『名も無い日』は大切な人たちの幸せを問う

『名も無い日』は大切な人たちの“幸せ”を問う 永瀬正敏と共に見つめる、“喪失”の先

映画『名も無い日』は、愛知県名古屋市熱田区を舞台に、永瀬正敏、オダギリジョー、金子ノブアキ演じる3兄弟を描いた、愛知県名古屋市発…

森下佳子が高橋一生を通して描いた希望

『おんな城主 直虎』と重なった『天国と地獄』 森下佳子が高橋一生を通して描いた希望

『天国と地獄 ~サイコな2人~』(TBS系)が終わってしまった。様々な考察が飛び交い、多くの視聴者が散りばめられたヒントを元に謎…

浜辺美波に恋した『ウチカレ』

浜辺美波の“はじめて”に恋せずにいられなかった『ウチカレ』 たくさんの片思いの結末は?

『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系)は片想いのドラマだ。登場人物は全員誰かを想っている。手に届かないかもしれない誰…

『あなたのそばで明日が笑う』が描いた希望

『あなたのそばで明日が笑う』が描いた“過去と未来”の希望 三浦直之の脚本を読み解く

「僕の知る限り一番のラブストーリーだった」と、池松壮亮演じる葉山瑛希は言った。そう、本当に、とても美しいラブストーリーだった。止…

『逃げ恥』が描いた2021年の世界への希望

『逃げ恥』が描いた2021年の世界への希望 改めて教えてくれた“他者と寄り添う大切さ”

あの『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)が、4年ぶりに、このコロナ禍の2021年に戻ってきた。日本中がその恋の行く末に熱狂した…

『チェリまほ』は“全員が主役”の物語だった

『チェリまほ』は“全員が主役”の物語だった 全話を通して描いた、自分次第で世界を変えられること

台湾はじめアジア各国でも配信され、アジア全域で話題を呼んでいるドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京ほか…

『#リモラブ』が描く家族になることの難しさ

波瑠×松下洸平は“答え”を導き出せるのか 『#リモラブ』が描く“家族”になることの難しさ

「問題はその先だ。心と心が繋がっているか。それは、お互いをよく知るってこと。とても簡単で、とても難しいこと。面倒なことでもある」…

藤原奈緒の「2020年ドラマTOP10」

年末企画:藤原奈緒の「2020年 年間ベストドラマTOP10」 コロナ禍だからこそ生まれた幸せな作品

リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2020年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…

『チェリまほ』が描く“恋”の素晴らしさ

赤楚衛二×町田啓太の“もどかしさ”は現実世界そのもの 『チェリまほ』が描く人を好きになること

「相手の心が読めたらいいのに」  誰かを好きになると、誰しもそんなことを思ったことが一度はあるのではないだろうか。自分の頭の中…

“食べ物ドラマ”が求め続けられる理由

“食べ物ドラマ”になぜハマってしまうのか 『孤独のグルメ』を筆頭に求め続けられるその理由

元祖と言われる『孤独のグルメ』(テレビ東京ほか)を源流とする食べ物ドラマは、昨今、様々なジャンルにバリエーションを拡げている。2…

『#リモラブ』が描く現代社会の恋模様

『#リモラブ』が描く現代社会の恋模様 “日常”を持ち込む松下洸平の持ち味が生かされた形に

波瑠が主演を務めるドラマ『#リモラブ 〜普通の恋は邪道〜』(日本テレビ系)は優しい。このドラマは、私たちがコロナ禍でなし崩し的に…

『キム・ジヨン』で描かれる絶望と希望

これは私たちの物語だーー『82年生まれ、キム・ジヨン』で描かれる「絶望」と「希望」

現在日本でも絶賛上映中のチョン・ユミとユン・ユ共演の同名映画の原作である『82年生まれ、キム・ジヨン』は、1982年生まれのキム…

『カノブツ』が描く歩み寄ることの大切さ

『彼女が成仏できない理由』が描く“歩み寄ることの大切さ” 女優・高城れにの代表作に

「僕が書くと、“転”がこないんです」 「怖いんじゃない、“転”がくるのが。ずっとこんな毎日が続けばいいのにって、願ってるんじ…

名曲が染みる『天使にリクエストを』

江口洋介、上白石萌歌、志尊淳が生み出すハーモニー “名曲”が心に染みる『天使にリクエストを』

「歩き疲れては 夜空と陸との隙間に潜り込んで 草に埋もれては寝たのです」 (「生活の柄」作詞:山之口貘、作曲:高田渡)  …

『MIU404』は0地点にいる私たちの物語

『MIU404』は“0地点”にいる私たちの物語だった “世界のズレ”が大きくなる前に立ち止まる意義

『MIU404』(TBS系)がついに最終回を迎えた。「密」も「ディスタンス」もない2019年10月時点では中止になるなんて思いも…

『MIU404』“正義の味方”はどこに?

『3年A組』柊を演じた菅田将暉が『MIU404』久住を演じる意義 “正義の味方”はどこにいる?

「つぶやきは、感情を食べて、化け物になる」  とは、野木亜紀子脚本のNHKドラマ『フェイクニュース』(2018年)のキービジュ…

生誕85周年・寺山修司を探す旅へ出よう

町へ出られないコロナ禍に、寺山修司を探す旅へ出よう 生誕85周年記念復刊『寺山修司記念館』

『寺山修司記念館』(笹目浩之監修,トゥーヴァージンズ)とは、7月14日に寺山修司生誕85周年を記念して復刊された、寺山修司記念館…

『MIU404』重苦しさが詰まった終盤戦へ

『アンナチュラル』ミコトの言葉を思い出さずにいられない 『MIU404』重苦しさが詰まった終盤戦

「見たくないんです。不条理な事件に巻き込まれた人間が、自分の人生を手放して同じように不条理なことをしてしまったら負けなんじゃない…

『劇場版おっさんずラブ』が現代人に響く理由

『おっさんずラブ』が提示した恋の先にあるもの 春田×牧の完璧なエンディングの先を描いた意味

8月2日21時よりテレビ朝日系で、『劇場版おっさんずラブ~LOVE or DEAD~』が地上波で初放送される。『劇場版おっさんず…

今村翔吾『じんかん』で松永久秀に注目

大河ドラマ再開が待ちきれない! 今村翔吾『じんかん』で松永久秀を追いかけよう

タイトルの「じんかん」とは人間のことであり、「人と人が織りなす間。つまりはこの世(p.114)」のことを指す。今村翔吾著『じんか…

『MIU404』回を重ねるごとに面白さが加速

『MIU404』は回を重ねるごとに面白さが加速 野木亜紀子が突きつける“弱者たちの叫び”

この世界はままならないことで溢れている。一度足を踏み外したら最後、修正が効かない。第3話におけるデジタルタトゥーによって社会的制…