作品評の記事一覧

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公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

『異人たち』が描いたテーマを考察

アンドリュー・ヘイは山田太一の物語をどう映像化した? 『異人たち』が描いたテーマを考察

日本の映画、TVドラマ、演劇に大きな足跡を残した脚本家・山田太一。2023年11月に惜しくもこの世を去ってしまったが、その仕事の…

『100万ドルの五稜星』が持つ衝撃の意味

『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』が持つ“衝撃”の意味 長い時間を経て結ばれた点と点

『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』がついに公開2周目に突入。オープニング興収が33億円超えというロケットスタートを記録した本…

『オーメン:ザ・ファースト』の画期的な試み

『オーメン:ザ・ファースト』は前日譚として出色の出来 描かれた恐怖の画期的な試みとは

有名ホラー映画の過去のエピソードを描く、いわゆる“前日譚(ぜんじつたん)”を題材にした後年の作品が、近年いろいろと公開されている…

『オッペンハイマー』は“主観”の映画だ

『オッペンハイマー』は“主観”の映画だ ノーランが我々に自覚させる人間の“脆さ”

クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』がようやく日本公開された。製作の報が出た時から筆者は「この映画がノーランにとっ…

『ゴーストバスターズ』第5作の狙いを読む

主人公はNY? 『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』のノスタルジックな内容を考察

アメリカの娯楽映画の一つの金字塔といえる『ゴーストバスターズ』第1作(1984年)の公開より、ちょうど40年の月日が流れた。この…

『オッペンハイマー』のテーマを徹底考察

『オッペンハイマー』に対する日本の観客の向き合い方を考える 映画の枠を超えた“警鐘”に

多くの映像作家とは異なるスケール、アプローチで、観客に新たな感覚を呼び覚まし、従来の映画の枠をはみ出すような作品を撮り続けてきた…

『オッペンハイマー』賛否のある演出を整理

『オッペンハイマー』に現れたノーラン史上最大の“密室空間” 賛否を分けた演出を整理する

第96回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演男優賞を含む最多7部門を受賞し、世界興行収入も10億ドルに迫る大ヒットとなったクリスト…

『ゴッドランド』が描くアイスランドのリアル

北欧発の新たな“問題作” 『ゴッドランド/GODLAND』は生身のアイスランドをあぶり出す

厳しい気候と巨大な氷河で知られる、北大西洋の孤島「アイスランド」。冬は極寒の地となり、夏至の頃には太陽が一日中沈まない「白夜」が…

『赤ずきん~』福田雄一の巧みな手腕

橋本環奈のツッコミ炸裂! 『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』異質な作劇がクセになる

“おとぎ話”と“ミステリー”はどこまで共存できるのか? そう考えたときに、10数年前に流行したグリム童話などにまつわる都市伝説を…

『デューン2』が思い出させる映画の雄大さ

『デューン 砂の惑星PART2』にみる映画の“雄大さ” ヴィルヌーヴ映画の醍醐味がここに

リサーン・アル=ガイブ(外世界からの救世主)はカナダからやって来た。今年57歳になる監督ドゥニ・ヴィルヌーヴは長年、誰も実現する…

『ロードハウス/孤独の街』の凄さを解説

ジェイク・ギレンホールにまたしても驚かされる 現代に蘇った『ロードハウス/孤独の街』

どんな役にも対応できる「カメレオン俳優」と評価されてきた、演技巧者ジェイク・ギレンホール。2023年3月、世界最大の総合格闘技団…

『バーナデット』は心にそっと寄り添う一作

『バーナデット』は忙しい人にそっと寄り添う一作 大自然で見つけた新たな“自分らしさ”

忙しい日々のなかで、自分は何者なのか、なにがしたいのかを忘れてしまうことはないだろうか。あるいは、そんなことを考える暇すらないか…

『デューン2』は映画史に刻まれる作品に

『デューン 砂の惑星PART2』は映画史に刻まれる作品に 超絶的スペクタクルと“倫理的葛藤”

『スター・ウォーズ』シリーズや『風の谷のナウシカ』、『アバター』シリーズなどにもインスピレーションを与えたと噂されるなど、多くの…

コメディだけでない『俺らのマブダチ』を解説

ジョン・シナの魅力爆発 コメディだけではない『俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー』

先日の第96回アカデミー賞に、前代未聞といえる全裸のような姿で、衣装デザイン賞のプレゼンターとして登場した、人気俳優ジョン・シナ…

“虚構”から紐解く『アーガイル』

『キングスマン』との違いは? 『ARGYLLE/アーガイル』を“虚構”のキーワードから紐解く

コミックを原作とするヒーロー映画『キック・アス』に関連するシリーズや、同じくコミック原作の英国スパイ映画『キングスマン』シリーズ…

『スペースマン』にみるSFが人気な理由

大きなスケールで描く、ごく個人的な変化 『スペースマン』にみる、SF的題材が人気な理由

テッド・チャンの短編小説を映画化したドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作『メッセージ』(2016年)、ブラッド・ピット主演のオリジナル映画…