『3年A組』に込められた現実世界への祈り

上白石萌歌と田辺誠一を対の存在として描いた理由 『3年A組』に込められた現実世界への祈り

『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)が終わった。このドラマの面白さは、時に引っ掛け問題あり、荒唐無稽で遊び…

『はじこい』物語に潜む3つの注目ポイント

深田恭子の何よりも強い“鈍感力” 『はじこい』物語に潜む3つの注目ポイント

『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)の面白さは、三者三様の男たちのかっこよさや可愛さにキュンとするのは大前提として、1人の男…

『3年A組』2019年に製作された意義

菅田将暉“1人”の戦いから“全員”の戦いへ 『3年A組』が2019年に製作された意義

毎度息を呑まずにはいられない展開のドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)。今週より、その第2幕が始まる…

『後妻業』木村佳乃×木村多江は正反対の悪女?

木村佳乃×木村多江は正反対の“悪女”? 『後妻業』に至る2人の戦歴を振り返る

強烈で美しい悪女も、傍から見る分には爽快だ。そう思わせてくれそうなのが、本日から放送開始の『後妻業』(カンテレ・フジテレビ系)で…

新キャストから読み解く『家売るオンナ』の魅力

『家売るオンナの逆襲』三軒家万智は“時代遅れ”なのか? 松田翔太ら新キャストにみる新たな構造

2016年夏放送の『家売るオンナ』から、2017年5月放送のスペシャル版『帰ってきた家売るオンナ』を経て、遂に続編『家売るオンナ…

注目作揃いの1月ドラマ

『いだてん』『グッドワイフ』『3年A組』の日曜ドラマが本命に? 注目作揃いの1月ドラマ

大晦日の幸せ『孤独のグルメ』(テレビ東京系)、元旦の『相棒』(テレビ朝日系)、正月時代劇『家康、江戸を建てる』(NHK総合)、さ…

『中学聖日記』なぜ祝福される物語に?

『中学聖日記』教師と生徒の“純愛”はなぜ祝福される物語になったのか 強く優しい女性たちの生き方

『中学聖日記』(TBS系)の放送が終わった。中学生と教師の恋愛というセンセーショナルな題材を扱ったこのドラマは、有村架純と岡田健…

藤原奈緒の「2018年ベストドラマTOP10」

年末企画:藤原奈緒の「2018年 年間ベストドラマTOP10」 鮮烈かつ多幸感に溢れる傑作

リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2018年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…

『今日俺』福田雄一が切り開いた新しい青春ドラマ

賀来賢人×伊藤健太郎の“男の友情”がなぜ胸にささるのか 『今日から俺は!!』は新しい青春ドラマに

遂に『今日から俺は!!』(日本テレビ系)が終わってしまう。なんでこんなに面白いんだろう。何でこんなにこのドラマが好きなんだろう。…

『炎上弁護人』井上由美子が描くネットの向こう

ネットの向こうには怪物しかいないのか? 真木よう子主演『炎上弁護人』が突きつける“人間の本質”

NHK土曜ドラマスペシャル『炎上弁護人』は間違いなくオススメだ。一足先に拝見させていただいたのだが、約1時間15分、夢中で観てし…

『中学聖日記』1章から2章への大きな変化

有村架純と町田啓太、本音を晒け出した“大人”たち 『中学聖日記』1章から2章への大きな変化

『中学聖日記』(TBS系)も、残り2話となった。何事も綺麗ごとだらけ、口触りのいい言葉ばかりで取り繕っていた優等生の大人たちは、…

『まんぷく』は人生論・組織論を学べる朝ドラに

安藤サクラ×長谷川博己に社会人こそ共感? 『まんぷく』は人生論・組織論を学べる朝ドラに

朝ドラ『まんぷく』(NHK総合)は10週目を迎え、波乱万丈の萬平(長谷川博己)、福子(安藤サクラ)夫婦の人生と会社もようやく軌道…

新垣結衣の笑顔を封印した野木亜紀子の狙い

新垣結衣の笑顔を封印した野木亜紀子の狙い 『獣になれない私たち』晶は“自由”のために戦うのか?

ドラマは5話を過ぎ、物語はちょうど、堂々巡りの大きな1巡目を終えた。第1話で、新垣結衣演じる晶は、かっこいい服とブーツという鎧を…

『中学聖日記』は“大人”を揺さぶり続ける

『中学聖日記』は現代社会を生きる“大人”を揺さぶり続ける 剥がれだした有村架純の仮面

ドラマ『中学聖日記』(TBS系)がどんどん面白くなってきた。中学生と教師の恋というテーマゆえに賛否両論あるが、このドラマがどうに…

『このマンガがすごい!』注目の深夜ドラマ

『このマンガがすごい!』『プリティが多すぎる』……秋の深夜ドラマはテレ東と日テレに注目!

10月クールのドラマがようやく出揃ってきた。野木亜紀子、さらには大石静に浅野妙子、そして井上由美子と女性脚本家の精鋭、ベテランた…

『黄昏流星群』が描くやるせなさと孤独

真面目に生きてきた人ほど佐々木蔵之介に共感してしまう? 『黄昏流星群』が描くやるせなさと孤独

『黄昏流星群~人生折り返し、恋をした~』(フジテレビ系)は、大人の恋の切なさとロマンを描いた、上質なラブストーリーである。『ビッ…

『半分、青い。』とは何だったのか

異色の朝ドラ『半分、青い。』とは何だったのか? 秋風羽織の“3羽の鳥”に込められていたもの

『半分、青い。』(NHK総合)が終わった。新しい朝ドラ『まんぷく』(NHK総合)はもう始まってしまったが、ネット上で様々な賛否両…

『恋のツキ』徳永えりの生々しさ

徳永えりのアラサー女性像が生々しすぎる 『恋のツキ』随所に散りばめられた“恋の尽き”を紐解く

『恋のツキ』のツキとは、ガチャガチャでレアが出た時のような「運が巡ってきた」という意味のツキであり、月という意味のツキであり、も…

挫折の先を描く『泣き虫しょったんの奇跡』

全ての人が心震える怒涛のラスト 『泣き虫しょったんの奇跡』は“夢を見続けること”を肯定する

これは、夢のその先の物語だ。「奇跡の実話」「感動の実話」「諦めなければ夢は叶う」、そんなキャッチフレーズに眉をひそめたくなる人こ…

『義母と娘のブルース』第1章から第2章へ

綾瀬はるかと佐藤健の物語はどう築かれていく? 『義母と娘のブルース』第1章から第2章へ

竹野内豊のいない『義母と娘のブルース』(TBS系)第2章は、第1章とはまた違った暖かさに溢れていた。第1章の終わりに白に染まった…

『義母と娘のブルース』“白”の演出を読む

綾瀬はるかと竹野内豊が見出した奇跡 『義母と娘のブルース』“白”の演出を読み解く

『義母と娘のブルース』(TBS系)は早くも大きな転換期を迎えようとしている。いつも朗らかに笑い、ナレーションの声だけでも綾瀬はる…

『グッド・ドクター』“おにぎり”の演出に注目

山崎賢人が食べる“おにぎり”の演出にも注目 『グッド・ドクター』はたくさんの愛を与えていく

毎週涙が止まらないドラマ『グッド・ドクター』(フジテレビ系)は斬新な医療ドラマだ。自閉症スペクトラム障害でサヴァン症候群という異…

ドラマ版『この世界の片隅に』の狙いを読む

松本穂香と二階堂ふみ、対極の存在が物語の軸に? ドラマ版『この世界の片隅に』の狙いを読む

ドラマ『この世界の片隅に』(TBS系)が描こうとしているのは、「日常」のリアリティなのかもしれない。原作で織り交ぜられていた夢を…

『半分、青い。』が描く残酷な時間の生々しさ

永野芽郁と佐藤健が見た夢の顛末 『半分、青い。』が描く、残酷な“時間”の生々しさ

『半分、青い。』(NHK総合)ほど、色彩と台詞、懐かしのフレーズ、シーナ&ザ・ロケッツの「ユー・メイ・ドリーム」など珠玉の名曲で…

『あな家』が描いた男女の本音

“ジェリコの壁”は壊せるのか? 『あなたには帰る家がある』が描いた男女の本音

『あなたには帰る家がある』(TBS系)が最終回を迎えた。全てを終えて、総じてこのドラマは口には出せない男と女の本音合戦であり、そ…

『半分、青い。』“過去”の扱い方を読む

永野芽郁と佐藤健は再び交わるのか? 『半分、青い。』独特な“過去”の扱い方から読む

朝ドラ『半分、青い。』(NHK総合)東京編が大きな転機を迎えた。第10週から第11週にかけて、鈴愛(永野芽郁)と律(佐藤健)、そ…

『おっさんずラブ』の魅力はなんだったのか?

『おっさんずラブ』の魅力はなんだったのか? 私たちに教えてくれた“壁”の乗り越え方

4月クールのテレビドラマの中でSNSを中心に最も大きな話題を呼んだ深夜ドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)が最終回を迎えて1…

『モンテ・クリスト伯』見事な光の演出を読む

ディーン・フジオカは復讐の先に何を見るのか? 『モンテ・クリスト伯』見事な光の演出

「お前が幸せなら、怒りで光の導く方へ進め」  第2話でファリア真海(田中泯)は、失意の暖(ディーン・フジオカ)にそう投げかけた…

中谷美紀&木村多江、2人が執着したもの

中谷美紀の“家”、木村多江の“思い出” 『あなたには帰る家がある』別れに辿り着いた2人の先は?

『あなたには帰る家がある』(TBS系)がますます見逃せない展開になっている。「夫婦のあるあるネタ満載の共感ストーリー」という最初…

『孤独のグルメ』“韓国出張編”決定

『孤独のグルメ Season7』“韓国出張編”決定 松重豊「韓国での認知度は、予想を遥かに超えました」

松重豊主演ドラマ『孤独のグルメ Season7』(テレビ東京系)が、第9話・10話の2週にわたって“韓国出張編”を放送することが…

永野芽郁と佐藤健のもどかしい関係性

永野芽郁と佐藤健の関係性がもどかしい 『半分、青い。』一風変わったヒロイン・鈴愛の独特な世界

北川悦吏子脚本の『半分、青い。』(NHK総合)の世界観の愛おしさは、一方通行のもどかしさにある。その世界はまるで、ナレーションの…

木村多江、『あな家』で幸薄女から魔性の女へ

木村多江、幸薄女から魔性の女へ 『あなたには帰る家がある』茄子田綾子役に滲む闇

木村多江から、目が離せない。  ドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系)の話だ。多くの女性が共感せずにはいられないだろう女…

『宮本から君へ』が熱くてしょうがない

池松壮亮が私たちの悩みをぶち破ってくれる 『宮本から君へ』が現在に蘇った意義

面白いだろうこと、とにかく熱いドラマだろうことは、池松壮亮と監督・脚本の真利子哲也、そして新井英樹原作『宮本から君へ』から予想は…

期待の4月クールドラマ

4月クール期待ドラマは? 『正義のセ』『ブラックペアン』『宮本から君へ』などジャンル別に紹介

1月クールのドラマが終わり、4月クールのドラマが始まるまでのこの間、もちろん特番やスペシャルドラマを観るのも楽しいのであるが、や…