作品評の記事一覧

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公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

『るろうに剣心』が生んだ実写ならではの表現

『るろうに剣心』が追求する“実写ならでは”の表現とは? 時代劇の美学と異なるリアリティ

和月伸宏のマンガを、大友啓史監督が実写映画化した『るろうに剣心』は、マンガ・アニメの実写映画化の成功例と言われる。シリーズ全5作…

『NOPE/ノープ』のテーマを徹底考察

『NOPE/ノープ』に込められたテーマを徹底考察 逆転した“見られる者”と“見る者”の関係性

映画のはじまりは、フランスのリュミエール兄弟による「シネマトグラフ」の発明からだということは、映画好きの間ではよく知られている。…

『ソニック』続編、なぜアメリカで大人気に?

『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』はなぜアメリカで人気を勝ち得たのか

「ゲーム原作映画を成功させるのは難しい」と長年言われてきたが、アメリカの映画界が試行錯誤を繰り返しているなかで、『ソニック・ザ・…

『ラック~幸運を探す旅~』の高揚感

『ラック~幸運をさがす旅~』はピクサー的な作品に 宮﨑駿作品などにも通じる高揚感

『ミッション:インポッシブル』シリーズや『トップガン マーヴェリック』などを手がけるスカイダンス・メディア。そのアニメ部門である…

『プレデター:ザ・プレイ』は意欲作に

引き継がれた第1作の“魂” 『プレデター:ザ・プレイ』の続編映画としての理想的な姿勢

『ホーム・スイート・ホーム・アローン』に続いて、20世紀スタジオを買収したディズニーが、同スタジオの大ヒットシリーズを配信作とし…

『輪るピングドラム』は新たな宗教哲学か

『輪るピングドラム』は新たな宗教哲学か 劇場版に追加された不気味な予言シーンも

TVアニメ『輪るピングドラム』の放送から、およそ10年の時を経て、新作パートを加えた総集編として新たに構築された、『劇場版 RE…

『ジュラシック・ワールド』シリーズの課題

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』にみる、映画界のシリーズ作品における課題

映画史に巨大な爪痕を残した、スティーヴン・スピルバーグ監督の『ジュラシック・パーク』(1993年)の公開から、およそ30年。その…

劇場版『ドンブラザーズ』は親子で楽しい一作

劇場版『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』は親子で楽しめる一作 5人揃った“名乗り”も必見

夏休みの映画といえば、小学生の頃に立ち見の客もいる満員の映画館で、父と『東映アニメフェア』を観たことを思い出す。内容やストーリー…

レア・セドゥがスクリーンを独占する

レア・セドゥがスクリーンを独占する 『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』で存分に堪能

2017年の『心と体と』で第67回ベルリン映画祭金熊賞を受賞し、第90回アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされたハンガリーの…

『ブライアン・ウィルソン』天才の過去と現在

『ブライアン・ウィルソン』ビーチ・ボーイズの名曲の魔法を紐解く “天才”の過去と現在

「サーフィン・U.S.A.」「サーファー・ガール」「イン・マイ・ルーム」「アイ・ゲット・アラウンド」「ヘルプ・ミー・ロンダ」「グ…

『グレイマン』は懐かしさを覚える一作に

『グレイマン』が思い起こさせる往年のアクション映画の面白さ シリーズ化には課題も?

製作費推定250億円以上という、配信映画として最大といえる巨費が投じられた、アドベンチャー・アクション映画『レッド・ノーティス』…

『ゴーストブック』と『学校の怪談』を比較

『ゴーストブック おばけずかん』と『学校の怪談』から考える、児童映画の“教え”の変化

90年代後半の『学校の怪談』シリーズと、2000年に公開された『ジュブナイル』以降、21世紀に入ってからこうした“夏休み映画”は…

米社会の闇に迫る『L.A.コールドケース』

2パック&ビギー暗殺の真相に迫る 『L.A.コールドケース』は米社会の闇を照らす一作に

先日、アメリカの人気ドラマ『アトランタ』のシーズン3を観ていたら、<2パックはアムステルダムで生きていて、今からその葬式が行われ…

『ジュラシック・ワールド』続編の新しい風

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は“アニマルライツ”がテーマに 後半は別作品?

ついにシリーズ完結編となる『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が7月29日に公開を迎えた。それに合わせて、日本テレビ系『金…

『ミニオンズ フィーバー』が追求する音楽の魅力

『ミニオンズ フィーバー』が追求する音楽の魅力 ブラックカルチャーのきらめきを楽しむ

イルミネーションの代表作である、『怪盗グルー』シリーズの人気キャラクター、“ミニオン”。グルーの手下として働く、小さくてバナナの…

『ソー:ラブ&サンダー』ポップに笑える快作

『ソー:ラブ&サンダー』贅沢な悪ふざけが楽しい 長大化するMCUの息抜きとなる一作に

『ソー:ラブ&サンダー』は、7月8日に公開されたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の最新作だ。タイカ・ワイティティ監…

感動作『アプローズ、アプローズ!』の衝撃

個人と人生とのかかわりを観客に問い直す “一歩先”の“感動作”『アプローズ、アプローズ!』

情熱的なベテラン俳優が、囚人たちを指導して演劇の舞台を成功させ、パリの国立劇場での上演に挑む……。このようなあらすじから、『アプ…

『ジュラシック・ワールド』の感慨深さ

『ジュラシック・ワールド』が放つ“パーク”の魅力 ラプトルとT-REX共闘の感慨深さ

1993年に公開された『ジュラシック・パーク』は、実業家ジョン・ハモンド(リチャード・アッテンボロー)の野望と、彼が金に糸目をつ…

『ソー:ラブ&サンダー』の“価値”を考察

『ソー:ラブ&サンダー』はなぜ観客に混迷した印象を与えたのか? 作品の“価値”を考える

『マイティ・ソー 』シリーズも、『ソー:ラブ&サンダー』で、ついに第4作を迎え、マーベル・スタジオ映画では、単独ヒーローシリーズ…