書評の記事一覧
書評の記事一覧です
「とある」シリーズ新たな外伝『とある科学の未元物質』で垣間見えた、垣根帝督の人間らしさ
鎌池和馬によるライトノベル『とある魔術の禁書目録(インデックス)』(電撃文庫)は、2004年刊行の第1作から巻数を重ね、15周年…
『映像研には手を出すな!』金森氏は“アニメ制作のリアル”を伝える 有能なディレクターの役割
今、話題の人気漫画『映像研には手を出すな!』。今年に入りNHKでのアニメ放映、そして実写ドラマ化、実写映画化の決定とノリに乗って…
『約ネバ』と『カイジ』の共通点とは? 『約束のネバーランド』18巻に見る、ゼロサムゲームの世界観
週刊少年ジャンプで連載されている白井カイウ(原作)、出水ぽすか(作画)の漫画『約束のネバーランド』(集英社、以下『約ネバ』)は、…
14歳でデビューした漫画家・ときわ藍、デビューの裏側に母娘の『まんが道』アリ 生まれ変わった『ドラえもん』を読む
14歳でデビューした「ときわ藍(らん)」という漫画家をご存じだろうか。短編『アイドル急行』で小学館新人コミック大賞(少女・…
『憂国のモリアーティ』は優れたパスティーシュだーー“正典”への大胆なアプローチを読む
この世界にある、すべての物語の中で、もっともパロディ、パスティーシュ作品が生まれているのは、コナン・ドイルの「シャーロック・ホー…
『呪術廻戦』はエンタメ漫画の最前線へ 最新10巻「渋谷事変」で描くリアルなバトルの興奮
『週刊少年ジャンプ』で連載中の『呪術廻戦』(集英社)は芥見下々による呪術バトルアクション漫画。 物語は、呪霊が跋扈する現代を…
『ハイキュー!!』の革新的な漫画表現ーー「壁」を乗り越える見開き演出に迫る
「目の前に立ちはだかる 高い 高い 壁 その向こうは どんな眺めだろうか。どんな風に見えるだろうか」とは『ハイキュー!!』の第1…
『恋はつづくよどこまでも』続編はあるのか? 原作から読み解く、天堂と七瀬のアナザーストーリー
円城寺マキの同名コミックスが原作のドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)が3月17日の放送で最終回を迎える。本作は魔王とい…
もしもダライ・ラマ6世に転生したら? comicoに韓国ウェブトゥーン『倉央嘉措』が掲載された意義
転生ものは世に無数にある。なろう系の流行以前にも『ぼくの地球を守って』『十二国記』のような名作がいくつもあるし、なろう系流行以後…
ドラえもん『週刊少年サンデー』ジャックに見る、漫画雑誌の生き残り戦略
小学館あげてのドラえもん50周年企画 現在、藤子・F・不二雄の『ドラえもん』の連載開始50周年を記念して、小学館の雑誌50誌…
『映像研には手を出すな!』浅草氏のジェンダーレスな「個」の魅力 異色の“アニメ漫画”のキャラ設定に迫る
今年1月からNHKでアニメがスタートし、それをきっかけに『映像研には手を出すな!』を知ったという方も多いだろう。しかしこの作品、…
Twitter発の猫マンガ『手から毒がでるねこのはなし』に学ぶ、“どん底な人生の乗り越え方”
生きていると、もう2度と這い上がれないと思うほど、どん底な日を経験することがある。幸せなんてみえない。このまま絶望に飲みこまれて…
手塚治虫が夢見た未来が現実に? 『ぱいどん』はAIと人間の共同作業の第一歩
AIが作った129案のプロット もし手塚治虫が存命で漫画を描き続けていたら、どんな漫画を描いているのだろうか――そんな想像か…
『ケンガンアシュラ』十鬼蛇王馬の魅力は“ギャップ”にあり? 絶対的王者でありながら憎めないキャラに迫る
みなさんは原作サンドロビッチ・ヤバ子、作画だろめおんによる格闘漫画『ケンガンアシュラ』をご存じだろうか? 緻密に計算されたバトル…
『1日外出録ハンチョウ』こそ“持たざる独身中年男性”にとって最強のライフハックだ
働く30〜40代の独身男性にとって、今もっとも共感できる実用的なライフハック漫画は、「カイジ」シリーズのスピンオフ作品『1日外出…