文芸の記事一覧
文芸の記事一覧です
怪奇幻想ライター・朝宮運河 初の単著『現代ホラー小説を知るための100冊』が示す国産ホラーの豊饒
現在、日本では何度目かの、そして恐らく最大級のホラーブームが到来している。背筋の『近畿地方のある場所について』に代表されるフェイ…
連載:道玄坂上ミステリ監視塔 書評家たちが選ぶ、2025年6月のベスト国内ミステリ小説
今のミステリー界は幹線道路沿いのメガ・ドンキ並みになんでもあり。そこで最先端の情報を提供するためのレビューを毎月ご用意しました。…
太宰治、芥川龍之介の次に読み解かれるのは? 「ぼくらは『読み』を間違える」水鏡月聖が挑む、新たな作中作ミステリー
太宰治の『走れメロス』や芥川龍之介の『蜘蛛の糸』といった名作の気づかれていない真相を読み解いていくライトノベル『僕らは『読み』を…
【連載】福嶋亮大「メディアが人間である」 第14回:私を運営する私――キュレーション・推し・身体
21世紀のメディア論や美学をどう構想するか。また21世紀の人間のステータスはどう変わってゆくのか(あるいは変わらないのか)。…
千街晶之のミステリ新旧対比書評 第10回:笹沢左保『結婚って何さ』×王谷晶『ババヤガの夜』
昭和の人気作家には、どうしてそんなに膨大な数の作品を書けたのか不思議に感じる書き手が少なくないが、そのひとりが笹沢左保である。初…
第173回芥川賞候補4作品を徹底解説 例年に比べて1作少ないノミネート作、注目タイトルは?
2025年7月16日(水)に第173回芥川賞が発表される。今回候補作に選ばれているのは、以下の4作品(著者50音順)。 ・グレ…
『歩かなくても棒に当たる』劇作家・安藤奎インタビュー 「偏った意見や極端な考えを持っている人にこそ関心がある」
『地上の骨』が第68回岸田國士戯曲賞の最終候補作となり、その一年後に『歩かなくても棒に当たる』で受賞を果たした劇作家・安藤奎。彼…
ドイツ軍最高の頭脳『天才作戦家マンシュタイン』の失敗とはーー第二次世界大戦で勝利を収められなかった理由
大木毅氏によってこれまでに書かれたロンメル、グデーリアンの評伝に続き、ドイツ将軍三部作のラストを飾ることとなった『天才作戦家マン…
28年を経た崩壊後社会と、49年の逃亡生活……映画『28年後…』と『「桐島です」』の共通点とは
ライター・編集者の速水健朗が時事ネタ、本、映画、音楽について語る人気ポッドキャスト番組『速水健朗のこれはニュースではない』との連…
出雲神話と古代イスラエルの接点とは? 古代史の魅力が凝縮された新たなるミステリ『マサダの箱』を読む
古代史や考古学は、常に人々を引き付ける存在であり続けている。発掘調査で大発見があるたびにニュースを騒がせる話題になり、人々の注目…
爆死する力士、頭のない前頭、伝説の黒力士……“あらすじ”だけで話題騒然『大相撲殺人事件』はただの奇書ではない?
先日、とある小説のあらすじがX(旧Twitter)上で話題となっていた。いわく、この内容である。 「ひょんなことから相撲部屋に…
カルピスのように甘酸っぱいーーネガティブ女子×ポジティブ男子の恋物語『弱虫ハムスターは夏の神様の夢を見る』
夏の日差しを感じながら、今年もキラキラした季節がやってきたなと胸が高鳴る。キンキンに冷えた瓶のサイダー、二度と戻らない夏に挑む高…
千街晶之のミステリ新旧対比書評・第9回 カーター・ディクスン『ユダの窓』×岡本好貴『電報予告殺人事件』
ジョン・ディクスン・カー、またの名をカーター・ディクスン。アメリカに生まれ、祖国とイギリスの両国で執筆活動を繰り広げた彼は、密室…
『りゅうおうのおしごと!20』はラノベ史上空前の豪華版に? 「青春ブタ野郎」「ブギーポップ」シリーズ新刊も
2025年7月のライトノベルは、白鳥士郎による『りゅうおうのおしごと』シリーズが、7月15日発売の第20巻『りゅうおうのおしごと…







































