『ゴールデンカムイ』過酷な旅にこそアシリパの料理が必要? チタタプ、脳味噌、目玉……未知の食材の豆知識

『ゴールデンカムイ』アシリパ料理の魅力

 『ゴールデンカムイ』235話(『週刊ヤングジャンプ』2020年18号)では銃弾が飛び交い、船内が荒れ狂う事態に!  杉元らだけでなく、乗客も大混乱……波乱の幕開けである。江別に辿り着くまで、一体何人の犠牲者が出るのだろうか。
 
 緊迫した状況の中、アシリパは居眠りの真っ最中。彼女はすぐ“おねむの時間”が来たり、眠いとご機嫌斜めになるので、睡眠は欠かせない。大人びたアシリパの子供らしいキュートな一面とも言えるが……危険はすぐそこへ迫っているのだ。

アシリパの料理を楽しめる日々は帰ってくるのか?

 さて、現在は川の上を走っているが、アシリパと言えばやはり山が似合う。船上の争いを終えて、再び狩りや料理のシーンを一目見たいと熱望する読者は多いだろう。

 このシーンの人気が高い理由は、アシリパの“豆知識”にある。リスやウサギの皮を、服を脱がせるように剥がすことや、刃物で叩いてひき肉にするのを「チタタプ」と呼ぶなど新鮮な情報がイッパイ。現代はこうした自給自足が難しいからこそ、より興味が湧いてしまう。そもそも杉元と同様に、リスが食べられることを知らなかった人も多いはずだ。

 そしてさらに衝撃的なのが、脳味噌や目玉を生で食べること。常になんとも言えない表情で食すキャラクターが気になり「ゴールデンカムイ 脳味噌 味」で検索するファンが後を絶たない。それらは珍味として扱われており、アシリパは脳味噌に塩をかけたものが大好物。共に行動する仲間は必ず一度食べさせられているといっても過言ではない。あの牛山や尾形も犠牲(?)となっているのだから。

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