伊藤沙莉の浅草氏は最高だ! 『映像研には手を出すな!』没入に誘うハスキーボイス
深夜に放送されているアニメ『映像研には手を出すな!』(NHK総合)に毎週目を潤ませてばかりである。アニメ製作に没頭する女子高生3…
高橋一生の悪の色気に虜にならずにはいられない 舞台『天保十ニ年のシェイクスピア』が放つ“毒”
日生劇場で絶賛上映中、今後の大阪公演、Blu-ray・DVDの発売も決定している『天保十ニ年のシェイクスピア』は非常に贅沢な作品…
野木亜紀子×山下敦弘が描く現代人の切なさと愛しさ 絶品の深夜ドラマ『コタキ兄弟と四苦八苦』
毎週金曜日の夜、こんなにも上質な深夜ドラマがあっていいのだろうかと思いながら『コタキ兄弟と四苦八苦』(テレビ東京系)を観ている。…
『アライブ』『トップナイフ』『病室で念仏を唱えないでください』など、各局医療ドラマの狙いは?
1月のドラマが続々と始まっている。なんといっても今期最大の特色は、6本にも及ぶ医療ドラマの乱立である。高視聴率が見込める医療ドラ…
年末企画:藤原奈緒の「2019年 年間ベストドラマTOP10」 テレビドラマを追いかけることは「時代」を見つめること
リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2019年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…
4コマ漫画の実写化作品はなぜ泣けるのか? 『殺カレ死カノ』『ぎぼむす』『自虐の詩』から考察
最近、ある映画を観て、自分でも信じられないほど涙が止まらなくなった。間宮祥太朗、桜井日奈子主演、小林啓一監督の映画『殺さない彼と…
『いだてん』“俺たちのオリンピック”はどこにたどり着く? 美談だけにはしない“危うさ”も描く面白さ
ドラマ自体だけではなく、現実の世界においてもあらゆる苦難にぶつかり、乗り越え、まさに走り続けてきた『いだてん~東京オリムピック噺…
『おっさんずラブ』が描いてきた“本当に大切なこと” 過去作の振り返りと新シリーズへの期待
ついに『おっさんずラブ』の新章が始まる。10月クールのドラマ陣の中で、遅めのスタートを切ろうとしている『おっさんずラブ-in t…
飯テロドラマの元祖! 『孤独のグルメ』『深夜食堂』が愛され続ける長寿シリーズとなった理由
世に「飯テロドラマ」は数あれど、この2本に勝る者はないのではないだろうか。『孤独のグルメ』と『深夜食堂』である。現在テレビ東京で…
限界集落を巡る、悲劇と喜劇のミステリー 米澤穂信『Iの悲劇』が問いかけるもの
Iの悲劇。「I」とは「愛」と思いきや、「Iターン」、つまり都市部から出身地とは別の地方に移り住もうとする人々のことを意味する。そ…
シム・ウンギョンの魅力は“映画そのもの” 『サニー』から『ブルーアワーにぶっ飛ばす』までを振り返る
心優しい夫がいて、仕事をバリバリこなす30歳のかっこいいCMディレクター。それが夏帆演じるヒロイン・砂田だ。とはいえうまくいって…
『ニッポンノワール』『G線上のあなたと私』『シャーロック』、見逃せない秋ドラマ期待の3作品
ようやく秋の肌寒さを自覚し始めた今日この頃、10月期のドラマが始まる。『時効警察』(テレビ朝日系)や『結婚できない男』(カンテレ…
伊藤沙莉、“集団”の中でこそ真価を発揮 『これは経費で落ちません!』で理想の後輩役に
『これは経費で落ちません!』(NHK総合)ほど登場人物全てが魅力的なドラマはない。第6回において江口のりこ演じる麻吹美華の登場で…
『あなたの番です』『セミオトコ』『凪のお暇』アパート・マンションドラマから読む現代社会
仕事終わりの金曜日。2本のドラマを観て大体泣いている。『凪のお暇』(TBS系)と『セミオトコ』(テレビ朝日系)である。なぜなら、…
『Heaven?』『凪のお暇』など夏ドラマは粒ぞろい! 岡田惠和、森下佳子が手がける深夜枠も注目
『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)、『監察医 朝顔』(フジテレビ系)等、夏ドラマが続々と始まっている。『ノーサイド・ゲーム』は原…
吉高由里子の笑顔をもう一度 『わたし、定時で帰ります。』最終回目前に直面した“最大の問題”とは
ドラマ『わたし、定時に帰ります。』(TBS系)は、新しい働き方を勝ち取るための「戦う」ドラマだ。吉高由里子演じる時代のニューヒロ…
藤野涼子の「好き」に心を撃ち抜かれる 『腐女子、うっかりゲイに告る。』の“尊さ”の象徴に
「ああ、好きだなあ」としみじみ思うドラマがある。NHKよるドラ『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』である。『女子的生活』(N…
作家・松井玲奈が紡ぎ出す色鮮やかな世界 美しくグロテスクな『カモフラージュ』を読む
本を読むという行為は、映画やドラマで俳優を見つめるのと違う。著者の、あるいは登場人物の脳内に侵入し、彼らの身体の内部から物語の情…
松坂桃李は欲望の中を漂う“しなやかな獣” 『ユリゴコロ』から『パーフェクトワールド』に至るまで
ここ何年か、最も目が離せない俳優、松坂桃李。インタビュー番組やバラエティ番組で常に謙虚で穏やかな微笑みを絶やさない彼は、映画『居…