臼田あさ美から立ち上る映画の匂い 『湯あがりスケッチ』が描き出す心に残り続ける“シミ”
銭湯にいると、否が応でも他人の裸体が視界に飛び込んでくる。老いも若きも、その人が積み重ねてきた人生の重みを感じさせるその肌や、肉…
『カムカムエヴリバディ』は“名前”が重要なテーマに 太陽と月を取り込んだ「大月ひなた」
「心配せんでええ。今は真っ暗闇に思えるかもしれんけど、いつかきっと、光がさしてくる」 NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバ…
逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』や朝井リョウ『正欲』など話題作続々! 本屋大賞ノミネート作10作品を全解説
先日1月20日、「2022年本屋大賞」ノミネート作が決定した。本屋大賞とは、「売り場からベストセラーを作ろう」という思いから20…
『湯あがりスケッチ』は“銭湯そのもの” 小川紗良×伊藤万理華の言葉が心に沁みる
銭湯の湯気が光に照らされて、より立体的に浮かび上がり、水面が煌めく。北千住の銭湯「タカラ湯」に、小川紗良演じるヒロイン・澤井穂波…
異例尽くしのデビュー作『同志少女よ、敵を撃て』はなにが凄いのか? 現役書店員が魅力を解説
今、多くの書店の平台の目立つところに置かれ、飛ぶように売れている本がある。逢坂冬馬のデビュー作『同志少女よ、敵を撃て』(早川書房…
『カムカムエヴリバディ』に凝縮された人生の葛藤と輝き 藤本有紀脚本の巧みな人物配置
ひたむきに真っ直ぐ生きていたとしても、愛する人の心に根深い大きな傷を残してしまうことがある。上白石萌音がヒロインを演じた安子編が…
藤原奈緒の「2021年 年間ベストドラマTOP10」 心の痛みに触れ、現代を暖かく照らす
リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2021年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…
『カムカム』は絶品の朝ドラに 藤本有紀脚本が紡ぐ“私たちの◯◯かもしれない”物語
連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK総合)は、まさに「絶品」の朝ドラである。 本作の公式サイトには「これは、すべて…
『古見さん』は“かつての高校生”こそ胸に響く 水橋文美江が描く心の機微
『古見さんは、コミュ症です。』(NHK総合)に癒されてばかりの月曜日の夜である。増田貴久や城田優ら30代の俳優たちをはじめ、あえ…
『お耳に合いましたら。』に凝縮された幸せな時間 「一人ではない」というメッセージ
毎話観終わったらじんわり涙してしまうドラマがある。木曜日深夜0時30分から放送中の『お耳に合いましたら。』(テレビ東京系)だ。 …
脚本家・野木亜紀子のドラマは何を描き出したのか? 7人の評論家の視点から見えてきたもの
2016年に放送され、社会現象を巻き起こしたテレビドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(以下『逃げ恥』)。新垣結衣主演、星野源が相手…
『ハコヅメ』が傑作“お仕事ドラマ”になった理由 不真面目さと真面目さの絶妙なバランス
願わくば、そう 悲劇よりも喜劇よりも 見ていたいのは 奇跡のような当たり前を照らす この日常 ドラマ『ハコヅメ~…
「もし、あの時こうしていたら」選ばなかった人生を想像する痛切な物語 カツセマサヒコ『夜行秘密』
これは、幾重にも重なった「後悔」の物語だ。「あの時、こうしていれば」「あの時、こうしなければ」彼は/彼女は……と思いをめぐらせ、…
『孤独のグルメ』『サ道』は最も今を反映した作品に “楽しみは奪えない”メッセージ
今、私たちの日常に最も近いドラマがある。テレビ東京で毎週金曜深夜に放送中の2本、『孤独のグルメ Season9』、『サ道2021…
複数の“愛”の謎を解き明かす物語 『親愛なる君へ』が描く現実は決して他人事ではない
台湾映画『親愛なる君へ』が、7月23日より公開された。世界的評価を受けた『一年之初(一年の初め)』や『ヤンヤン』を手掛けたチェン…
『重版出来!』が描いた“出版・書店業界のリアル” 藤原奈緒がお仕事ドラマとして読み解く
7月20日に評論集『脚本家・野木亜紀子の時代』がリアルサウンド運営元の株式会社blueprintより刊行される。 >>購入ペー…
『重版出来!』『逃げ恥』『MIU404』……ドラマ評論家7名が考察した書籍『脚本家・野木亜紀子の時代』刊行へ
脚本家・野木亜紀子が手掛けた大ヒットTVドラマ7作品を、気鋭のドラマ評論家7名が考察する評論集『脚本家・野木亜紀子の時代』が、7…
児童虐待、介護、毒親……本屋大賞受賞作『52ヘルツのクジラたち』は“誰にも届かない声”を拾う
先日、「本屋大賞」の2021年受賞作が発表された。本屋大賞とは、全国の新刊書店に勤務する全ての書店員が投票資格を持ち、一年間に出…








































