児玉美月の「2023年 年間ベスト映画TOP10」 「観る」だけには留まらない映画体験
リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2023年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…
2023年の映画を振り返る テラシマユウカ、児玉美月ら参加の座談会配信決定
ポニーキャニオン映画部YouTubeチャンネルによる映画座談会が、12月8日、12月14日に2週連続で配信されることが決定した。…
「映画の邦題を決めよう会議」座談会、7月18日配信 ゲストにジャガモンド斉藤、児玉美月ら
ポニーキャニオン映画部YouTubeチャンネルによる映画座談会の最新回が、7月18日20時より生配信されることが決定した。 …
映画史における「燃ゆる女の肖像」を更新 児玉美月が評する『Rodeo ロデオ』の主題
愛嬌のある笑みなど一切浮かべず、路上でガソリンを男にせがむ『Rodeo ロデオ』の主人公ジュリアの大胆不敵さは、かつてアニエス・…
宍戸里帆×児玉美月がグザヴィエ・ドランを語る 映画対談、3月4日20時より配信決定
AV女優・宍戸里帆と、映画批評家・児玉美月による映画対談が3月4日20時より配信されることが決定した。 ポニーキャニオン映画…
ジャガモンド斉藤×児玉美月による映画プレゼン対談、2月2日20時より生配信決定
映画YouTuber・ジャガモンド斉藤と、映画批評家・児玉美月によるオススメ映画プレゼン対談の生配信が決定した。 ポニーキャ…
児玉美月の「2022年 年間ベスト映画TOP10」 映画業界の旧態依然な体制の改善を願って
リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2022年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…
児玉美月の「2021年 年間ベスト映画TOP10」 彼らの物語は、もうすでに私の物語でもある
リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2021年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…
『マティアス&マキシム』グザヴィエ・ドランにしか描けない、たったひとつの“初恋”がここに
ある自主映画の撮影でラブシーンを演じることになった親友同士の男と男。それがきっかけとなり、ふたりの関係に変化が訪れる。マティアス…
年末企画:児玉美月の「2020年 年間ベスト映画TOP10」 “それでもこの世界を信じる”と思わせる力
リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2020年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…
パブロ・ララインが生み出した新しいヒロイン像 『エマ、愛の罠』で“身体”の表現の高みへ
吊るされた信号機が炎上している強烈なファーストショット──。カメラが引いていくと、そこに一人の女が映し出される。火災放射器を担い…
『窮鼠はチーズの夢を見る』は原作ファンも納得の出来 水城せとな作品のエッセンスがそこかしこに
水城せとなによる恋愛漫画の傑作『窮鼠はチーズの夢を見る』、続編にあたる『俎上の鯛は二度跳ねる』からなる『窮鼠』シリーズが、一篇の…
ホアキン・フェニックスの瞳に取り憑かれた映画作家たち “銀幕の道化師”に成り得るまで
白い塀に顔の下半分を遮られた一人の男の姿が映る。ヘルメットを被った頭部は隠され、観客の目線は否応なくその瞳に吸い寄せられることと…
「自分へと向かうラブストーリー」があってもいい 『ハーフ・オブ・イット』の知性溢れる魅力
レズビアンである中国系アメリカ人の女性を描いた『素顔の私を見つめて….』(2004年)から、おおよそ15年もの時間を経てアリス・…
すべての登場人物は世界のどこかの誰かかもしれない 『ふたりのJ・T・リロイ』が問いかけるもの
かつて『パーソナル・ショッパー』(2016年)で「別人になりたいと願っていた女」を演じたクリステン・スチュワートが、本作『ふたり…
意外な形で結論づけられる“自由”を巡る問い 『ロニートとエスティ』が描く、個としての女性の人生
愛する者と触れ合うとき、服を脱ぐよりも先にかつらを脱ぐ女の姿が官能的なのは、服を脱ぐよりもかつらを脱ぐ所作の方がよっぽど官能的に…
年末企画:児玉美月の「2019年 年間ベスト映画TOP10」 “沈黙”が共通項に
リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2019年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…
同性愛行為が“違法”のケニアで描く、二人の少女の愛 『ラフィキ:ふたりの夢』がもたらした希望
「わたしたちは本物になろう」――。そう誓い合うのは、ケニアに住む二人の少女ケナ(サマンサ・ムガシア)とジキ(シェイラ・ムニヴァ)…
是枝裕和監督の切実なる願いが結晶 『真実』は映画と人間の幸福な関係を描く
葉が秋めいた木は、人を郷愁へといざなう。幼い頃の家族との思い出を振り返るときのような、懐かしくて切ない感覚をふと覚える。是枝裕和…
奇跡のキャスティングと映像美が紡ぐ 唯一無二の身体の物語『Girl/ガール』の繊細な表現
黄金色の光のなかで、微睡む少女が目を覚ます。この少女ララ(ビクトール・ポルスター)は男性の性別を与えられて生まれたが、心は女性で…
アンセル・エルゴートが演じきった2つの人格 『ジョナサン -ふたつの顔の男-』は“愛”の映画に
夜がない映画。映る空はいつも青く、画面に光が立ち籠めている。この映画『ジョナサン -ふたつの顔の男-』には、ほとんど夜が描かれる…
『さよなら、退屈なレオニー』は新たなティーン像を示す 主人公レオニーの鮮明さが灯す“光”
不機嫌そうな顔をした少女がスクリーンの前に現れる。その表情が物語るように、レオニー(カレル・トレンブレイ)は高校卒業を目前にして…
PFFグランプリ『オーファンズ・ブルース』が描く“永遠の夏” 青春の道の先に待つものとは
「宇宙は細くなってく」――。路上で古本を売りながら海沿いの町に暮らすエマ(村上由規乃)は記憶に問題を抱えており、彼女の住む部屋の…
#MeToo時代の今語られるにふさわしいテーマ 『コレット』は一人の女性の自立を描く
女性がものを書くとき、そこにはいつも闘いがあったことを私たちはすでに知っている。女性作家ものの映画が次々に公開され、もはや一つの…
“たった一度の情事”が愛し合う恋人たちを破滅に至らせる 『追想』音楽が担う重要な役割
愛し合う恋人たちを破滅に至らせるもの。それは、打ち克つことのできなかった甘い誘惑の時もあれば、和解しがたい軋轢の時もあるだろう。…
『シンプル・フェイバー』は極上のサスペンスコメディに ポール・フェイグによる視覚的レトリック
“The Lady Vanishes”(女性が消える)を原題に持つ映画、それがサスペンスの巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督の『…
グレン・クローズが見せる解放と恍惚の表情ーー『天才作家の妻』が描く“妻”という役目
過去何世紀にもわたって、女性は鏡の役割を務めてきました。鏡には魔法の甘美な力が備わっていて、男性の姿を二倍に拡大して映してきまし…
年末企画:児玉美月の「2018年 年間ベスト映画TOP10」 女性映画の勢いが止まらない
リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2018年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…
“危うい儚さ”の趣里と“今までで一番大人”の菅田将暉 『生きてるだけで、愛。』が紡ぐ心の繋がり
永遠にわかりあえない。それは緩やかな絶望で、ましてやそんな風に感じてしまう相手といるのは、地獄みたいなものだろう。 躁鬱と過…
音楽がストーリーそのものに 『グレイテスト・ショーマン』の幸福な音楽の全能感
「さあ、立ち上がって」。第90回アカデミー賞で主演女優賞を受賞したフランシス・マクドーマンドが、メリル・ストリープをはじめとして…