『ONE PIECE』『呪術廻戦』から『スラムダンク』、『進撃の巨人まで』ーー『アイシールド21』作者によるコラボイラストがスゴい

文＝小原良平

　人気アメリカンフットボール漫画『アイシールド21』の連載21周年を記念して刊行された、『21st Anniversary down アイシールド21 BRAIN×BRAVE』。この豪華本には37人に及ぶ人気漫画家からのメッセージが寄せられており、その“返礼”として、公式Xにて原作・稲垣理一郎＆作画・村田雄介によるサイン色紙が公開されている。各作家の代表作をモチーフに、『アイシールド21』のキャラクターを登場させたコラボイラストで、漫画ファンにはたまらない内容だ。

 『ONE PIECE』、『呪術廻戦』に『僕のヒーローアカデミア』、また『スラムダンク』に『こち亀』と、「週刊少年ジャンプ」の新旧人気作から、稲垣理一郎が原作を手がける『トリリオンゲーム』や『Dr.STONE』、さらには『進撃の巨人』や『はじめの一歩』など他誌のレジェンド作品まで、まさに錚々たるラインナップ。現在『ワンパンマン』を連載する村田雄介の圧倒的画力で描かれた数々の人気キャラクターは必見で、またそれぞれの人気作家への二人からのメッセージも気が利いていて面白い。

　人気作の記念すべき節目で漫画家のコラボレーションはよく行われるが、これだけの豪華なラインナップが揃うのは、スポーツマンガの金字塔と言える『アイシールド21』ならではだろう。『21st Anniversary down アイシールド21 BRAIN×BRAVE』では、「週刊少年マガジン」連載の人気サッカー漫画『ブルーロック』を手がける原作・金城宗幸＆作画・ノ村優介との対談も掲載されており、スポーツ漫画の歴史に名を刻む一冊となっている。

　同書に掲載された人気漫画家陣のメッセージとセットで見ると、今回のコラボイラストはより味わい深い。二度とない“豪華共演”をじっくり楽しもう。

小原良平
小原良平

漫画ウォッチャー。好きな作家はハロルド作石。熱い作品も不条理ギャグも好む雑食性です。

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