アニメ続編決定!『東京卍リベンジャーズ』カリスマなのに人間くさい、マイキーの魅力を改めて深掘り

ヤンキー漫画の歴史を変えた作品たち

 昨年「天竺編」が放送され話題となったTVアニメ『東京リベンジャーズ』。先日、その続編の制作決定が発表された。原作通りの流れ通りとなると「三天戦争編」がスタートとなり、関東卍會と他チームの抗争はもちろん、闇落ちしたマイキーこと佐野万次郎と主人公・花垣武道の絆にも焦点が当たるはずだ。本稿では、アニメ新シーズンでもポイントになるだろう「無敵のマイキー」の人間くささや危うさについて掘り下げたい。

副総長ドラケンにのみ見せる子供っぽさやピュアさも魅力

 東京卍會の総長として、名だたる不良たちからも恐れられる「無敵のマイキー」。集会やチーム抗争などでは決して弱みを見せない彼が人間臭さを一番発揮するのは、好物を食べる時かもしれない。

 ある回で、マイキーと東京卍會副総長の龍宮寺堅、通称ドラケンがファミリーレストランを訪れ、マイキーが好物のお子様ランチを注文するのだが、そのチキンライスに旗が付いていないのを見るやいなや、ブチギレるというシーンがある。

 「旗が立ってねえじゃん!俺はお子様セットの旗にテンションがアガるの!」と密かに2人の様子を見ていた武道が「内部抗争の発端?」と焦るレベルで不機嫌になるマイキー。まるで子供のように顔を膨らましてそっぽを向いてしまうマイキーの様子に店員も謝り通しなのだが、いつものことなのかドラケンが服の胸元から旗をスッと出して(まさかのストック持参!)チキンライスに差し、「ほーらマイキー、旗だぞ」と言った途端、瞳を輝かせながら上機嫌に。さらに、お子様ライスを食べた後は、テーブル席で即寝してしまう。彼のあまりの子供っぽさとマイペースぶりに面倒見の良いドラケンでさえ「ああ~もうやってられねえ!」とブチギレるレベルだ。

 また、作中ではお子様ランチの他にも、自分たちに報告せず喧嘩賭博で金を稼いでいた隊員に蹴りを入れるシーンで、頬張っていたどら焼きを落としてショックを受けている様子や、妹のエマの誕生日に一緒にパンケーキを食べに行くシーンも描かれており、かなり甘党なことがわかる。好きな食べ物のことで一喜一憂し、甘いものに目がないスイーツ男子。そんな子供っぽさや可愛いらしさも、マイキーの隠れた魅力なのだ。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる