書評の記事一覧
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「死に戻り」とは「告解」であるーー『Re:ゼロから始める異世界生活』のテーマを考察
長月達平が小説家になろうに連載中の小説『Re:ゼロから始める異世界生活』を原作とするアニメ第2期が2020年7月から放映中だ。 …
伴名練『全てのアイドルが老いない世界』に寄せてーー文学アイドル・西田藍レビュー
『小説すばる6・7月合併号』に掲載されたSF作家・伴名練の新作中篇『全てのアイドルが老いない世界』が、7月17日より電子書籍で配…
『鬼滅の刃』小説版も好調な理由 作劇方法との相性のよさから考察
原作・吾峠呼世晴、著・矢島稜による小説版『鬼滅の刃』(第1弾「しあわせの花」、第2弾「片羽の蝶」/JUMP j BOOKS)は、…
浜崎あゆみ、なぜ少年少女たちの共感を得た? 『M 愛すべき人がいて』が映し出す、ミレニアムの心象風景
『M 愛すべき人がいて』は、ノンフィクションライターの小松成美が、浜崎あゆみとエイベックス会長・松浦勝人へのインタビューを経て著…
SATCが帰ってきた! 『25年後のセックス・アンド・ザ・シティ』で描かれる現代の恋愛事情とは
1994年FIFAワールドカップの開催国となったアメリカで、『週刊ニューヨーク・オブザーバー』に連載されたコラムが話題…
セクハラ、人種差別、宗教観……デリケートなテーマに切り込む『宝石商リチャード氏の謎鑑定』の魅力
美貌のイギリス人宝石商リチャードと、正義感の強い大学生中田正義がコンビを組み、宝石にまつわる人の心の謎を解きほぐす。2…
『探偵はもう、死んでいる。』『竜と祭礼』……新時代を拓く、新人賞発の尖ったラノベたち
アニメ化で盛り上がった山口悟『乙女ゲーム破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』(一迅社文庫アイリス)(以下・はめふら)…
『涼宮ハルヒの憂鬱』に通じるモブ視点の物語 『同じクラスに何かの主人公がいる』が共感を誘う理由
いつかヒーローになって、世界を救う。子供の頃、こんなことを真剣に考えていた人は、意外と多いだろう。私も、そうなると信じていた。だ…
アニメ『BNA』の世界はどのように生まれた? 前日譚『BNA ZERO』で明かされる、士郎とロゼ市長の過去
獣人と人間という、異なる種族が存在する世界を舞台にしたテレビアニメ『BNA ビー・エヌ・エー』が、2020年4月からフジテレビの…
金原ひとみは小説を書くことで救われてきた作家だーー『パリの砂漠、東京の蜃気楼』を読んで
今年4月28日に上梓された金原ひとみのエッセイ『パリの砂漠、東京の蜃気楼』(集英社)は、多数ある彼女の著作の中でも群を抜いて素晴…
Netflixドラマ原作『保健室のアン・ウニョン先生』 BB弾とおもちゃの剣で対峙する"邪悪なものたち"
記憶のなかの保健室は白くてあたたかい。たいていは校舎のなかでも特に日当たりのいい一角を与えられている。1階の奥、リノリウムの床を…