベミステリ”の新潮流を考察
『黒牢城』が第166回直木賞候補となった米澤穂信も、『私の男』で第138回直木賞を受賞した桜庭一樹も、ライトノベルの新人賞を取っ…
独ソ戦を題材にした小説『同志少女よ、敵を撃て』が異例の大ヒット! 圧巻のおもしろさを解説
幾つもの書店の平台で多面積みされ、ネットでは熱い感想が飛び交う。今、第十一回アガサ・クリスティー賞の大賞を受賞した、逢坂冬馬のデ…
書評家が選ぶ「2021年ライトノベル・ベスト10」タニグチリウイチ編 1位は壮大なSFラブストーリー!
2021年ライトノベル・ベスト10(タニグチリウイチ) 1位 『ひとりぼっちのソユーズ』七瀬夏扉(主婦の友社) 2位 『青い…
待った甲斐があった『ノーゲーム・ノーライフ』最新刊 大きく動き出した物語の行方はーー
誰かを傷つけるような争いが神によって禁じられ、すべてをゲームの勝敗で決めるようにされた異世界に、ゲームが得意な兄と妹が転移させら…
伊坂幸太郎が超えてきた、エンタメ小説と純文学の境界 新作『ペッパーズ・ゴースト』を読む
底が抜けるという表現があるが、伊坂幸太郎の小説はむしろ天井が抜けているのだと、新作『ペッパーズ・ゴースト』を読んで思った。 …