カルチャーの記事一覧
カルチャーの記事一覧です
ピアノはなぜ「女性にもっとも望ましい楽器」とされたのか? 女性音楽家を巡る歴史を知る2冊
2022年12月、女性奏者だけのオーケストラ、東京女子管弦楽団が発足して話題になった。創設したのは、自身もヴァイオリニストであり…
衝動のまま生きるために必要なこととは?『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』を読む
「衝動のままに生きているように見える人」というのが、世の中にはいる。そういう人はいきなりとんでもない場所に移住したり、ポンポン転…
『エイリアン』の美学を支えた、ロン・コッブ ハイテクと臓物が交錯する驚異的なデザイン力
『エイリアン』シリーズ最新作『エイリアン:ロムルス(原題 Alien:Romulus)』の、ティザー予告が公開された。これがも…
インネパ系カレー屋、日本全国に4000~5000軒もあるのはなぜ? ネパール人が育んだ独自の料理体系の謎
気がつくと、日本全国どこの街にもできていたインドカレー屋。メニューは判で押したように「バターチキンカレーを中心としたカレー数種、…
ナムコが生み出したBGM、スーパーマリオブラザーズの楽曲分析……ゲーム音楽の誕生とその技法に迫る2冊
昨2023年4月、テレビゲーム『スーパーマリオブラザーズ』の「地上のテーマ(地上BGM)」が、アメリカ議会図書館の全米録音資料登…
第二のあいみょんは生まれるか? 話題の書『ブックオフから考える「なんとなく」から生まれた文化のインフラ』藤谷千明・評
■ブックオフという「公共圏」 『ブックオフから考える「なんとなく」から生まれた文化のインフラ』は、ブックオフの社会…
レコードの検閲と発禁、業の結晶としてのジャズ……音楽史の暗い裏面を描く2冊
2018年、いくつかの音楽配信サービスで「The Uncensored Playlist(無検閲プレイリスト)」なるプレイリスト…
音楽業界人も役立つ一冊! 兵庫慎司が『17人のエキスパートが語る 音楽業界で食べていく方法』を読む
音楽業界でそれなりに歳を食ったおじさんあるある。専門学校の講師、やりがち。と、若い頃は思っていたが、あにはからんや、数年前から、…
M-1、ナイツ・塙宣之「ダンビラムーチョは寄席で一番ウケるネタ」の真意は?『東京漫才全史』が紐解く歴史
本書『東京漫才全史』(筑摩選書)は、1996年生まれの漫才研究家・神保喜利彦(じんぼきりひこ)による、これまで書かれる…
ぽん酢サワーだけじゃない! カレー味からスイーツまで、ミツカン「お酢」の無限の可能性
近年の健康ブームでますます人気が高まる「お酢」。店頭には米酢や穀物酢など様々な種類の酢が並び、韓国で人気のビネガードリンクもすっ…
朝ドラ『ブギウギ』笠置シヅ子とはどんな人物だったのか? 自伝から音楽史まで、関連書を読み解く
10月2日から放映が開始されたNHK連続テレビ小説『ブギウギ』、皆さんご覧になっていますか? 今回の朝ドラはいつにも増して注目度…
いちばん簡単でうまいカルボナーラはどれ? 料理研究家たちの最新レシピ三種を食べ比べ
誰もがせわしない毎日を送る現代社会。三度ならず一度の食事を作ることすら億劫になり、大人のイヤイヤ期にフタをするように外食に走る方…
激しいパンクの響きには“優しさ”が込められているーーISHIYA『Laugh Til You Die 笑って死ねたら最高さ!』レビュー
かつてTHE BLUE HEARTSの甲本ヒロトは、パンクロックのことを「やさしいから」好きだと歌った(※)。 ※「パンク・ロ…
坂本龍一にとって「本」はどのような存在だったのか? 書籍『坂本図書』を読む
私は音楽ライターとして様々なミュージシャンに取材する機会があるが、その作品が個人的な好みに合致する場合は特に、「どんな本を読んで…
映画『君たちはどう生きるか』子どもには理解できない作品なのか? 思い出されるのは作家・ロアルド・ダールの影響
宮崎駿監督の映画『君たちはどう生きるか』を観た。最初は予備情報なしで、そしてたくさんの映画レビューを閲覧した上でもう一度。 …
ダンスプロデューサー・夏まゆみはなぜ執筆活動に力を注いだのか? 遺作に込められた「言葉の力」
モーニング娘。、AKB48、吉本印天然素材、長野冬季五輪閉幕式……夏まゆみが振り付けをしたグループや番組、セレモニーを列記してい…
音楽雑誌『Player』休刊に寄せて 55年にわたって愛され続けた誌面を振り返る
「このたび音楽雑誌Playerは、2023年6月30日発売Player2023年Summer号をもちまして休刊することと相成…
旧ソ連の珍品「肋骨レコード」とは? ディスクユニオンのレコード・バイヤーによる解説本が面白い
いささか唐突ではあるが、「肋骨レコード」なるものをご存じだろうか。1940年代から1960年代の旧ソ連で密造された、なんとも怪し…
「わし」「じゃ」と話す“博士ことば”のルーツは? 「役割語」で知るキャラクターの歴史
〈まったくどなたもカンにさわることばかりなさるわね‼︎〉(山本鈴美香「エースをねらえ!②」)なんて言葉づかいをする、高貴なイメー…
羽柴秀吉の読み方は「ファシバフィデヨシ」だった? 世界一複雑な日本語の成り立ち
「ファシバフィデヨシ」「ツァツァノファファミヤマモツァヤニツァヤゲドモ」。歯が無い状態で喋っているわけではない。前者は戦国武将「…