『名探偵ステイホームズ』斬新さだけではないドラマとしての面白さ 北村匠海への親近感も
この2年余りの間にすっかり馴染み深くなった「ステイホーム」に、北村匠海をそう呼ぶには若すぎる気もしなくもないが「子供部屋おじさん…
アカデミー賞作品賞受賞が変化のきっかけに? 『コーダ あいのうた』が映画界にもたらすもの
2022年1月のゴールデングローブ賞が発表された直後、アカデミー賞のノミネート予想をまとめたコラム(第94回アカデミー賞受賞結果…
『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』が描く平和への願い 85年版からの見事な脚色
本来であれば昨年の春休みに公開されていたはずの『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021』。春休み映画の風物詩であるこのシリー…
『真犯人フラグ』は芳根京子のもの 主演に加え“3番手”でも輝き放つ役者に進化
『真犯人フラグ』(日本テレビ系)の公式サイトで毎週投票が行われている「一番怪しいのは誰!? #みんなの真犯人フラグ」なる企画で、…
安藤政信、今再びのブレイクへ 『金魚妻』『ゴシップ』でも光る俳優としての円熟味
『ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○』(フジテレビ系)では黒木華演じる主人公の瀬古凛々子をニュースサイト「カンフルNEWS」へと…
吉田鋼太郎は日本のケネス・ブラナー 魅力が存分に発揮された『おいハンサム!!』の面白さ
東海テレビ・フジテレビ系列の土曜深夜「土ドラ」枠で放送されている『おいハンサム!!』が想像以上の面白さだったことが、この1月期の…
第94回アカデミー賞受賞結果を予想 男性主人公の“弱さ”を描く作品が目立つラインナップに
言わずもがな第94回アカデミー賞の最大のトピックは、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』の日本映画史に残る快挙であろう。日本映…
『クール・ランニング』に溢れるエンタメ精神 数少ないオリンピック映画の快作に
現在開催中の北京オリンピックには、アルペンスキー競技にサウジアラビアとハイチが1名ずつ出場し、両国にとっては今回が冬季オリンピッ…
【ネタバレあり】『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』から考えるヒーローの定義
※本稿は『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のネタバレを含みます。 まだまだ世界的にコロナ禍から脱却する見通しが立って…
『スパイダーマン』だけじゃない ウィレム・デフォーの怪演の数々を振り返る
どんな映画であっても、またごくわずかな出番であっても、一度見たら忘れられないようなインパクトを放つ稀代の怪優ウィレム・デフォー。…
GG賞受賞『ドライブ・マイ・カー』オスカー受賞なるか 過去成績からその可能性を占う
さまざまな問題を抱えたまま、極めてひっそりとしたかたちで発表された第79回ゴールデ ングローブ賞。その受賞結果の詳細については…
映画『99.9』はこれまでにない“劇場版”に エンタメ性と作家性を見事に両立
“悪魔の証明”という言葉がある。一見すると、さも邪悪でファンタジックな何かを示す言葉のように見えるが決してそうではない。悪魔が存…
『潜水艦カッペリーニ号の冒険』は今こそ観たい正月ドラマに 眩しく映る異文化交流の形
「マンジャーレ、カンターレ、アモーレ」というのは、イタリア語で「食べて、歌って、愛して」(文法的に若干の違和感があることはさてお…
『あんのリリック』『殺意の道程』など 安定した脚本力で魅了するWOWOWドラマ
重厚な社会派ドラマや、地上波ドラマでは見られないようなスリルを持ち合わせたサスペンスなど、比較的硬派な作品のイメージが強いWOW…
『あなたの番です 劇場版』はドラマ映画化の救世主になるか 見え隠れする作り手の遊び心
いま再び日本映画の潮流として台頭の時を迎えている「テレビドラマの映画化」。そのなかで『あなたの番です 劇場版』は、かつてのような…
『ラジハII』特別編は「劇場版」での裕乃の活躍を示唆? カウントダウンの仕掛けも
優秀な放射線科医になるため、唯織(窪田正孝)が師事していたピレス教授のいるワシントンへと旅立った杏(本田翼)。『ラジエーションハ…