作品評の記事一覧

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公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

『ジュマンジ3』は前作からの“周回プレイ”

『ジュマンジ/ネクスト・レベル』は前作からの“強くてニューゲーム” 俳優陣の名演が光る

『ジュマンジ/ネクスト・レベル』(2019年)は、1995年から続く人気シリーズの3作目となる作品だ。「ボードゲームで遊んでいる…

最旬2大女優の競演によるガールズムービー

最旬2大女優のガールズムービー! 『ラストナイト・イン・ソーホー』が描く、現実と夢

ホラー、SF、アクションなど、これまで様々なジャンルの作品を手掛けてきたエドガー・ライト監督。『ラストナイト・イン・ソーホー』は…

『緋色の弾丸』ファン必見の4つのポイント

『名探偵コナン 緋色の弾丸』ファン必見の4つのポイント 最新作に繋がる進化と不変の魅力

『名探偵コナン 緋色の弾丸』が、4月22日21時より日本テレビ系『金曜ロードショー』で放送される。これは現在公開中の劇場版最新作…

『ファンタビ』シリーズに内在していた問題

『ダンブルドアの秘密』であらわになった、『ファンタビ』シリーズに内在していた問題

J・K・ローリングがオリジナル脚本を務める、『ハリー・ポッター』シリーズの作品世界を共有した映画『ファンタスティック・ビースト』…

『アネット』はレオス・カラックスの新境地

レオス・カラックスが見出した、観客の感情との確かな接点 『アネット』で新たな境地へ

映画界に存在する伝説的な存在の一人である、レオス・カラックス。フランスで10代より映画批評家として活躍し、20代から30代のはじ…

菊地成孔『パワー・オブ・ザ・ドッグ』評後編

菊地成孔の『パワー・オブ・ザ・ドッグ』評(後編):ジェーン・カンピオンは「過剰な男性性」を裁いただけなのか?

『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(後編)/唯一オスカーを受賞したジェーン・カンピオンは「過剰な男性性」を裁いただけなのか? 前編:…

『ナイトメア・アリー』いま映画化された意義

ギレルモ・デル・トロからの真摯な警鐘 『ナイトメア・アリー』が現代に映画化された意義

半魚人、妖精、悪魔の子など、さまざまなモンスター/クリーチャーを描いてきたギレルモ・デル・トロ監督。そんな彼が、人間の“内なる怪…

肩肘張らずに観られる『アダム&アダム』

ライアン・レイノルズの魅力が凝縮された『アダム&アダム』 バディものの新たな代表作に

『フリー・ガイ』が記憶に新しいライアン・レイノルズとショーン・レヴィ監督が再びタッグを組んだ『アダム&アダム』がNetflixで…

吸血鬼映画としての『モービウス』

吸血鬼映画としての側面も 『モービウス』が垣間見せた今後のシリーズのさらなる可能性

映画会社が異なるという“大人の事情”を乗り越え、双方の作品のキャラクターたちがともに活躍するという、夢のコラボレーションを果たし…

『ファンタビ2』は最新作を読み解くヒントに

『ファンタビ』第2作は最新作を読み解くヒントに グリンデルバルドが放つ奥深い魅力

今こそ、謎のヴェールに包まれた魔法界の扉を開ける時――。『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』が公開され、いよいよ…

『SING/シング』シリーズ人気の理由

『SING/シング:ネクストステージ』にみるシリーズ人気の理由 娯楽産業の抗い難い魔力

ユニバーサル・ピクチャーズ傘下のアニメ製作会社「イルミネーション」の劇場作品の一つとして多くの観客を魅了、予想を超える評価を獲得…

今こそ観るべき『親愛なる同志たちへ』

『親愛なる同志たちへ』に凝縮された国家と個人の戦い “ミクロな物語”を知る大切さ

ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから1カ月以上が過ぎた。この間、私たちはロシアとはどういう国家なのかを改めて考えざるを得なく…

『ファンタビ』は音楽&衣装に注目

観客を魔法界に引き込むクリエーション 『ファンタビ』第1作は音楽&衣装デザインに注目

日本中が魔法にかかった『ハリー・ポッター』から20年。新たな魔法界で繰り広げられる物語が、ふたたび人々を魅了している。  『ハ…

ベイやん円熟期の快作『アンビュランス』

爆発、ブチギレ、コテコテのギャグ 『アンビュランス』はマイケル・ベイ円熟期の快作だ!

走れ光速のベイやん救急車~♪ というわけで『アンビュランス』(2022年)だ。とある兄弟が銀行強盗でミスって救急車を乗っ取って、…

150分の地獄めぐり『ナイトメア・アリー』

負のグルーヴ感に満ちた150分の地獄めぐり 最後まで目が離せない『ナイトメア・アリー』

酒と泪と男と女。『ナイトメア・アリー』(2021年)は、そういう映画である。ワケあり男スタン(ブラッドリー・クーパー)は、たまた…

『ザ・バットマン』176分の最大の問題点

『ザ・バットマン』176分の最大の問題点 “第2作が傑作”シリーズの伝統に続くか

さぁ、闇の騎士の帰還だ。大成功を収めたクリストファー・ノーラン版“ダークナイト3部作”以来、10年ぶりのバットマン単独作の登場だ…

スピルバーグが見つめ直すアメリカ

『ウエスト・サイド・ストーリー』で見つめ直すアメリカ 物語本来の人種構造とその対立

スティーヴン・スピルバーグ監督の『ウエスト・サイド・ストーリー』は1961年のロバート・ワイズ監督作『ウエスト・サイド物語』のリ…

『謎のプリンス』ドラコ・マルフォイを考える

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』でハリーと正面対決 ドラコ・マルフォイについて考察

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』は、シリーズ最終章の入り口だ。ついに宿敵ヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)を倒すための具体…

『ザ・バットマン』は野心的かつストイック

ブルース・ウェインの完璧な成長物語 『ザ・バットマン』は野心的かつストイックな作品に

治安最悪の街ゴッサムを、どけんかせんといかん! というわけで、若きブルース・ウェイン(ロバート・パティンソン)は、今日もコスチュ…

怪作映画『ガンパウダー・ミルクシェイク』

『ガンパウダー・ミルクシェイク』アクション映画大好き人間の遊び心とハードボイルド魂

ネオンきらめくクライム・シティ(※公式名称です。私が勝手につけたんじゃありません)では、今日も悪党どもがシノギを削り合う。この街…

『ザ・バットマン』を徹底解説

『THE BATMAN-ザ・バットマン-』は何を描こうとしたのか? 90年代的思想などから考察

スーパーマンとともに、DCコミックスを代表するヒーローであり、実写映画でも数々の人気シリーズを生み出してきた“バットマン”。近年…

『ナイル殺人事件』原作との違いを“推理”

『ナイル殺人事件』ポアロの若い時期の描写の意味とは? 原作とは異なる改変部分を“推理”

『ベルファスト』でアカデミー賞の主要賞にノミネートされている、話題のケネス・ブラナー監督。彼が主演し、監督している新たな『名探偵…

『ウエスト・サイド~』2つの胸熱ポイント

舞台『ウエスト・サイド・ストーリー』をいかに映画に昇華? 胸が熱くなる2つのポイント

スティーヴン・スピルバーグが監督したミュージカル映画『ウエスト・サイド・ストーリー』が公開中だ。本作は1957年、レナード・バー…

スピルバーグの映画的な運動への執着

スピルバーグの映画的な運動への執着が生々しく刻まれた『ウエスト・サイド・ストーリー』

目の前に広がる瓦礫の山、50年代ニューヨークのマンハッタン、アッパー・ウエスト・サイドには10代の子供たちの心象風景と重なるよう…