『スパイダーマン』だけじゃない ウィレム・デフォーの怪演の数々を振り返る
どんな映画であっても、またごくわずかな出番であっても、一度見たら忘れられないようなインパクトを放つ稀代の怪優ウィレム・デフォー。…
GG賞受賞『ドライブ・マイ・カー』オスカー受賞なるか 過去成績からその可能性を占う
さまざまな問題を抱えたまま、極めてひっそりとしたかたちで発表された第79回ゴールデ ングローブ賞。その受賞結果の詳細については…
映画『99.9』はこれまでにない“劇場版”に エンタメ性と作家性を見事に両立
“悪魔の証明”という言葉がある。一見すると、さも邪悪でファンタジックな何かを示す言葉のように見えるが決してそうではない。悪魔が存…
『潜水艦カッペリーニ号の冒険』は今こそ観たい正月ドラマに 眩しく映る異文化交流の形
「マンジャーレ、カンターレ、アモーレ」というのは、イタリア語で「食べて、歌って、愛して」(文法的に若干の違和感があることはさてお…
『あんのリリック』『殺意の道程』など 安定した脚本力で魅了するWOWOWドラマ
重厚な社会派ドラマや、地上波ドラマでは見られないようなスリルを持ち合わせたサスペンスなど、比較的硬派な作品のイメージが強いWOW…
『あなたの番です 劇場版』はドラマ映画化の救世主になるか 見え隠れする作り手の遊び心
いま再び日本映画の潮流として台頭の時を迎えている「テレビドラマの映画化」。そのなかで『あなたの番です 劇場版』は、かつてのような…
『ラジハII』特別編は「劇場版」での裕乃の活躍を示唆? カウントダウンの仕掛けも
優秀な放射線科医になるため、唯織(窪田正孝)が師事していたピレス教授のいるワシントンへと旅立った杏(本田翼)。『ラジエーションハ…
『ラジエーションハウスII』窪田正孝らが生み出したハイライト 映画化決定で高まる期待
シーズン1では院長だった大森(和久井映見)が循環器内科長として甘春総合病院に復帰してから、頻繁に出入りしていた503号室。一時は…
『ラジハII』田中役の八嶋智人に与えられた大きな役割 物語はいよいよ大詰めへ
シーズン1のラストで唯織(窪田正孝)の後釜としてラジエーションハウスに加わり、やがて他のメンバーが離散していくなかでも小野寺(遠…
大阪の混沌さを158分で描き出す 『COME & GO カム・アンド・ゴー』の問題提起
マレーシアで生まれ、現在は大阪を中心に活動するリム・カーワイ。自らSNSで“映画流れ者”と称する彼の最新作である『COME &a…
『ラジハII』が問う“死”への向き合い方 本田翼演じる杏の父・正一の姿から考える
11月15日に放送された『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系)第7話は、“死”への向き合い方を描…
松村北斗、『カムカムエヴリバディ』稔はこれまでの役と違う? 存分に発揮される演技の才
放送開始2週目にしてかなりイレギュラーな構成が光った第8話と、そこから連なる第9話、第10話は、現在放送中のNHK連続テレビ小説…
『沈まぬ太陽』『空飛ぶタイヤ』など 海外作品に並ぶ「連続ドラマW」の力強さ
現在放送されている宮部みゆき原作の『連続ドラマW ソロモンの偽証』のようなミステリー作品から、昨年映画と完全に連動させた吉田修一…
『ルパンの娘』にみる、“ドラマ→映画化”の再来 既存の視聴者に向けた作風が主流に?
昨年夏のコロナ禍に、『コンフィデンスマンJP』と『今日から俺は!!』が立て続けに大ヒットを飛ばし、一気に再ブームのピーク期に突入…
『ラジエーションハウスII』で知る“安心”の形 山口紗弥加演じるたまきの親子愛
たまき(山口紗弥加)がぎっくり腰に襲われた翌日、ラジエーションハウスに母・るり子(中田喜子)が訪ねてくる。前クールに放送された同…
江口のりこ、『SUPER RICH』主演に至るまで インパクト&庶民性が勢いの鍵に?
10月14日に放送された『SUPER RICH』(フジテレビ系)の第1話。プラチナ・ウーマン・オブ・ザ・イヤーなる賞を受賞した主…
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は遊び心満載? 作り手の自由度が高める映画の魅力
15年ほど前、『007 カジノ・ロワイヤル』でダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドを初めて観たとき、物心のついた段階ですでにジ…