文芸の記事一覧

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大阪の新名所にすでに怪談が誕生?

大阪の新名所「あべのハルカス」の怪談とは? 文芸評論家が選ぶ、夏のホラー小説3選

夏である。熱いのである。ということで、読めば涼しくなるホラー小説を三冊紹介したい。いや、実際に涼しくなるものではないが、夏の様式…

今村翔吾『じんかん』で松永久秀に注目

大河ドラマ再開が待ちきれない! 今村翔吾『じんかん』で松永久秀を追いかけよう

タイトルの「じんかん」とは人間のことであり、「人と人が織りなす間。つまりはこの世(p.114)」のことを指す。今村翔吾著『じんか…

池上彰×増田ユリヤが語る、感染症と金融危機の歴史

池上彰×増田ユリヤが語る、感染症と金融危機の歴史 「経済危機や不況は、今後も必ず起きます」

今年4月末、コロナ禍の中で緊急出版された『感染症対人類の世界史』(ポプラ社)。池上彰と増田ユリヤというおなじみのコンビが、過去の…

「ビブリア古書堂」シリーズ最新刊堂々一位

「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズ最新刊、堂々の1位に ラノベ週間ランキング

本 ライトノベル 週間ランキング(2020年7月13日~2020年7月19日・Rakutenブックス調べ) 1位『ビブリア古…

『狂猿』第12回 相次ぐ膝のケガと心霊現象

葛西純自伝連載『狂猿』第13回 相次ぐ膝のケガとホテルで体験した心霊現象

葛西純は、プロレスラーのなかでも、ごく一部の選手しか足を踏み入れないデスマッチの世界で「カリスマ」と呼ばれている選手だ。20年以…

中国SF文学『三体』ブーム、なぜ?

中国SF文学『三体II』はなぜブームとなったのか 文芸書週間ランキング

週間ベストセラー【単行本 文芸書ランキング】(7月7日トーハン調べ) 1位 『気がつけば、終着駅』 佐藤愛子 中央公論新社 …

京アニ発「KAエスマ文庫」が今アツい

京アニが「KAエスマ文庫」に力を注ぐ理由 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』誕生の背景

電撃文庫やファンタジア文庫、ヒーロー文庫など数あるライトノベルのレーベルの中で、独特の存在感を放っているのが、京都アニメーション…

平安ラブコメミステリー『探偵は御簾の中』

平安時代ならではのトリックに脱帽! 平安ラブコメミステリー『探偵は御簾の中』の面白さ

ライト文芸の時代小説で、一番、人気のある時代はどこか。戦国? 幕末? いやいや、平安時代である。女性向けのライト文芸では、小田菜…

宮内悠介、ハイブリッドな新作が誕生

『賭博黙示録カイジ』や『賭ケグルイ』にも通じるスリル! 宮内悠介が描くギャンブル文学『黄色い夜』の凄み

第156回芥川賞候補となった「カブールの園」で、アメリカにかつてあった日系人強制収容キャンプを描き、ニューヨークの少年少女が登場…

25年後の「SATC」描かれる現代の恋愛事情

SATCが帰ってきた! 『25年後のセックス・アンド・ザ・シティ』で描かれる現代の恋愛事情とは

 1994年FIFAワールドカップの開催国となったアメリカで、『週刊ニューヨーク・オブザーバー』に連載されたコラムが話題…

「とある」シリーズの面白さはキャラにあり

「とある」シリーズと無縁の人生を過ごすのはもったいない! 広大無辺な世界の入り口は、キャラの魅力にあり

6月のライトノベル売り場に積み上げられた、やたらと分厚い文庫が鎌池和馬による『とある魔術の禁書目録(インデックス) 外典書庫①』…

ラノベ新人賞出身作家の尖った作品が続々

『探偵はもう、死んでいる。』『竜と祭礼』……新時代を拓く、新人賞発の尖ったラノベたち

アニメ化で盛り上がった山口悟『乙女ゲーム破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』(一迅社文庫アイリス)(以下・はめふら)…

葛西純自伝連載『狂猿』第12回

葛西純自伝連載『狂猿』第12回 アパッチプロレス軍入団と佐々木貴・マンモス佐々木との死闘

葛西純は、プロレスラーのなかでも、ごく一部の選手しか足を踏み入れないデスマッチの世界で「カリスマ」と呼ばれている選手だ。20年以…

ヒーローへの夢を諦めたモブ達へ捧ぐ

『涼宮ハルヒの憂鬱』に通じるモブ視点の物語 『同じクラスに何かの主人公がいる』が共感を誘う理由

いつかヒーローになって、世界を救う。子供の頃、こんなことを真剣に考えていた人は、意外と多いだろう。私も、そうなると信じていた。だ…

『鬼滅の刃』ロスに効く小説を読もう

『鬼滅の刃』ロスに効く、退魔の物語3選 『筺底のエルピス』『Cocoon 修羅の目覚め』『錆喰いビスコ』

人を喰う鬼たちを相手に、刀を振るい戦う鬼殺隊の活躍に魅了された吾峠呼世晴のマンガ『鬼滅の刃』。ライトノベルやエンターテインメント…

多和田葉子『星に仄めかされて』書評

日本が存在しない世界、移民となった女性は旅をする 多和田葉子『星に仄めかされて』が描き出す、越境の物語

この世界は現実なのか、夢なのか。神話や昔話の世界と地続きではあるが、描かれているのは、恐らく遠い未来の話。国も時代も超越した「言…

オカルト好きの有閑貴族が事件解決

交霊会で起こった奇妙な事件、貴族はどう解決する? 『有閑貴族エリオットの幽雅な事件簿』が描き出す、イギリスのオカルト事情

ヴィクトリア女王がイギリスを統治していた時代をヴィクトリア朝という。産業革命により、工業や文化が発展した、大英帝国の最盛期である…

カツセマサヒコが語る、初の長編小説への想い

カツセマサヒコが語る、初の長編小説への想い 「この小説では誰も成長していない。でも、それでもいいんじゃないかと思えた」

Twitterでの”妄想ツイート”が話題となり現在フォロワーは14万人を突破。これまで140字で人々を魅了し続けたカツセマサヒコ…

ブレイディみかこが語る、イギリスのいま

ブレイディみかこが語る、イギリスのコロナ禍と市井の人々の生活 「おっさんにも人生があるし、おっさんは悪魔ではない」

 ブレイディみかこの新刊『ワイルドサイドをほっつき歩け──ハマータウンのおっさんたち』が、6月3日に筑摩書房から発売され…