『まどか26歳』が教えてくれた人生の“選択” 芳根京子主演で続編『まどか◯歳』も希望!

『まどか26歳』が教えてくれた人生の“選択”

 火曜ドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』(TBS系)は「選択」のドラマだった。私たちは毎日、いくつもの選択をしている。それこそ、食べたもので体が作られているように。その小さな選択の積み重ねで人生が大きく変わっていく。そうはわかっていても、なかなか日々「人生を決めている」という自覚を持てないものだ。

 だから、ときには「なんとなく毎日が過ぎているような気がする……」といった感覚に陥ることも。そんなときに、この『まどか26歳、研修医やってます!』のようなドラマを観ると、ハッとさせられる気づきが多くあるのだ。

 研修医のまどかは、今まさに人生の選択を迫られている。研修医は2年間、いろんな科をまわってどの専門医として進んでいくのかを決めなければならない。選択した科を途中で変えるとなれば、また新人からやり直しになるというプレッシャーから、「離婚のできない結婚相手を見つけるようなもの」なんて言葉も飛び出すほどだ。

 一方で、専門医を目指して年々忙しさが増していくことから、結婚や出産を望むのであればこの2年の間に計画的に進めなければと考える女性研修医も少なくないそう。もちろん、結婚して一丁上がりとはいかないのが現実で。それこそ、離婚をしてシングルマザーとして奔走する女性医師も珍しくないというから難しい。

 医師として、どんなキャリアを築くのか。女性として、どうライフイベントを迎えるのか。「そのうちに」とか「いつかは」なんて悠長に構えている場合ではない状況に身をおいたまどか。それでもポジティブに、そしてひたむきに、全力でぶつかっていく彼女を見ているうちに、私たち視聴者も「逃げずにきちんと向き合おう」と思えた、他ならぬ自分自身の人生に。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる