作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』徹底解説 原作からの“脱構築”的試みを読む
高畑勲監督、宮﨑駿監督に続く、日本のアニメ界の巨匠・押井守監督。その代表作として、『GHOST IN THE SHELL / 攻…
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』は“ガンダムという呪縛”を解き放つ一作に
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が特大のサプライズヒットを記録している。公式情報によると公開から3週間(1月26日~…
『劇場版ハイキュー!!』作画に宿るバレーボールの醍醐味 『THE FIRST SLAM DUNK』を経て
古舘春一の漫画を原作にして、バレーボールに打ち込む高校生たちを描いたアニメシリーズ『ハイキュー!!』の最新作『劇場版ハイキュー!…
『夜明けのすべて』は“身振り”の映画である 三宅唱のリズムで描き出された“宇宙”
一つの「身振り」から 映画冒頭、小ぶりの大きさのバスロータリー広場に面した駅前の風景を、カメラがやや斜めの位置から静かに捉…
ビクトル・エリセの“映画愛”がつまった驚くべき傑作 『瞳をとじて』が語りかけること
テレンス・マリック監督やレオス・カラックス監督、はたまたユーリ・ノルシュテイン監督のように、多くの観客や批評家、そして他の映画監…
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』を待っていてよかった! 刻まれた作り手たちの情熱
アニメ情報誌『月刊ニュータイプ』2006年6月号の表紙に大きく掲載された「機動戦士ガンダムSEED 映画化決定!!」の文字。あれ…
チャーリー・カウフマンらしい“仕掛け”も 『オリオンと暗闇』のユニークな物語を解説
『シュレック』シリーズや『ヒックとドラゴン』シリーズなど、数々の劇場アニメーション作品を送り出してきた、ドリームワークス・アニメ…
『コブラ』のコラ画像を彷彿? 『バッドランド・ハンターズ』はマ・ドンソクのコラ映画だ
マ・ドンソクじゃねーか! というわけで、Netflixで配信が始まった『バッドランド・ハンターズ』(2024年)の話だが……断言…
『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』は劇場鑑賞の価値あり? 鍵となるアニオリ描写
吾峠呼世晴の大ヒット漫画を原作として、映画界、アニメ界の常識を超えるフィーバーを巻き起こしたアニメーション作品、『鬼滅の刃』。2…
『ファンタスティック・ビースト』敵対する2人の変わらぬ愛 ニュートの成長を感じる台詞も
1月12日から始まった『金曜ロードショー』(日本テレビ系)の「ハリー・ポッター魔法ワールド」4週連続放送のラストを飾るのは、『フ…
『哀れなるものたち』が映し出す“現在”の問題 奇妙な物語と過激な描写を通して伝えること
野蛮さと洗練されたセンスという、一見矛盾した要素を併せ持つスタイルが、観る者たちの心をざわつかせ、類まれな知性と才能でアートフィ…
『ある閉ざされた雪の山荘で』に訪れた“嬉しい誤算” 重岡大毅&岡山天音の成長譚に注目
あるペンションに7人の俳優が集められた。目的は、人気劇団「水滸」の次回公演の主役オーディションである。 “外部との通信が遮断さ…
『ゴールデンカムイ』にみる原作と映画の関係性 今後の実写化映画の可能性を考える
『週刊ヤングジャンプ』での連載が終了し、アニメシリーズも制作されている人気漫画作品『ゴールデンカムイ』。近年、邦画界において漫画…
『白日青春-生きてこそ-』は意義深い一作に アンソニー・ウォンの人間性に心打たれる
『インファナル・アフェア』シリーズや『頭文字D THE MOVIE』(2005年)、『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』(20…
『ドラゴンボール超 ブロリー』は“歪な構成”の傑作アクション作 最高の無茶苦茶を堪能せよ
観たことがある『ドラゴンボール』の映画が『ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ』(1994年)だけで、ブロリーのことも…
『エクスペンダブルズ』10年ぶり新作に感じる老いの影 俺たちのラングレンはまだイケる!
ストレスに苛まれた現代人は、みな数年に一度は『エクスペンダブルズ』シリーズを観てバカになるべきだ。 ぐちゃぐちゃになった頭を…
支持されない作品がなぜ大ヒット? 『Lift/リフト』から考える配信作品のあり方
コメディアンで俳優のケヴィン・ハートは、近年、配信業界で最も精力的に仕事をしているスターの一人だ。Netflixで配信が開始され…
『アクアマン』シリーズが魅力的な映画となった理由 娯楽要素の裏にある重要なメッセージ
ワーナー・ブラザースによるDCコミックス原作映画が、ジェームズ・ガンとピーター・サフランが統括する新しい体制「DCスタジオ」によ…
『アクアマン/失われた王国』は恐るべき映画だ ジェームズ・ワンによる“お疲れ様超大作”
さすがジェームズ・ワン! 『アクアマン/失われた王国』(2024年)は恐るべき映画である。いや、内容は普通なのだが、これは凄い映…
『ウィッシュ』が描いたディズニーの“原点” 歴代声優の“同窓会”はファンへの贈り物に
世界初のフルカラー長編アニメーション『白雪姫』から始まり、数々の長編アニメーション映画を世に送り出したディズニー・スタジオ。それ…
『BLOODY ESCAPE』は“新宿育ちの少女”の物語でもある 私たちが“常識”から逃れるために
映画『BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-』は、単なるアクション映画としてのインパクトではなく、「社会で生きる」というテ…
『雪山の絆』はアメリカ映画の変革を促す一作に 細部に垣間見えるJ・A・バヨナ監督の意図
航空機がアンデス山脈に墜落し、生存者たちが雪山で72日間を生き抜いたという、1972年の「ウルグアイ空軍機571便遭難事故」。そ…
『終わらない週末』はなぜ批評家と観客の間で評価が割れているのか? ネタバレありで解説
週末を家族で穏やかに過ごそうとしていたら、刻々と“終末”が迫っていた……! そんな、おそろしいシチュエーションを、豪華キャストで…
『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』なぜティム・バートン版と世界観が違うのか?
2023年12月8日に公開された映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』の快進撃が止まらない。都内では公開初日に満席となる劇…
『Saltburn』が真に描いたものは何だったのか 再び証明されたエメラルド・フェネルの才能
現在、世界の至るところで問題になっている性加害問題を個性的なアプローチで鮮烈に描き、「#MeToo」運動が顕著になってきた時代を…
『名探偵コナン vs. 怪盗キッド』は珍しい“キッド視点”に 遊び心溢れるキャスティングも
1月5日より『名探偵コナン vs. 怪盗キッド』が全国の映画館で公開されている。 2023年公開の『名探偵コナン 黒鉄の魚影…







































