作品評の記事一覧

(2324件)

公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

『ブレット・トレイン』のドライブ感

死と暴力と日本愛に溢れた『ブレット・トレイン』 新幹線に乗り込んだようなドライブ感

ブラッド・ピット主演、デヴィッド・リーチ監督の弾丸エンターテインメント『ブレット・トレイン』がついに日本に着弾した。伊坂幸太郎の…

『NOPE/ノープ』不穏さ漂う作風を考察

『NOPE/ノープ』ジョーダン・ピールはポスト・スティーヴン・スピルバーグと呼べるか?

いま映画における言論空間で求められているのは、いわゆる映画批評……「これまでの歴史と照らしわせて、その作品がどういう位置づけにあ…

『アイ・アム まきもと』心を通わせる大切さ

今度は“迷惑”な阿部サダヲ 『アイ・アム まきもと』が教えてくれる心を通わせる大切さ

これまで数多くの作品で見事な怪演っぷりを披露し、注目を集めてきた俳優・阿部サダヲ。そんな彼が今度は「迷惑公務員を演じる」と聞けば…

『るろうに剣心』が生んだ実写ならではの表現

『るろうに剣心』が追求する“実写ならでは”の表現とは? 時代劇の美学と異なるリアリティ

和月伸宏のマンガを、大友啓史監督が実写映画化した『るろうに剣心』は、マンガ・アニメの実写映画化の成功例と言われる。シリーズ全5作…

『NOPE/ノープ』のテーマを徹底考察

『NOPE/ノープ』に込められたテーマを徹底考察 逆転した“見られる者”と“見る者”の関係性

映画のはじまりは、フランスのリュミエール兄弟による「シネマトグラフ」の発明からだということは、映画好きの間ではよく知られている。…

『ソニック』続編、なぜアメリカで大人気に?

『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』はなぜアメリカで人気を勝ち得たのか

「ゲーム原作映画を成功させるのは難しい」と長年言われてきたが、アメリカの映画界が試行錯誤を繰り返しているなかで、『ソニック・ザ・…

『ラック~幸運を探す旅~』の高揚感

『ラック~幸運をさがす旅~』はピクサー的な作品に 宮﨑駿作品などにも通じる高揚感

『ミッション:インポッシブル』シリーズや『トップガン マーヴェリック』などを手がけるスカイダンス・メディア。そのアニメ部門である…

『プレデター:ザ・プレイ』は意欲作に

引き継がれた第1作の“魂” 『プレデター:ザ・プレイ』の続編映画としての理想的な姿勢

『ホーム・スイート・ホーム・アローン』に続いて、20世紀スタジオを買収したディズニーが、同スタジオの大ヒットシリーズを配信作とし…

『輪るピングドラム』は新たな宗教哲学か

『輪るピングドラム』は新たな宗教哲学か 劇場版に追加された不気味な予言シーンも

TVアニメ『輪るピングドラム』の放送から、およそ10年の時を経て、新作パートを加えた総集編として新たに構築された、『劇場版 RE…

『ジュラシック・ワールド』シリーズの課題

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』にみる、映画界のシリーズ作品における課題

映画史に巨大な爪痕を残した、スティーヴン・スピルバーグ監督の『ジュラシック・パーク』(1993年)の公開から、およそ30年。その…

劇場版『ドンブラザーズ』は親子で楽しい一作

劇場版『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』は親子で楽しめる一作 5人揃った“名乗り”も必見

夏休みの映画といえば、小学生の頃に立ち見の客もいる満員の映画館で、父と『東映アニメフェア』を観たことを思い出す。内容やストーリー…

レア・セドゥがスクリーンを独占する

レア・セドゥがスクリーンを独占する 『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』で存分に堪能

2017年の『心と体と』で第67回ベルリン映画祭金熊賞を受賞し、第90回アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされたハンガリーの…

『ブライアン・ウィルソン』天才の過去と現在

『ブライアン・ウィルソン』ビーチ・ボーイズの名曲の魔法を紐解く “天才”の過去と現在

「サーフィン・U.S.A.」「サーファー・ガール」「イン・マイ・ルーム」「アイ・ゲット・アラウンド」「ヘルプ・ミー・ロンダ」「グ…

『グレイマン』は懐かしさを覚える一作に

『グレイマン』が思い起こさせる往年のアクション映画の面白さ シリーズ化には課題も?

製作費推定250億円以上という、配信映画として最大といえる巨費が投じられた、アドベンチャー・アクション映画『レッド・ノーティス』…

『ゴーストブック』と『学校の怪談』を比較

『ゴーストブック おばけずかん』と『学校の怪談』から考える、児童映画の“教え”の変化

90年代後半の『学校の怪談』シリーズと、2000年に公開された『ジュブナイル』以降、21世紀に入ってからこうした“夏休み映画”は…