作品評の記事一覧

(2819件)

公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

『罪の声』で浮かび上がる人間ドラマ

『罪の声』で浮かび上がる人間ドラマ 社会派のテーマを“エンタメ”で届ける、野木亜紀子の覚悟

「『罪の声』は、野木亜紀子脚本のヒューマンミステリー作品としては素晴らしい。でも、グリコ・森永事件をモデルにした作品としては、物…

『とんかつDJ』で高め合う真の友情

コメディ初挑戦の北村匠海が誘うパーティー すべての世代に開かれた成長譚『とんかつDJアゲ太郎』

「マジでグッドなバイブスでテンションぶちアゲ☆」というような環境から離れて久しい。しかし、いまここにはそんな感覚を取り戻すことが…

『アズカバンの囚人』ハリーの姿から学ぶこと

A・キュアロン監督の抜擢がテーマと合致 転換期となった『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』

世界中の幅広い層で支持を集めた超ベストセラーのファンタジー小説『ハリー・ポッター』シリーズが日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』…

『ラヴクラフトカントリー』の新しさを解く

SF&ホラーの古典を批判的に愛すること 『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』の新しさを宇野維正が読み解く

『ゲット・アウト』と『アス』の連続大ヒットで時の人となったジョーダン・ピール監督と、『LOST』や『ウエストワールド』といった大…

ハリポタ『秘密の部屋』は“2回目”が楽しい

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は“2回目”が楽しい 振り返ると気づく魅力的なシーンの数々

今年もまた、ハロウィンの時期がきた。ジブリ特集が夏の訪れを教えてくれたなら、ハリポタは秋の訪れを教えてくれる。三週にわたって『金…

劇場版『鬼滅の刃』が描く家族の肖像

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』で描かれる家族の肖像を読む 竈門炭治郎の精神的な成長

怒涛の展開の連続であるアニメ『鬼滅の刃』。公開中の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(以下、『無限列車編』)もテレビアニメ『竈門炭…

『ハリー・ポッター』の熱狂を振り返る

『ハリー・ポッターと賢者の石』が夢想させる“ここではないどこか” 当時の熱狂を振り返る

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が公開間もなくとんでもない観客動員数、興行収入を叩き出しているが、今から約20年前、同じように小…

劇場版『鬼滅の刃』驚きの成績を生んだ理由

劇場版『鬼滅の刃』が驚天動地の成績を生み出した理由 映像に施された工夫から紐解く

社会現象となっている『鬼滅の刃』の人気が、興行収入という数字で示されると、まさに驚天動地としか言いようがない。一方でアニメに詳し…

『マーキュリー・セブン』が与える力と癒し

『マーキュリー・セブン』は現代の“ビタミン剤”に 夢に向かう宇宙飛行士の姿から見えるもの

ナショナル ジオグラフィックといえば、自然界の動物の生体から宇宙に至るまで最新情報を特集する雑誌。そのナショナル・ジオグラフィッ…

『プラダを着た悪魔』の衣装と女性像

『プラダを着た悪魔』にみる、2000年代的ジェンダー観 シャネルが象徴する“固定観念からの解放”

オシャレ映画としてもはやクラシックとなった『プラダを着た悪魔』。映画の原作小説は2004年に出版されてベストセラーになった。当時…

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の歩み

『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が生み出すカタルシス “真っ白な人"の歩みを辿る

エンドロールが流れ終わった後も、動くことができないほどの衝撃だった。この作品は“神様からの贈り物”だ……その言葉しか、浮かんでこ…

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』評

実写とアニメの境を見直す杉本穂高の連載開始 第1回は『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』評

はじめに  連載を始める前に、この連載意図を記しておきたい。前置きとしてはやや長いかもしれないが、お付き合いただけると幸いだ。…

『トロールズ』が投げかける疑問

『トロールズ ミュージック★パワー』が投げかける疑問 “多様性”を考える契機となる作品に?

10月2日、日本でもついに『トロールズ ミュージック★パワー』が公開されました。アメリカでは新型コロナウイルス感染対策として劇場…

『ラクガキングダム』が描く初期衝動

『映画クレヨンしんちゃん』の可能性を拡張!? 『ラクガキングダム』が描く初期衝動

2020年のアニメ映画は、毎年定番の作品が注目を集めるだろう……などと、すでに2020年も残り数カ月を切った段階で話をしたところ…

『オリエント急行殺人事件』の魅力を解説

『TENET テネット』悪役のケネス・ブラナーが大活躍 『オリエント急行殺人事件』の重厚な魅力

ミステリー映画は基本的に、観客が“ディテクティブ(=探偵)”と歩調を合わせながら事件の手がかりを辿っていき、明らかに疑わしい複数…

『E.T.』が“不朽の名作”と呼ばれる所以

『E.T.』が“不朽の名作”と呼ばれる理由 コロナ禍だからこそ感じられる新鮮な響きも

視聴者からのリクエストで放送作品が決まる『金曜ロードSHOW!』(日本テレビ系)リクエスト企画第3弾で、映画『E.T.』が10月…

『悪魔はいつもそこに』でドン底気分に

Netflixの醍醐味がここにある トム・ホランドらの名演光る『悪魔はいつもそこに』でドン底気分に

アメリカの田舎は地獄かよ。名は体を表すというが、時々、本当にタイトルのまんまだなと感心する作品がある。Netflixで配信が始ま…

『TENET テネット』徹底解説!

『TENET テネット』徹底解説! “時間の逆行”、登場人物の背景、そしてノーランの哲学まで

ジャン・コクトーが監督した実験映画『詩人の血』(1930年)は、夢のように幻想的な世界を映し出す、55分の作品である。その冒頭に…

『アダムス・ファミリー』の魅力を解説

『アダムス・ファミリー』で味わう最高に“不幸せな”気分 杏、二階堂ふみらによる吹替版も必見!

不気味だけどチャーミング。ハロウインの季節にはぴったりの伝説の家族が帰ってきた。『アダムス・ファミリー』は、アメリカの漫画家、チ…