作品評の記事一覧

(2469件)

公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

『トップガン マーヴェリック』を前作と比較

『トップガン マーヴェリック』の“続編映画”としてのアプローチ 前作との違いを比較考察

1986年に公開されるや大ヒットを記録し、主演のトム・クルーズを大スターとしてブレイクさせた、アメリカの戦闘機アクション大作『ト…

『シニアイヤー』にみる、ティーン映画の原点

『シニアイヤー』にみる、ティーン映画の原点 90年代の高校生が愛した学園映画の数々

Netflixの映画ランキングで1位を獲得した『シニアイヤー』。『ロマンチックじゃない?』や『ピッチ・パーフェクト』など、コメデ…

『トップガン マーヴェリック』は完璧な続編

『トップガン マーヴェリック』は完璧な続編 トム・クルーズが「カッコいい」を全力で体現

ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル(トム・クルーズ)と仲間たちが戦闘機をブッ飛ばす。お話はシンプル極まりない。しかし『トップ…

『チップとデールの大作戦』なぜ過激に?

『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』の衝撃 なぜ過激な内容に?

「チ、チ、チ、チップ&デール」と、軽快なリズムに合わせて歌われる楽曲をご存知だろうか。アメリカや日本などで、1989年から199…

『ハケンアニメ!』が描くアニメへの“本気”

『ハケンアニメ!』は明日への活力をくれる一作 細部まで描かれたアニメへの“本気”

好きをつらぬいて、情熱を傾けて仕事をすることができたら、どれほど幸せなのだろうか、と考えるときは多い。時には気持ちが落ち込みなが…

『ハリー・ポッター』シリーズがくれた居場所

『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』が私たちにくれた居場所 全ての終わりであり始まり

子供時代、あの分厚い原作本を必死に抱えて読んだり、新作が出るたびに映画館に足を運んだり、リアルタイムで『ハリー・ポッター』という…

『ショーシャンク』はいかに名作となったのか

『ショーシャンクの空に』はいかにして“名作”となったのか 今こそ沁みるラストシーン

スティーヴン・キングはホラーだけの作家にあらず。そのイメージを初めて映画ファンにもたらしたのは、青春映画の金字塔となった『スタン…

『ローマの休日』が描く一日の“特別さ”

もしも1日だけ違う自分になれたら? 『ローマの休日』が描く、王女とジョーの“特別な日”

もしも、たった1日だけでいいから違う自分になることができたら……。もしも、たった1日だけでもいいから違う人生を生きることができる…

『ドクター・ストレンジMoM』の特異な内容

【ネタバレあり】『ドクター・ストレンジMoM』が揺るがしかねないMCUの世界観

マーベル・コミックのなかでも、神秘の力で魔術を操る異色のヒーローの活躍を映画化した、『ドクター・ストレンジ』(2016年)。6年…

『ドクター・ストレンジMoM』に見た自由さ

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が体現したアメコミの自由さ

魔術師ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)のところに並行宇宙(マルチバース)をまたぐ大トラブルが舞い込んでくる。…

『M:I 5』トム・クルーズのサービス精神

『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』にみるトム・クルーズのサービス精神

1996年から続く人気シリーズ『ミッション:インポッシブル』の5作目にあたるのが、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイショ…

ライミ映画『ドクター・ストレンジMoM』

1回だけでは消化しきれない? サム・ライミ映画となった『ドクター・ストレンジMoM』

※本稿はネタバレを避けたレビューとなります。  『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(以下、『ドクター・ス…

『護られなかった者たちへ』が描いた“声”

佐藤健が私たちの想いを背負って叫ぶ 『護られなかった者たちへ』が現代社会で上げた“声”

佐藤健が叫ぶ姿を目の当たりにして、思わず拳を握りしめる。力強く握りしめる。そしてそのまま、自分の腿を打ちつけたい衝動に駆られるー…

『ジュマンジ3』は前作からの“周回プレイ”

『ジュマンジ/ネクスト・レベル』は前作からの“強くてニューゲーム” 俳優陣の名演が光る

『ジュマンジ/ネクスト・レベル』(2019年)は、1995年から続く人気シリーズの3作目となる作品だ。「ボードゲームで遊んでいる…

最旬2大女優の競演によるガールズムービー

最旬2大女優のガールズムービー! 『ラストナイト・イン・ソーホー』が描く、現実と夢

ホラー、SF、アクションなど、これまで様々なジャンルの作品を手掛けてきたエドガー・ライト監督。『ラストナイト・イン・ソーホー』は…

『緋色の弾丸』ファン必見の4つのポイント

『名探偵コナン 緋色の弾丸』ファン必見の4つのポイント 最新作に繋がる進化と不変の魅力

『名探偵コナン 緋色の弾丸』が、4月22日21時より日本テレビ系『金曜ロードショー』で放送される。これは現在公開中の劇場版最新作…

『ファンタビ』シリーズに内在していた問題

『ダンブルドアの秘密』であらわになった、『ファンタビ』シリーズに内在していた問題

J・K・ローリングがオリジナル脚本を務める、『ハリー・ポッター』シリーズの作品世界を共有した映画『ファンタスティック・ビースト』…

『アネット』はレオス・カラックスの新境地

レオス・カラックスが見出した、観客の感情との確かな接点 『アネット』で新たな境地へ

映画界に存在する伝説的な存在の一人である、レオス・カラックス。フランスで10代より映画批評家として活躍し、20代から30代のはじ…

菊地成孔『パワー・オブ・ザ・ドッグ』評後編

菊地成孔の『パワー・オブ・ザ・ドッグ』評(後編):ジェーン・カンピオンは「過剰な男性性」を裁いただけなのか?

『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(後編)/唯一オスカーを受賞したジェーン・カンピオンは「過剰な男性性」を裁いただけなのか? 前編:…

『ナイトメア・アリー』いま映画化された意義

ギレルモ・デル・トロからの真摯な警鐘 『ナイトメア・アリー』が現代に映画化された意義

半魚人、妖精、悪魔の子など、さまざまなモンスター/クリーチャーを描いてきたギレルモ・デル・トロ監督。そんな彼が、人間の“内なる怪…

肩肘張らずに観られる『アダム&アダム』

ライアン・レイノルズの魅力が凝縮された『アダム&アダム』 バディものの新たな代表作に

『フリー・ガイ』が記憶に新しいライアン・レイノルズとショーン・レヴィ監督が再びタッグを組んだ『アダム&アダム』がNetflixで…

吸血鬼映画としての『モービウス』

吸血鬼映画としての側面も 『モービウス』が垣間見せた今後のシリーズのさらなる可能性

映画会社が異なるという“大人の事情”を乗り越え、双方の作品のキャラクターたちがともに活躍するという、夢のコラボレーションを果たし…

『ファンタビ2』は最新作を読み解くヒントに

『ファンタビ』第2作は最新作を読み解くヒントに グリンデルバルドが放つ奥深い魅力

今こそ、謎のヴェールに包まれた魔法界の扉を開ける時――。『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』が公開され、いよいよ…