作品評の記事一覧

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公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

『Brother ブラザー』に感じる“映画の力”

『Brother ブラザー 富都のふたり』に感じる“映画の力” 圧倒的な一作になり得た背景を考察

東南アジアのさまざまな民族、多様な文化を取り込んでいるマレーシア。観光地としてのイメージも強いが、近年は海外からの投資やITなど…

いわくつき『ボーダーランズ』の真価を検証

興行的にも批評的にも厳しい結果になった“いわくつき作品” 『ボーダーランズ』の真価を検証

アメリカでの劇場公開から半年遅れで、日本でもついに配信映画のかたちで『ボーダーランズ』がリリースされた。同名の人気ゲーム作品を原…

キャメロン・ディアス10年ぶり復帰作を読む

『バック・イン・アクション』で俳優業復帰 キャメロン・ディアスから考える映画界の変化

「現役復帰」という意味を持つタイトルの配信映画『バック・イン・アクション』がNetflixからリリースされた。その名の通り、俳優…

『劇場版 忍たま乱太郎』は大人男性も唸る名作

『劇場版 忍たま乱太郎』は大人男性も唸る忍者アクション映画 土井先生ときり丸の絆に涙

大ヒット公開中の『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』。この作品を「子供向け」と決めつけてスルーしてしまうのは、あま…

『映画 孤独のグルメ』に詰まった松重豊の愛

『劇映画 孤独のグルメ』に詰まった松重豊の愛 110分の空腹の後に訪れる幸福のために

なんと『孤独のグルメ』らしい、『孤独のグルメ』愛に満ちた優しい映画だろう。  フランス・パリを、松重豊演じる井之頭五郎が空腹と…

『劇映画 孤独のグルメ』意外な内容を深掘り

松重豊の“作家性”が光る 『劇映画 孤独のグルメ』がシリーズにもたらした新たな可能性

約13年間に10ものシーズンが制作され、スペシャル番組が多数放送されてきた、テレビ東京の看板ドラマシリーズ『孤独のグルメ』。その…

『グランメゾン・パリ』木村拓哉が背負うもの

『グランメゾン・パリ』は今の時代を映す美食映画の逸品に 木村拓哉が背負う映画化の必然

あの『グランメゾン東京』(TBS系)から5年。木村拓哉と仲間たちがスクリーンに帰ってきた。現在公開中の『グランメゾン・パリ』は、…

ファン歓喜の『ウォレスとグルミット』新作

『ウォレスとグルミット』約20年ぶり新作長編はファン歓喜の一作 “古さ”と“新しさ”が融合

ストップモーションアニメーションの番組『ひつじのショーン』の放送が開始されたのは2007年。それ以降、作品は広く知られるようにな…

『陪審員2番』が投げかけるリアルな“問い”

『陪審員2番』が投げかけるリアルな“問い” クリント・イーストウッドの“妥当な融和点”に

映画、ドラマで国境を越えた俳優として、そして映画監督として、比類ないほどにさまざまな活躍を遂げてきたクリント・イーストウッド。そ…

『ライオン・キング』実写を超えたリアリティ

『ライオン・キング』の実写を超えたリアリティ アニメ版をアップデートした楽曲も必聴

12月20日からディズニー映画最新作『ライオン・キング:ムファサ』が劇場公開されている。同作はディズニーの名作『ライオン・キング…

『クレイヴン・ザ・ハンター』の意欲的な挑戦

『クレイヴン・ザ・ハンター』の意欲的な挑戦 『ヴェノム』シリーズと対照的な“映画らしさ”

『ヴェノム』3作、『モービウス』(2022年)、『マダム・ウェブ』(2024年)と、『スパイダーマン』のキャラクターたちをそれぞ…

『クレイヴン・ザ・ハンター』は不遇な映画?

『クレイヴン・ザ・ハンター』に湧いてくる無力感 フィクションを上回った現実の世知辛さ

裏社会の大物(ラッセル・クロウ)は、二人の息子を行き過ぎた“オンリー男らしさ教育”で育てていた。結果、兄のセルゲイ(アーロン・テ…

『劇場版ドクターX』“らしさ”に満ちた完結編

『劇場版ドクターX』完結編に相応しい“シリーズらしさ” 米倉涼子の唯一無二の迫力

フリーの凄腕外科医・大門未知子(米倉涼子)は、今日もどこかのヤバい国で、銃を突きつけられながら大統領を手術していた。無事に手術を…

『室井慎次』2部作が存在した意義

『室井慎次』2部作が存在した意義 青島が主人公の『踊る大捜査線 N.E.W.』に期待するもの

『踊る大捜査線』シリーズの新作映画『踊る大捜査線 N.E.W.』が2026年に公開されることがついに発表された。もちろん主役は織…

『マダム・ウェブ』には旬の女優が勢揃い!

『マダム・ウェブ』には旬の女優が勢揃い! アラサー世代に刺さる00年代リスペクトの作風

2024年は、『ヴェノム:ザ・ラストダンス』『クレイヴン・ザ・ハンター』など、ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(以下、SSU…

『ピアノ・レッスン』ワシントン家集結の意味

『ピアノ・レッスン』は民族の複雑な感情を描く デンゼル・ワシントン一家が連帯した意味

デンゼル・ワシントンが監督、主演を務め高い評価を得た『フェンス』(2016年)。人気俳優チャドウィック・ボーズマンの遺作となった…

『グラディエーターII』はいま意義のある続編

『グラディエーターII』はいま世に送り出す意義のある続編に 前作からのブレないメッセージ

巨匠リドリー・スコット監督が、古代ローマの剣闘士(グラディエーター)を題材に、大ヒットを達成した歴史アクション大作『グラディエー…