『ジェラール・フィリップ 最後の冬』時代に先駆けた夭折のスター その新しさを再発見する
1959年11月初めのパリ、『勝手にしやがれ』試写の夜、“新しい波”のなかでもとびきり新しい映像で「若い世代の感情を表現している…
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
1959年11月初めのパリ、『勝手にしやがれ』試写の夜、“新しい波”のなかでもとびきり新しい映像で「若い世代の感情を表現している…
『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、2020年9月18日に公開されたアニメーション映画で、TVシリーズ、外伝を経て公…
現代のニューヨークにディズニープリンセスがやってきて大騒動が巻き起こる実写映画『魔法にかけられて』(2007年)は、そのユニーク…
20年ほど前、坂本龍一のピアノ・ソロ・コンサートを聴きにいった。当時の日本は、「三共リゲインEB錠」のCM曲「energy fl…
「ロンドンから、家政婦さんがドレスを買いにきたわよ!」 世界的ファッションブランド「ディオール」のメゾンにて、お針子たち、フ…
公開当時、史上最高の興行収入を記録するヒーロー映画となった『ブラックパンサー』(2018年)は、アフリカ系のキャストや監督が中心…
映画とは、映像と音が重なりあう芸術だ。この2つは密接に分かちがたく結ばれており、どちらも欠かすことはできない。 サイレント映…
いよいよ11月11日に日本公開された『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』。神秘の国ワカンダと謎の海底王国タロカンの大戦争…
困窮するシングルマザーの看護師(ナース)と、何かと彼女を助けようとする、親切な同僚男性。この二人の看護師の物語を描く『グッド・ナ…
『線は、僕を描く』は、珍しいタイプの青春映画だ。水墨画を題材にしているというのももちろんだが、一つのジャンルに打ち込む内容であり…
伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』(角川書店)を原作に実写映画化したブラッド・ピット主演のアクション映画『ブレット・トレイン』。…
誰もが知る、ウィリアム・シェイクスピアの筆による演劇『ロミオとジュリエット』。そのなかに「ロザライン」という名前が出てくるのをご…
「アムステルダム」。映画のタイトルにもなっているその言葉は、3人組のメインキャラクターが劇中で何度も口にする、想い出の土地の…
実写映画『耳をすませば』が公開された。同タイトルのスタジオジブリによるアニメーション映画は国民的な人気を誇り、メインキャラクター…
新海誠監督作『秒速5センチメートル』を初めて鑑賞した際、その切ないストーリーに、3日間ほど落ち込んでしまった。まるで自分が長年好…
約10年にわたって展開された大人気シリーズ、映画『るろうに剣心』の第5作目にして最終作である『るろうに剣心 最終章 The Be…
東京五輪で新競技として採用され、日本代表も好成績をおさめたこともあってか、2020年以降、スケートボードの知名度や需要は、(特に…
ディズニープラスからハロウィンのシーズンに合わせて配信された『マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・…
ノーベル賞を2度受賞した天才科学者“キュリー夫人”こと、マリ・キュリー。誰もが子どもの頃、伝記小説もしくは漫画でその名前を目にし…
最強にして最凶の男・雪代縁(新田真剣佑)がついにお茶の間に登場。そう、2011年より制作が始まった人気シリーズ『るろうに剣心』の…
ファレリー兄弟監督の兄として、『メリーに首ったけ』(1998年)など、際どいユーモアが炸裂するコメディ映画を手がけてきたピーター…
物語を観終えたあとの余韻こそが物語かもしれない、といつも思いながら歩いて帰る。私が『マイ・ブロークン・マリコ』を試写で観たあとの…
1991年に公開され、ヒット作として愛された『アダムス・ファミリー』。ダークユーモアたっぷりに、当時の“一般的”アメリカ人や家庭…
森見登美彦原作、湯浅政明監督により好評を博した、四畳半に住むモラトリアム学生が主人公のTVアニメ『四畳半神話大系』、そして映画『…
eillだからこそできた「リアルな恋を歌う」こと 劇場版アニメ『夏へのトンネル、さよならの出口』(以下、『夏トン』)が公開中…
野村芳太郎監督『張込み』(1958年/松竹)(前編) 2年前が「生誕100年」、今年が「没後30年」と、まあ、普通だった…