文芸の記事一覧
文芸の記事一覧です
【連載】福嶋亮大「メディアが人間である」 第10回:マルクスとAI
21世紀のメディア論や美学をどう構想するか。また21世紀の人間のステータスはどう変わってゆくのか(あるいは変わらないのか)。批評…
クローズドサークル × 余命宣告で予測不能の展開に? 『このミス』文庫グランプリ『どうせそろそろ死ぬんだし』の皮肉な笑い
『どうせそろそろ死ぬんだし』。 インパクトがあるタイトルである。表紙には小さな文字で「Because I’m going t…
村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』なぜ人間の暴力性と悪を描いたのか『100分de名著』特集から考察
村上春樹の長編小説『ねじまき鳥クロニクル』(新潮社)が、NHK Eテレで2025年4月放送の「100分de名著」に登場。 …
教養としての実践的キリスト教 海外フィクションで描かれるキリスト教を直接的に題材にした作品
■フィクションで描かれるキリスト教 今回キリスト教について三回に分けて解説をしてきたが、これまで二回の概略ですでに1万文字…
坂元裕二、脚本作『ファーストキス』『片思い世界』同時期に劇場公開 識者に聞く一貫するテーマと変化
現在、坂元裕二の脚本作『ファーストキス』と『片思い世界』が劇場公開されている。 『ファーストキス』は、ある夫婦が時を超えて絆…
教養としての実践的キリスト教 海外フィクションを見るときに知っておきたい三つの宗派と新宗教
■キリスト教と海外フィクション 今年のアカデミー賞で最優秀脚色賞を受賞した映画『教皇選挙』(2024年)が2025年3月2…
『仮面ライダークウガ』25周年、小説版が描く13年後の後日談 一条薫が抱く五代雄介への想いとは
2025年は『仮面ライダークウガ』放送開始25周年のアニバーサリーイヤーである。同作は、「平成仮面ライダー」シリーズの記念す…
千街晶之のミステリ新旧対比書評・第7回 エラリイ・クイーン『最後の女』×斜線堂有紀『コールミー・バイ・ノーネーム』
フレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーという従兄弟同士の合作コンビであるエラリイ・クイーンは、日本の「新本格」の…
“全夫が震えるシリーズ”第3弾ドラマ『夫よ、死んでくれないか』 丸山正樹の原作小説との大きな違いとは?
春ドラマが続々とスタートする中、制作発表時から大きな注目を集めていたテレビ東京系ドラマ『夫よ、死んでくれないか』(毎週月曜後11…
宅配ピザ「30分で届かなければ無料」とシリコンバレーのビジネスモデル、モンゴル帝国の共通点とは?
ライター・編集者の速水健朗が時事ネタ、本、映画、音楽について語る人気ポッドキャスト番組『速水健朗のこれはニュースではない』との連…
朝ドラ『あんぱん』で注目集まる、やなせたかし 思考の"原点"を理解するための3冊
NHKの連続テレビ小説として3月31日から放送が始まった『あんぱん』は、絵本やTVアニメで人気の『アンパンマン』を生み出したやな…
【試し読み】2025年本屋大賞「超発掘本!」で注目! 誰も見たことのない「モノ」を可視化する『ないもの、あります』が面白い
転ばぬ先の杖、堪忍袋の緒、思う壺に口車……よく耳にするのに、一度も見たことがない「モノ」たち。それらをビジュアル化し、“商品”と…
菊地成孔 × 後藤護が語る、ビートルズとホワイト・マジック「クリスチャニズムの“愛”は平均律と同じくらいの支配力がある」
ジャズミュージシャン・菊地成孔が、小説家、批評家、アカデミシャンなど、いま注目の書籍の著者と対談する連載企画。第一弾はプレオープ…
謎解きの鍵は京都の文化? ことのは文庫の人気シリーズ『謎解き京都のエフェメラル』最新刊レビュー
誰にだってひとつは、見つけ出してほしい失くしものがあるだろう。たとえば、約束を果たさないまま会えなくなってしまった大切な人、かつ…
中華後宮逆転劇『ふつつかな悪女ではございますが』アニメ化で注目 ジャンルのイメージをなぎ倒す小説&漫画の魅力とは?
4月2日に最新10巻の刊行を目前に控えた中村颯希『ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~』(一迅社ノベルス)は、…
『ようこそ実力至上主義の教室へ 』3年生編はとんでもない事態に!? リミッターの外れた綾小路の天才ぶり
Amazonの文庫カテゴリーで1位を走る小説が衣笠彰梧によるライトノベル『ようこそ実力至上主義の教室へ 3年生編 1』(MF文庫…
立花もも新刊レビュー メロスの副読本としても最適な小説や伊岡瞬、逢坂冬馬の注目の新刊登場
発売されたばかりの新刊小説の中から、ライターの立花ももがおすすめの作品を紹介する連載企画。数多く出版されている新刊小説の中から厳…
教養としてのキリスト教 海外フィクションを見るときに知っておきたい基礎知識
■ローマ教皇(法王)権謀術数サスペンス『教皇選挙』が日本で公開 今年のアカデミー賞で最優秀脚色賞を受賞した映画『教皇選挙』…