作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』の美点と欠点を徹底解説
約30年もの歴史を歩んできた、トム・クルーズ主演のスパイアクション『ミッション:インポッシブル』シリーズ。TVドラマ『スパイ大作…
トム・クルーズ、パンツ一丁で怒りの説教! とにかく脱ぐ『M:I/ファイナル・レコニング』
トム・クルーズ、パンツ一丁で怒りの説教! 「インターネットやめろ!」 ……簡単に言うと本作『ミッション:インポッシブル/ファイナ…
少年少女は“地獄”で何を見つけるのか 『ドラゴン・ハート』は夏休み“王道”の冒険譚に
製作総指揮・原作を幸福の科学の大川隆法総裁が手掛ける長編アニメ映画『ドラゴン・ハート ─霊界探訪記─』が5月23日から公開。宇宙…
中国古典文学の名著が映画に 『紅楼夢 ~運命に引き裂かれた愛~』が引き出した新たな魅力
中国の「四大名著」として、『西遊記』、『水滸伝』、『三国志演義』と並ぶ、『紅楼夢』。没落した貴族の曹雪芹によって書かれた、この物…
エリザベス・オルセン×アリシア・ヴィキャンデル 『アセスメント』が問う“正解のない問題”
親になり子育てをすることに政府の厳しい審査が必要になったとしたら、どうだろうか。そして夫妻の私生活を、派遣された“査定官”に逐一…
『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』のクオリティの高さに驚き 表現力の秘密と作品の説得力
「アスパラガス」をはじめ、「深焼き」などの製法が駆使される、製菓会社・ギンビスのビスケットの質の高さは、市販のお菓子のなかで際立…
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』リバイバルで蘇る“炎”の意志 いま振り返る猗窩座の悲劇
来たる7月18日、いよいよ鬼殺隊と鬼舞辻無惨ら鬼たちとの、最後の戦いが始まる。『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』(以下、『無限城編』…
『マインクラフト/ザ・ムービー』が示唆する映画界の変容 ハリウッド映画とゲームの関係
史上最も売れたゲームソフト、『Minecraft(マインクラフト)』。ブロックで構築されたデジタル上の世界を舞台に、広大なフィー…
『#真相をお話しします』映像化の“大胆な仕掛け” 大森元貴&菊池風磨の隠れた一面とは?
波乱に満ち溢れた原作小説を実写映画化するには、このアプローチしかなかったのではないか。そう思ってしまうほど、映画『#真相をお話し…
『サンダーボルツ*』になぜ惹かれるのか? はみ出し者たちだからこそ“共感”できる物語に
「アベンジャーズは来ない」 これは『サンダーボルツ*』の予告映像にもある、CIA長官ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテ…
インド映画×ループもの まさかの組み合わせを最高のバランスで仕上げた『政党大会』が必見
リッチな若者カーリク(シランバラサン)は、飛行機に乗って友人の結婚式へ向かっていた。実は仲間たちと組んで、ある作戦を決行しようと…
『IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー』に詰め込まれた、レオス・カラックスの意志や焦燥
かつて、フランス映画界で「恐るべき子供たち」の一人に数えられ、「アートフィルムのロックスター」や、「新時代のゴダール」などと評価…
『ハボック』は『男たちの挽歌』へのラブレターだ ギャレス・エヴァンスの“過剰さ”が光る
「Havoc」とは日本語で「大混乱」の意である。というわけで、名は体を表すバイオレンスアクション『ハボック』(2025年)がNe…
『パリピ孔明 THE MOVIE』の新鮮な驚き 日本の音楽シーンに希望を感じさせる一作に
『ヤングマガジン』連載中の人気漫画をドラマ化した、2023年秋ドラマ『パリピ孔明』(フジテレビ系)。中国・三国時代の天才軍師、“…
劇場版『名探偵コナン』は“ファン以外”でも楽しめる? 初心者が『隻眼の残像』を観てみた
『名探偵コナン 隻眼の残像』公開初日となる4月18日8時20分、TOHOシネマズ 新宿の売店は既に長蛇の列であった。土曜日の15…
『シンシン/SING SING』が“描いたこと”と“描かなかったこと” 注目すべき芸術表現の特異性
ニューヨークの北、ハドソン川のほとりに、最高レベルの厳重警備で受刑者を収監する、シンシン刑務所がある。映画『シンシン/SING …
映画『ブリジット・ジョーンズ』シリーズを原作小説とともに総括 最終作で終えた“役割”
レネー・ゼルウィガー演じるイギリス人女性“ブリジット・ジョーンズ”の生き様が、多くの観客の共感を呼んだ、大ヒットラブコメディ映画…
『名探偵コナン 隻眼の残像』は悲喜こもごもな大人向けの傑作 “ネタバレなし”で魅力を熱弁
4月18日に公開された劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』。全国各地で行われた深夜の最速上映のチケットは2024年公開の『名探偵コ…
ファン・ジョンミンの“渋み”が絶妙 『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』は“韓国娯楽活劇”新たな傑作
あのド根性熱血刑事が10年ぶりに帰ってきた! 『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』(2024年)は、『ベテラン』(2015年)の続編であ…
『HERE 時を超えて』圧巻の“時間芸術” 原作版の“空間”配置はどう映像化されたのか?
施川ユウキのマンガに、『バーナード嬢曰く。』という代表作がある。 このマンガの独特な面白さを説明するのはなかなかにむずかしい…
【ネタバレあり】『片思い世界』は坂元裕二の集大成に “目に見えないもの”を視覚化する試み
2021年に大ヒットを果たし、異例のロングランを記録した映画、『花束みたいな恋をした』。その監督・土井裕泰と、脚本の坂元裕二によ…
物議を醸した『ホランド』の謎に迫る 再評価されるべきニコール・キッドマンの演技力
長年の映画界への貢献から、「アメリカン・フィルム・インスティチュート」の生涯功労賞を受賞し、新作映画『ベイビーガール』での鮮烈な…
“目覚めの小五郎”の原点がここに 『名探偵コナン 水平線上の陰謀』カッコよすぎる毛利小五郎
劇場版で急にカッコよくなるキャラクターは、どんな作品にもいるものだ。しかし、劇場版『名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)…
『ミッキー17』映画化は成功したのか? ポン・ジュノらしさと2つの問題点
残酷な債権者に追われるミッキー・バーンズは地球脱出を図り、「エクスペンダブル」(使い捨て人間)として惑星移住船に乗りこむ。実験対…
インド映画に痛快な“教師もの”誕生! 『バーラ先生の特別授業』の型破りな指導は必見
「アクションはアクション映画だけの専売特許じゃないぜ!」……そんな『スナック バス江』(著:フォビドゥン澁川/集英社)の名セリフ…
ポン・ジュノによるマルチバース的全能感の批判的検証 『ミッキー17』で“取り戻す”第一歩
『パラサイト 半地下の家族』(2019年)に『グエムル 漢江の怪物』(2006年)を接ぎ木したポン・ジュノの現在形、それが彼の新…
『名もなき者』はディランの“成熟”をどう描いたのか? “個人”的な音楽と大衆化との葛藤
大衆《フォーク》の象徴から魂の解放へ──『名もなき者』が描くディランの葛藤と成熟 小さい頃、毎週末のように通っていたダイナー…
作間龍斗が内山昂輝から継承した“山田像” 『山田くんとLv999の恋をする』映像化は大成功
原作の実写化やアニメ化といった“メディアミックス”に対して、身構えてしまう人は少なくない。吉と出るか、凶と出るか。思い入れがある…







































