作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
『エターナルズ』は観る者を試す 観客の手に委ねられたヒーローたちの希望
ヴェネチア国際映画祭最高賞を受賞し、アカデミー賞で作品賞、監督賞を含む主要3部門を獲得するなど、世界を席巻した『ノマドランド』。…
Netflix『THE GUILTY/ギルティ』は2020/21年という時代を不気味に象徴している
『THE GUILTY/ギルティ』は、911番(日本の110番&119番に相当する緊急ダイヤル)のオペレーターを演じる主演のジェ…
デジタル世代が直面する問題を描く 『ロン 僕のポンコツ・ボット』が示す未来への活路
イギリス発、気鋭のCGアニメーションスタジオ「ロックスミス・アニメーション」の初劇場作品『ロン 僕のポンコツ・ボット』が公開され…
『ルパンの娘』にみる、“ドラマ→映画化”の再来 既存の視聴者に向けた作風が主流に?
昨年夏のコロナ禍に、『コンフィデンスマンJP』と『今日から俺は!!』が立て続けに大ヒットを飛ばし、一気に再ブームのピーク期に突入…
日本版『CUBE』とオリジナル版『キューブ』を比較考察 見えてくる日本映画の課題
1997年に公開されて以来、世界でカルト的な人気を誇る、ソリッドシチュエーション・スリラー映画『キューブ』。立方体のかたちの部屋…
菊地成孔の『イン・ザ・ハイツ』評(後編):脚本構造におけるリアルとファンタジーの合成
第3回『イン・ザ・ハイツ』(ジョン・M・チュウ監督/2021年7月20日公開)/ミュージカルが持つエネルギーと、移民問題が持つエ…
社会や自分自身を見直すきっかけに 『キャンディマン』に込められた真のメッセージ
『ゲット・アウト』 (2017年)、『アス』(2019年)を監督として手がけ、アフリカ系アメリカ人の視点から社会問題を力強く描い…
“Mr.超大作音楽家”ハンス・ジマーによる驚異のマジック 『DUNE/デューン』にみる音楽の力
すげぇデカい虫がいて危ない場所だけれど、莫大な利益を生む砂の惑星「デューン」。この惑星の支配権を巡って、いくつかの勢力の抗争が起…
ヴィルヌーヴ版『DUNE/デューン』の本質的な評価を考察 真価が問われるのはパート2?
時代を超えて多くのクリエイターのイマジネーションの源泉となってきた、SF小説『デューン 砂の惑星』。何度も映像化が試みられてきた…
菊地成孔の『イン・ザ・ハイツ』評(中編):掛け値無しに素晴らしい音楽について
第2回『イン・ザ・ハイツ』(ジョン・M・チュウ監督/2021年7月20日公開)/ミュージカルが持つエネルギーと、移民問題が持つエ…
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は遊び心満載? 作り手の自由度が高める映画の魅力
15年ほど前、『007 カジノ・ロワイヤル』でダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドを初めて観たとき、物心のついた段階ですでにジ…
極めて良質なアメリカ映画 『Our Friend/アワー・フレンド』に感じた深い友愛の可能性
まずは『Our Friend/アワー・フレンド』というタイトルに、どこか優しく、同時に原型的な匂いがする。「私たち」の友達(単数…
宮崎駿監督による文句なしの傑作 『ルパン三世 カリオストロの城』は観る度に発見がある
アニメーション監督・宮崎駿の映画初監督作にして、もはや国民的な一作になっているといえる、『ルパン三世 カリオストロの城』(197…
菊地成孔の新連載「映画蔓延促進法」スタート! 第1回『イン・ザ・ハイツ』(前編)
当Webでの映画批評連載を再開する運びとなった。再開は2度目で、過去の連載は2冊の書籍として出版されている(『菊地成孔の欧米休憩…
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を3つの視点から考察 ボンドの運命にみる神話の終焉
『007』シリーズの最新作にして、ダニエル・クレイグが演じるジェームズ・ボンド映画の最終作となった『007/ノー・タイム・トゥ・…
『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』真髄への回帰 丁寧に構築された恐怖と愛の物語に満足
私たちの『死霊館』が戻ってきた。ホラー映画界で最も愛されているパワーカップルのウォーレン夫妻が、再び実話に基づいたケースに挑む『…
スピルバーグの演出から思想まで 『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の見どころを解説
スティーヴン・スピルバーグ監督、ハリソン・フォードそれぞれの代表作ともいえるアドベンチャー大作シリーズ、『インディ・ジョーンズ』…
コクトー×メルヴィルの傑作が4Kリマスター版で蘇る 『恐るべき子供たち』の真の価値とは
映画発祥の国フランスで、1950年代の終わりに起こった、映画芸術の新たな潮流「ヌーヴェル・ヴァーグ」。その映画史的革命の10年ほ…
『マスカレード・ナイト』が活かした続編映画の利点 木村拓哉のスター性が引き立つ演出も
事件の発生から解決に至るまでの起承転結の流れがはっきりしており、クライマックスの盛り上げも容易で、かつスター性の高いキャストを集…
クラシカルな性質を持った娯楽映画『ケイト』 アメリカ映画における日本文化の描き方を考察
東京を舞台に、日本のヤクザと外国出身の暗殺者ケイトとの戦いを描く、Netflix配信のアクション作品『ケイト』。アメリカ映画であ…
トラウマシーンもいっぱい 『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』はグロくてワクワク
冒険活劇といえば『インディ・ジョーンズ』。顔がハリソン・フォードという超ハンサムで文武両道のセクシー考古学者、インディアナ・ジョ…
SF映画ではなくフィルム・ノワール? 『レミニセンス』が内包する多層性と哲学性
大ヒットしたTVドラマ『ウエストワールド』の脚本家であり、製作総指揮を務めたジョナサン・ノーラン。そして同じく製作総指揮と、エピ…
マルコムXとモハメド・アリの友情の行方 『ブラッド・ブラザーズ』が映し出す意外な真実
統一世界ヘビー級チャンピオンとして君臨したボクサー、モハメド・アリ。人権活動家、宗教家として活動し、道半ばで命を落としたマルコム…
『浜の朝日の嘘つきどもと』“場”の大切さを訴える 高畑充希たちの奮闘が意味すること
パンデミックという、世界を襲った未曾有の事態によって、次々と失われていくかけがえのないものたち。そのうちのひとつに、「場」という…
芸術と娯楽に求めるすべてがここに 『カラミティ』が描く、自由に生きることの素晴らしさ
フランスのアニメーション映画『カラミティ』は、本当に素晴らしい作品だ。美しくて、勇敢で、繊細で、解放的で、エキサイティングだ。芸…
『偽りの隣人』は行動することの重要性を問いかける コメディとしても楽しめる社会派作品
『1987、ある闘いの真実』(2017年)、『国家が破産する日』(2018年)、『KCIA 南山の部長たち』(2020年)……近…
『ロスト・ワールド』は本当に“駄作”なのか フィルムメーカーから愛される理由とその真価
9月17日に『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で放送される『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』。何を隠そう、人気シリーズ…
『モンタナの目撃者』の徹底したハードボイルドの美学 イメージとかけ離れた硬派な作品に
「タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きている資格がない」とはハードボイルドを象徴する台詞だが、この美学をハリウッド最…
『シャン・チー』はなぜ想像以上の成功を収めたのか 哲学的な要素と多様性のメッセージ
マーベル・スタジオの新たなヒーロー映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が、とくにアメリカで、当初の予想を超えるヒットを記録…
香港映画マインドに溢れた『シャン・チー』 功夫映画的な物語構造と成長譚としての魅力
何千年も前から存在し、歴史を影から操っていた悪の組織「テン・リングス」の首領・シュー・ウェンウー(トニー・レオン)は、妻を亡くし…
『アーヤと魔女』はスタジオジブリ作品としてどうだった? 宮崎駿による評価の意味を考察
宮崎吾朗監督が初めてアニメーションの演出を経験した、映画『ゲド戦記』(2006年)は、多方面から批判を浴び、原作者にも酷評された…
誰もが楽しめる知的な政治風刺劇 『スイング・ステート』のコメディ作品としての魅力
2020年はアメリカ映画にとってどんな年だったか? まずは、言うまでもなくパンデミックが広がった3月以降に公開が予定されていた作…
長いトンネルを抜けたシャマラン監督の余裕あるアプローチ 『オールド』の娯楽性を紐解く
ビーチは多くの者にとって楽しい場所だ。泳いだり、波打ち際に足を浸したり、砂の城を作ったり……沖を眺めながら潮風を感じているだけで…
『ドライブ・マイ・カー』脚本の魅力を徹底解説 “解釈の遅延”という発想とジャンルの横断
最近の濱口竜介監督の勢いが凄まじい。脚本を連名で手がけた『スパイの妻』(2020年)が、ヴェネチア国際映画祭で黒沢清監督に銀獅子…
『ジュラシック・パーク』は“最も現実的な恐竜映画”として作られた 虚構を真実に変えた奇跡
1992年9月4日、カリフォルニアの科学者チームが2500万年以上前の琥珀の中に保存されていた絶滅種、ハリナシミツバチからDNA…
ジェームズ・ガンの原点回帰作 『ザ・スーサイド・スクワッド』で描かれた“体制への反抗”
『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』が大傑作なのにどうやらヒットしていないらしい(引用:大傑作なのに5年前から大幅ダ…







































