藤原奈緒の「2022年 年間ベストドラマTOP10」 ドラマを通して向き合う「生きること」
リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2022年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…
『鎌倉殿の13人』を“生きた”人々に思いを馳せて 現代へと繋がる“希望”を描いた最終回
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合)が最終回を迎えて、1週間が経った。全くもってロスである。ここまで1年通して満足度が高い…
北条義時×北条政子の残酷で生々しい人生の肯定 『鎌倉殿の13人』最終回に寄せて
「何のために生まれてきたのか、何のために辛い思いをするのか、いずれわかる時がきます」 NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第4…
『鎌倉殿の13人』のキーワードとなる「天命に逆らうな」 三谷幸喜の巧みな脚本構造を分析
「天命に逆らうな」 第45回における大竹しのぶ演じる歩き巫女の言葉がしばらく耳に残っていた。人は何をもってそれを「天命」…
『エルピス』の食事描写が意図するもの 愛してくれる誰かを必要とする人間の欲求を考える
『エルピスー希望、あるいは災いー』(カンテレ・フジテレビ系)を観ていると、心の底から、いや、身体の奥底から、共鳴せずにはいられな…
『鎌倉殿の13人』全ての分岐点となっていた八重の死 反復される物語と台詞を読み解く
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が、第2章の終わりを迎え、遂に最終章へと向かおうとしている。第39回予告編における、時折穏やか…
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』が熱狂を生んだ理由 愛が詰まった美しく優しい世界に寄せて
Netflixシリーズ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は、自閉スペクトラム症でありIQ164の天才新人弁護士ウ・ヨンウ(パク・ウンビ…
NYの奥底で暮らす母娘が星を求めて 『きっと地上には満天の星』は心震える愛の物語
少女は、ずっと自分の背中に翼が生えてくるのを待っている。虹色のキラキラした翼が生えたら、愛する母と一緒にどこまでも、彼女の好きな…
『鎌倉殿の13人』と『平家物語』は対極な魅力の歴史劇に 壇ノ浦の戦いを中心に読み解く
今、中世がアツい。2022年1月期に地上波で放送された山田尚子監督・吉田玲子脚本のTVアニメ『平家物語』、現在放送中の三谷幸喜脚…
『カムカムエヴリバディ』がくれた“日々鍛錬する”私たちへのプレゼント 総集編本日放送
5月4日、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』総集編がNHK総合にて放送される。上白石萌音演じる安子、深津絵里演じるるい、川栄李奈演じ…
『鎌倉殿の13人』の非情な物語からなぜ目が離せないのか 三谷幸喜×大河の抜群の相性
愛すべき男が死んでしまった。一見怖そうな百戦錬磨の男といった顔の裏側に隠された、恐ろしく素直で純粋な部分を、なぜあんなにもたっぷ…
成海璃子×小川紗良『湯あがりスケッチ』“2つの世界”が描かれた異色回
夏目漱石『草枕』の終盤に、電車に乗って「行く人と、送る人の距離」が、車掌に戸をぴしゃりとしめられることによって隔てられ、切れかけ…
『カムカムエヴリバディ』川栄李奈×本郷奏多が愛おしい理由 平成の恋人たちの幸せを願って
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』(NHK総合)第68話にこんな場面があった。 るい(深津絵里)が、幼いひなた(新津ちせ)のため…
臼田あさ美から立ち上る映画の匂い 『湯あがりスケッチ』が描き出す心に残り続ける“シミ”
銭湯にいると、否が応でも他人の裸体が視界に飛び込んでくる。老いも若きも、その人が積み重ねてきた人生の重みを感じさせるその肌や、肉…
『カムカムエヴリバディ』は“名前”が重要なテーマに 太陽と月を取り込んだ「大月ひなた」
「心配せんでええ。今は真っ暗闇に思えるかもしれんけど、いつかきっと、光がさしてくる」 NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバ…
逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』や朝井リョウ『正欲』など話題作続々! 本屋大賞ノミネート作10作品を全解説
先日1月20日、「2022年本屋大賞」ノミネート作が決定した。本屋大賞とは、「売り場からベストセラーを作ろう」という思いから20…
『湯あがりスケッチ』は“銭湯そのもの” 小川紗良×伊藤万理華の言葉が心に沁みる
銭湯の湯気が光に照らされて、より立体的に浮かび上がり、水面が煌めく。北千住の銭湯「タカラ湯」に、小川紗良演じるヒロイン・澤井穂波…
異例尽くしのデビュー作『同志少女よ、敵を撃て』はなにが凄いのか? 現役書店員が魅力を解説
今、多くの書店の平台の目立つところに置かれ、飛ぶように売れている本がある。逢坂冬馬のデビュー作『同志少女よ、敵を撃て』(早川書房…








































