文芸の記事一覧
文芸の記事一覧です
少年漫画の王道でありながら“型破り”な面白さーー『薩摩転生~世に万葉の丸十字が咲くなり~』レビュー
いささか唐突ではあるが、少年漫画に欠かせないものとはいったいなんだろうか。魅力的なキャラクターか、独創的なヴィジュアルか、あるい…
杉江松恋の新鋭作家ハンティング 胸に突き刺さる現実の物語ーー麻布競馬場『令和元年の人生ゲーム』
小説に書かれた台詞が胸に突き刺さる。 投擲された槍みたいに、ずしんと刺さるというわけではないのだ。ぐさぐさ、ちくちくと刺さっ…
世界規模の“TikTok包囲網”は日本にも波及する? 米下院で規制法案可決の背景をジェイ・コウガミに聞く
米下院本会議で3月13日、ショート動画投稿アプリ・TikTokの禁止法案が可決された。親会社のバイトダンスが米国での事業を売却し…
【連載】速水健朗のこれはニュースではない:出生率とポップミュージック
ライター・編集者の速水健朗が時事ネタ、本、映画、音楽について語る人気ポッドキャスト番組『速水健朗のこれはニュースではない』との連…
知れば知るほど魅了される、成瀬あかりという主人公ーー『成瀬は天下を取りにいく』の続編『成瀬は信じた道をいく』を読む
成瀬あかりという少女が、初めて読者の前に現れたのは、第二十回「女による女のためのR‐18文学賞」の、大賞・読者賞・友近賞を受賞し…
川出正樹が語る、翻訳ミステリ50年の受容史 『ミステリ・ライブラリ・インヴェスティゲーション』インタビュー
翻訳ミステリはどのような経緯をたどって現在のように多くの人に読まれるようになったか。その受容史を俯瞰できる本は、意外なことに存在…
本屋大賞ノミネート 津村記久子『水車小屋のネネ』ーー少しの勇気をもって誰かを思いやることの大切さ
2024年本屋大賞にノミネートされた、津村記久子さんの小説『水車小屋のネネ』(毎日新聞出版、2023年)は、毎日新聞夕刊で2…
【連載】速水健朗のこれはニュースではない:ヤンキーとリアリティー番組
ライター・編集者の速水健朗が時事ネタ、本、映画、音楽について語る人気ポッドキャスト番組『速水健朗のこれはニュースではない』との連…
映画『哀れなるものたち』を語るうえで欠かせない古典小説『フランケンシュタイン』を読み直す
本年1月末より日本公開された映画「哀れなるものたち」が評判になっている。筆者が鑑賞したのは平日の昼間かつ、すでに公開から一か…
丸山正樹 × 五十嵐大『デフ・ヴォイス』対談 ろう者やコーダの物語を描くことへの葛藤と意義
作家・丸山正樹氏のデビュー作『デフ・ヴォイス』の創元推理文庫版が、2月16日に刊行された。2023年末にNHKにて、草…
【新連載】速水健朗のこれはニュースではない:プライベートジェットとウーバーイーツの話
ライター・編集者の速水健朗による時事ネタ、本、映画、音楽について語るポッドキャスト番組『速水健朗のこれはニュースではない』が、そ…
「本が制作できたのも末期がんのおかげ」叶井俊太郎が生前語っていた病との向き合い方
膵臓がんの宣告を受けて感じたことは 『アメリ』『ヅラ刑事』『日本以外全部沈没』などを手掛けた映画プロデューサーの…
江戸時代の下級武士、どんな生活を送っていたのかーー肉食文化と意外な日常
国立科学博物館で開催中(2024年2月25日まで)の特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」。 無形文化遺産となった和食…
「大食い大会に飲酒部門も」江戸時代の日本人と食事情ーー外食と飲酒文化
国立科学博物館で開催中(2024年2月25日まで)の特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」が好評のようである。 そも…
人気作家・有栖川有栖が被災地のファンに粋なプレゼント “燃えてしまったサイン本”の再現に感動広がる
電子漫画『わたしをあなたで甘くして』(原作:高野百加)で作画を担当する漫画家のポリーさんが2月14日、自身のXにて、人気推理小説…