『呪術廻戦』クールな式神使い・伏黒恵、「不平等に人を助ける」という信念

『呪術廻戦』伏黒恵の信念

 『週刊少年ジャンプ』2020年20号の『呪術廻戦』第103話では、前回に引き続き、呪術師たちと呪霊・呪詛師たちとの総力戦となる“渋谷事変”が繰り広げられている。

 主人公の虎杖悠仁やその相棒的ポジションである伏黒恵の担任で最強の呪術師・五条悟が、夏油傑により特級呪具の獄門疆に封印されたため、呪術師たちにとって彼を解放することが急務となっている。そんな渋谷事変にて、カギとなるキャラクターの伏黒恵について解説したい。

 伏黒恵は、東京都立呪術高等専門学校(以下、高専)の1年生で虎杖悠仁や釘崎野薔薇の同級生。恵は呪術御三家で禪院家の血筋を継ぐ。1年生ながら2級呪術師であり、五条悟は実力もポテンシャルも宿儺を受肉した悠仁と遜色ないとしている。

 術式は、禪院家相伝「十種影法術」。両手で動物の影絵を作り、式神を呼び寄せる。式神には、呪いを嗅ぎつけたり標的に向けて攻撃したりする玉犬、空中からの攻撃に向いた鵺、重量を利用して踏みつけたり長い鼻からの水圧で押し切ったりする満象などがいる。それらの式神を戦況に応じて使い分けるのだ。

 恵は式神をもちいた遠距離戦を得意とするが、近接戦でも上手く立ち回れる。領域展開は「嵌合暗翳庭」。洞窟に囲われた沼に複数の式神を呼び寄せて、相手に確実に攻撃を当てる。領域全体に影が広がっているためか、両手を使わずして式神を使いつつ近接格闘も可能になる。

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