作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
細田守は一体何に挑んだのか 『果てしなきスカーレット』は“世界の現状”を問い続ける
この物語はどこに行こうとしているのだろう。何を伝えようとしているのだろう。そんな謎に包まれながら、スクリーンから目を離すことがで…
『果てしなきスカーレット』細田守史上“最大スケール”の物語 戦争と復讐をめぐる集大成に
細田守最新作『果てしなきスカーレット』は「ハムレット」を基に復讐の連鎖を断つ物語。プレスコやミュージカルを用い、現代的視点で平和…
『平場の月』が描く50代の恋愛のリアリティ 堺雅人と井川遥が体現する人間の愛おしさ
山本周五郎賞を受賞した朝倉かすみの恋愛小説が、『いま、会いにゆきます』(2004年)、『花束みたいな恋をした』(2021年)の土…
チェット・ベイカーは何度でもよみがえる 『レッツ・ゲット・ロスト』を今観る意義
1988年に写真家ブルース・ウェーバーが監督して発表した、チェット・ベイカーのドキュメンタリー映画『レッツ・ゲット・ロスト』の4…
『KILL 超覚醒』のガチンコアクションに興奮 タイトルにふさわしい情け無用の残虐ファイト
インドからやって来たノンストップバイオレンス映画『KILL 超覚醒』(2022年)を映画ライターの加藤よしきがレビュー。
ギレルモ・デル・トロは何を描こうとした? 『フランケンシュタイン』に込めたメッセージ
ギレルモ・デル・トロ監督が、ホラー作品の代名詞である『フランケンシュタイン』をNetflixで映画化。デル・トロ監督は、この映画…
『平場の月』『花束みたいな恋をした』『片思い世界』 土井裕泰が描く“距離を見つめる愛”
土井監督は、“距離”を撮る演出家だ。それは登場人物のあいだの距離であり、時間との距離であり、そして観客と物語との距離でもある。『…
実写版『秒速5センチメートル』成功の理由 新海誠の作家性を再解釈し健全な恋愛映画へ回帰
新海誠監督の2007年公開のアニメーション映画、『秒速5センチメートル』。『君の名は。』(2016年)で大ブレイクを果たす前の小…
『(LOVE SONG)』森崎ウィン×向井康二の“底抜けの明るさ” 同性愛のリアル描く訴求力
新作BL『(LOVE SONG)』は森崎ウィン・向井康二主演映画。コメディながら、母親を通し同性愛嫌悪という現実も描く。
映画監督・小田和正の“戦い”の日々が詰まった青春の一作 『緑の街』に込められた映画愛
映画作りをテーマにした映画はたいてい面白い。古くはフェデリコ・フェリーニの『8 1/2』から、近年の『サマーフィルムにのって』、…
核戦争の恐怖を人間の弱さを描くことで暗示 『ハウス・オブ・ダイナマイト』が示す恐怖
『ハート・ロッカー』(2008年)、『ゼロ・ダーク・サーティ』(2012年)など、近年はアメリカのポリティカルかつ刺激的な題材で…
『羅小黒戦記2』日本アニメを揺るがす前作以上のクオリティ 社会派要素を王道展開に昇華
中国アニメが国策で急成長。『羅小黒戦記2』は前作から全方位的に進化し、政治的テーマや壮大なアクションで日本を脅かすクオリティに。
大ヒット&絶賛の声多数! 戦後80年の節目に映画『火の華』を観るべき理由
戦後80年という節目において、日本の姿を問い直す映画『火の華』の内容が、何を具体的に描いているのかに迫っていく。
『プレデター:バッドランド』は“初心者”こそ楽しめる? 少年漫画的なアツさにも注目
11月7日より『プレデター:バッドランド』が公開される。なんと本作はシリーズ初、“あの”プレデターが主人公となる作品である。 …
【本日地上波放送】『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』は何度観ても“再発見”できる!
子どもの頃に観た映画を大人になってから観返すと、まるで同じ映画が別の作品のように感じることがある。かつては単純に「面白い」「怖い…
劇場公開中止なのがもったいない 『M3GAN/ミーガン 2.0』のジャンルレスな“楽しさ”
この世には「楽しい」というジャンルが存在する。そして『M3GAN/ミーガン 2.0』は、間違いなくジャンル「楽しい」だ。アメリカ…
『死霊館 最後の儀式』はホラーとして物足りない? シリーズの締めくくりに与えられた意味
「心霊研究家」夫妻、エド&ロレイン・ウォーレンをモデルに、夫妻が経験したという超常現象・怪奇事件を題材にした、12年の歴史を持つ…
“乗る恐怖”から“見る物語”へ 『ホーンテッドマンション』が挑んだ映画的仕掛け
ディズニーランドの名物アトラクション「ホーンテッドマンション」は、恐怖を“見る”のではなく“体験する”ことを目的に設計された没入…
山火事の脅威を誰も見たことのないレベルで表現 『ロスト・バス』は“人間ドラマ”の傑作だ
これまでのパニック映画の枠を飛び越え、山火事の脅威を、映画作品として誰も見たことのないレベルで見事に表現したポール・グリーングラ…
『死霊館 最後の儀式』シリーズ完結にふさわしい見事な幕引き 朝ドラ×ホラーの完成形に
「これは実話である」。何が起きようとそう言い切る清々しさを引っ提げて、ついに『死霊館』ユニバースが大団円を迎えた。『死霊館 最後…
実写版『秒速5センチメートル』における“再構築”を読む 新海誠の“詩学”を奥山由之が更新
新海誠は、テキストの人である。映像が物語を牽引するのではなく、モノローグが映像を導く。映像は時間的な連続ではなく、記憶の断片を並…
『ファイナル・デッドブラッド』なぜシリーズ最大のヒットに? “死の描写”のリアリティ
予知によって大惨事から逃れた人々が、“死の運命”に襲われ次々と連鎖的な事故で命を狙われるホラー、『ファイナル・デスティネーション…
豊田利晃監督の系譜から考える『次元を超える』の真価 その“頂”にあるのは絶望か希望か
日本映画界きっての鬼才・豊田利晃監督。これまでさまざまなジャンルに手を伸ばし、とくに観る者の脳髄を突き刺すような、刺激的な作風で…
『秒速5センチメートル』“時系列”が変更された美点とは? 原作に通じる“追憶”の表現
『夜明けのすべて』や『1ST KISS ファーストキス』での名演も記憶に新しい松村北斗の新たな代表作に名を連ねるであろう『秒速5…
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』“原点回帰”で味わう最後の冒険
『007』シリーズのジェームズ・ボンドのように、演じる俳優が次々と変わっていくアクション映画もあれば、俳優のイメージと強く結びつ…
イム・シワン主演『カマキリ』が描く韓国社会の課題 『キル・ボクスン』と対になる一作に
暗殺を請け負う会社組織に属する、業界トップのベテラン殺し屋が、母として娘の問題に翻弄され、ワークライフバランスのなかで揺れる姿を…
『トロン:アレス』を映画館で“体感”せよ 圧倒的な映像体験と音楽がもたらすメッセージ
3DCGを本格的に導入した最初期の伝説的映画として、圧倒的に時代を先取りしていた1作目『トロン』(1982年)。そして、ジョセフ…
『秒速5センチメートル』は実写版でこそ完成する? アニメ・小説版になかった要素を拡張
『君の名は。』(2016年)や『すずめの戸締まり』(2022年)など、日本のみならず、海外でも大きく認知されているアニメ映画監督…
命をかけた逃亡と捜索が展開 新たな“一夜限り”の犯罪映画 『ナイトコール』のリアリティ
『グッド・タイム』(2017年)、『ウルフズ』(2024年)、『それでも夜は訪れる』(2025年)、など、“一夜限り”の緊迫した…
『牙狼<GARO> TAIGA』は“初心者”も必見! 雨宮慶太監督の作家性が凝縮された“原点”作に
『牙狼〈GARO〉』という作品名を聞いたことはあるだろうか。牙狼とは、人間を喰う邪悪な魔獣“ホラー”を斬るべく戦う、黄金色の狼を…
『ワン・バトル・アフター・アナザー』の圧倒的な映画体験 その巨大な魅力を多角的に考察
近年、これほど圧倒的な映画体験があっただろうか。日本でも公開が始まった、ポール・トーマス・アンダーソン監督、レオナルド・ディカプ…







































