『ホットスポット』“いい話”に絶対にしない絶妙なオチ 誰もが期待した安藤サクラも登場!

最終章に突入となる『ホットスポット』(日本テレビ系)第8話放送前、バカリズムが「今日は特にリアルタイムで観た方が良いと思います。」とSNSにポストしていた。それを野間口徹が「バカリズムさんもこう仰ってるので是非リアタイを。」と引用リポスト。なるほど、そういうことかと身構えていたつもりだったが、『ホットスポット』はまたしても予想を大きく裏切る展開を見せた。
今夜10時30分から日テレ系
「ホットスポット」第8話。
今日は特にリアルタイムで観た方が良いと思います。
ぜひぜひ。#ホットスポット— バカリズム (@BAKARHYTHM) March 2, 2025
第8話のメインとなっているのは、高橋(角田晃広)の生い立ち。第1話冒頭で、野間口演じる男性・恭介が鼻を啜る息子と温泉に入っている映像が流れており、「治ったか?」と話しかけるそぶりからそれが副作用を治す幼い高橋とその父親ではないかと、多くの視聴者が予想していた。結果的にその通りであり、ホテルの温泉が高橋とその家族にとっての“ホットスポット”だったことが明かされる。
しかし、その母親・弘子を演じるのが、安藤サクラだとは。これだけのバカリズム脚本オールキャスト状態であれば、どこかで出てくるのではと否が応でも期待はしてしまうが、まさかここ! 『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)で言う、あーちん(安藤サクラ)と宮岡(野間口徹)である。

高橋の回想は、小学生低学年(木下瑛太)、小学生高学年(幸田知士)、高校生(寺島弘樹)といった具合にたっぷり描かれるが、小学生低学年の高橋が宇宙人としての能力を無意識に使ってしまい、弘子が学校に呼び出されるシチュエーションは、映画『怪物』を彷彿とさせる。
弘子は優しい母親だ。無意識とはいえ、上級生を吹っ飛ばしてしまった息子の過剰防衛を「ギリギリセーフ」と特別に許し、手を握りながら「今度こういうことがあったら逃げる」と教え込む。これは父の恭介が宇宙人のことを告げる前のこと。落ち込む息子に「お父さんには絶対に内緒」と連れていってくれたのが、当時出来たばかりの喫茶「もんぶらん」だった。

今から50年前の1975年2月23日(富士山の日)に山梨県で起きた甲府事件と高橋家が繋がったり、高橋のズルっぱげ、車に轢かれそうになっている清美(市川実日子)を能力を使って事故から助けたのは母親を救うことができなかったことから(母親は生きてる)、などが次々と高橋の口から明かされていく。






















