千街晶之のミステリ新旧対比書評 第12回:坂口安吾『不連続殺人事件』×飛鳥部勝則『抹殺ゴスゴッズ』
純文学作家が執筆したミステリ小説の中でも、最も知名度が高く、かつ傑作として定評があるのは、坂口安吾の『不連続殺人事件』である。1…
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純文学作家が執筆したミステリ小説の中でも、最も知名度が高く、かつ傑作として定評があるのは、坂口安吾の『不連続殺人事件』である。1…
1954年(昭和29年)9月26日、青函連絡船の洞爺丸が台風により沈没した「洞爺丸事故」は、1100人を超える死者・行方不明者を…
昭和の人気作家には、どうしてそんなに膨大な数の作品を書けたのか不思議に感じる書き手が少なくないが、そのひとりが笹沢左保である。初…
ジョン・ディクスン・カー、またの名をカーター・ディクスン。アメリカに生まれ、祖国とイギリスの両国で執筆活動を繰り広げた彼は、密室…
■松本清張の絶筆『神々の乱心』 『点と線』『ゼロの焦点』(ともに新潮文庫)などの作品で社会派推理小説ブーム…
フレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーという従兄弟同士の合作コンビであるエラリイ・クイーンは、日本の「新本格」の…
■ホテル探偵ものがシリーズになりづらい理由 人生の半分以上をホテルの一室で過ごした作家がいた。彼はそこで…
■映画『探偵〈スルース〉』に影響された国産ミステリ 前回から続く話題だが、映画『探偵〈スルース〉』の影響が垣間見…
■ミステリ映画の傑作『探偵〈スルース〉』 ミステリ映画史に残る傑作として知られる『探偵〈スルース〉』(1972年…
■多作な小説家、多岐川恭の傑作 1958年に『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を受賞した多岐川恭は、ミステリと…
■トラウマ級に怖かったモーリス・ルブラン『三十棺桶島』 1970年生まれの私が未成年の頃は、大体どこの図書館にも…
■新旧ミステリを比較して見えてくる作品の重層感 このたび、「リアルサウンド ブック」で、「千街晶之のミステリ新旧…