作品評の記事一覧

(2469件)

公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

『ブレット・トレイン』の癖になる日本描写

ありえない日本描写がクセになる 推しキャラを作って楽しむ『ブレット・トレイン』

伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』(角川書店)を原作に実写映画化したブラッド・ピット主演のアクション映画『ブレット・トレイン』。…

『アムステルダム』豪華キャストの演技合戦

豪華キャストによる演技合戦が圧巻! 『アムステルダム』の合言葉が意味するもの

  「アムステルダム」。映画のタイトルにもなっているその言葉は、3人組のメインキャラクターが劇中で何度も口にする、想い出の土地の…

ヒップホップとスケートボードの蜜月の始まり

ヒップホップとスケートボードの蜜月を記録 『All the Streets Are Silent』から得るヒント

東京五輪で新競技として採用され、日本代表も好成績をおさめたこともあってか、2020年以降、スケートボードの知名度や需要は、(特に…

『ウェアウルフ・バイ・ナイト』の意義を考察

マーベル・スタジオ“初のホラー作品” 『ウェアウルフ・バイ・ナイト』にみる新たな可能性

ディズニープラスからハロウィンのシーズンに合わせて配信された『マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・…

映画『キュリー夫人』が描く“女性の生き様”

『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』が描く“女性が強く生きること” 希望の光がそこに

ノーベル賞を2度受賞した天才科学者“キュリー夫人”こと、マリ・キュリー。誰もが子どもの頃、伝記小説もしくは漫画でその名前を目にし…

『史上最高のカンパイ!』が届けるメッセージ

ピーター・ファレリー監督による異色の戦争映画 『史上最高のカンパイ!』のメッセージ

ファレリー兄弟監督の兄として、『メリーに首ったけ』(1998年)など、際どいユーモアが炸裂するコメディ映画を手がけてきたピーター…

『七人樂隊』に宿る香港への“愛情”

ジョニー・トーらの香港への“思い入れ”と“愛情” 『七人樂隊』が描く時代の移り変わり

激動の時代のなかで、変化のときを迎えようとしている香港。そんな都市の、まだイギリスの植民地だった1950年代から、現在、未来へと…

『アダムス・ファミリー2』と人種問題

『アダムス・ファミリー2』と人種問題 悪趣味キャンプが象徴する地獄への痛快な“反撃”

1991年に公開され、ヒット作として愛された『アダムス・ファミリー』。ダークユーモアたっぷりに、当時の“一般的”アメリカ人や家庭…

『四畳半タイムマシンブルース』を解説

複雑な感情を映像化 『四畳半タイムマシンブルース』が描くモラトリアムや“青春”の終わり

森見登美彦原作、湯浅政明監督により好評を博した、四畳半に住むモラトリアム学生が主人公のTVアニメ『四畳半神話大系』、そして映画『…

『アダムス・ファミリー』が肯定するもの

普通ではなく自分であれ ダークユーモアで『アダムス・ファミリー』が肯定し、描くもの

『アダムス・ファミリー』を観たことはなくても、あの有名なフィンガースナップでお馴染みのテーマ曲を一度は耳にしたことがある、という…

『ブレット・トレイン』のドライブ感

死と暴力と日本愛に溢れた『ブレット・トレイン』 新幹線に乗り込んだようなドライブ感

ブラッド・ピット主演、デヴィッド・リーチ監督の弾丸エンターテインメント『ブレット・トレイン』がついに日本に着弾した。伊坂幸太郎の…

『NOPE/ノープ』不穏さ漂う作風を考察

『NOPE/ノープ』ジョーダン・ピールはポスト・スティーヴン・スピルバーグと呼べるか?

いま映画における言論空間で求められているのは、いわゆる映画批評……「これまでの歴史と照らしわせて、その作品がどういう位置づけにあ…

『アイ・アム まきもと』心を通わせる大切さ

今度は“迷惑”な阿部サダヲ 『アイ・アム まきもと』が教えてくれる心を通わせる大切さ

これまで数多くの作品で見事な怪演っぷりを披露し、注目を集めてきた俳優・阿部サダヲ。そんな彼が今度は「迷惑公務員を演じる」と聞けば…