『パンドラの果実』ライデングループの深まる闇 S2でスケールアップした濃密な物語
ディーン・フジオカ演じる小比類巻祐一警視正と、岸井ゆきの演じる天才科学者の最上友紀子博士、そしてユースケ・サンタマリア演じる叩き…
『バスカヴィル家の犬』に感じた映画化の難しさ 失われたドラマ版の明確なカラー
この2年ほどの間に、あれやこれやと想像を上回るペースで量産されているTVドラマの劇場版。そのなかでも興行的に、かつ(映画としての…
モトーラ世理奈は未知数な表現者 ドラマ『椅子』で女優たちが見せる異なる“顔”
お笑い芸人であり、芥川賞作家であり、そして無類の“椅子好き”でもある。いくつもの顔を持つ才人・又吉直樹が、椅子と女性の人生を重ね…
高橋文哉、研ぎ澄まされていく魅せる能力 “二つの登竜門”をくぐり抜けた筆頭俳優に
90年代前半にもドラマ化された深見じゅんのコミックを再びドラマ化した『悪女(わる)〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?〜』(日…
『ラジエーションハウス』を劇場版として描いた意義 シネスコに映える“決めショット”
テレビドラマの劇場版は、テレビドラマの時よりもスケールアップした“映画らしい”ものであるべきか否か。2020年以降に急激に増加し…
『名探偵コナン』でしかできない離れ業 “渋谷映画”となった『ハロウィンの花嫁』
今年の劇場版『名探偵コナン』のタイトルは『ハロウィンの花嫁』と、これまでの作品群のなかでもかなりピンポイントな季節性を有している…
『名探偵ステイホームズ』斬新さだけではないドラマとしての面白さ 北村匠海への親近感も
この2年余りの間にすっかり馴染み深くなった「ステイホーム」に、北村匠海をそう呼ぶには若すぎる気もしなくもないが「子供部屋おじさん…
アカデミー賞作品賞受賞が変化のきっかけに? 『コーダ あいのうた』が映画界にもたらすもの
2022年1月のゴールデングローブ賞が発表された直後、アカデミー賞のノミネート予想をまとめたコラム(第94回アカデミー賞受賞結果…