山﨑賢人、シリーズものに挑む上での覚悟と決意 「積み上げてきたものは無駄にならない」

山﨑賢人が主演を務める映画『アンダーニンジャ』が、1月24日から公開中だ。本作は、現代社会に潜む新たな忍者像を描いた花沢健吾による同名漫画を実写化したもの。脚本・監督を担当した福田雄一と山﨑は、3度目のタッグとなる。今回、主演の山﨑にインタビュー。福田組ならではの現場の雰囲気や、共演者とのエピソード、人気漫画の実写化に挑むことについての決意などを語ってもらった。
『アンダーニンジャ』続編の可能性は?
ーー福田雄一監督とは『斉木楠雄のψ難』(2017年)、『ヲタクに恋は難しい』(2020年)に続き3度目のタッグとなりますが、今回の撮影現場はいかがでしたか?
山﨑賢人(以下、山﨑):同じチームでやっていることもあり、すでに空気感が出来上がっていたのがありがたかったです。福田組のみなさんは、すごく楽しそうにお仕事されているので、現場の雰囲気はいつも明るかったです。
ーー『アンダーニンジャ』には、忍者特有のアクションもたくさん登場しています。
山﨑:そうですね。福田組でアクションをやるのは初めてだったので、「福田組でアクションをやるとこうなるのか」というのを楽しみながら撮影をしていました。アクション監督の田渕(景也)さんも、ずっと福田組にいらっしゃる方なので、やりやすかったです。ここ数年、さまざまなアクション作品に出演するなかで培ってきたものを福田組に還元できる喜びを感じながら、撮影に臨んでいました。
ーー山﨑さんは『キングダム』シリーズや『ゴールデンカムイ』(2024年)などたくさんのアクション映画に出演されていますが、『アンダーニンジャ』で初めて挑んだアクションはあったのでしょうか?
山﨑:たくさんありました。印象的なのは、足の指を使った戦い方ですね。指で急所を狙う戦い方は、これまでやったことがなかったです。あとは、映像作品でここまでがっつり日本刀を使うのも初めてでした。忍者っぽいアクロバティックな動きもあまりやってこなかったので、面白かったですね。
ーーここ最近、山﨑さんが主演を務められている映画はシリーズ化されることが多いですもんね。『アンダーニンジャ』も楽しみです。
山﨑:そう言っていただけるとうれしいです。たしかに、『アンダーニンジャ』はラストがあまりにも衝撃的すぎるし、できるならまたやりたいなという気持ちはありますね。
ーーシリーズものとなると、やはりプレッシャーも大きくなるものなのでしょうか。
山﨑:そうですね。1作目のときとはまた違うプレッシャーがのしかかってきます。たとえば、前作を観てくれた方からの期待とか。いつも思っていることではありますが、「確実にいいものにしないと」という気持ちはより強くなりますね。
ーーシリーズものの宿命ですね。
山﨑:ですね。でも、ありがたいことですよね。期待してくれている人が多いと、もっと頑張ろうと思えるので。その緊張感は、個人的には心地いいものだったりします。