作品評の記事一覧

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公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

『鬼滅の刃』LiSAとAimerの“叫び”

『鬼滅の刃』LiSAとAimerが紡いできた“叫び” 「刀鍛冶の里編」主題歌は命の重さが宿る

大正時代を舞台に、人喰い鬼を討伐する剣士たちの活躍を描いた吾峠呼世晴原作のアニメ『鬼滅の刃』の最新シリーズがこの春始動する。それ…

『アントマン3』にみる今後のMCUの展開

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』が暗示する、フェーズ5以降のMCUの展開

ヒーロー映画シリーズ「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」が、製作しているマーベル・スタジオが称するところの“フェー…

『逆転のトライアングル』選曲の意図を探る

『逆転のトライアングル』は音楽にも皮肉がたっぷり 独特な選曲に込められた意図とは?

突然、雪崩が起こった時、父親が家族をおいて逃げ出したことが波紋を呼ぶ『フレンチアルプスで起きたこと』(2014年)。「思いやり」…

映画『スラムダンク』は“試合観戦”だ

『THE FIRST SLAM DUNK』は濃密な“試合観戦”だ 原作未読だからこそ体験できた熱狂

「三井がスタメンなのに体力全然なかったのってさ、最近まで不良であんまりバスケやってなかったからなんだよ」  シアターから退場し…

『アントマン』第3弾、MVPは老夫婦

正念場のMCU 『アントマン&ワスプ:クアントマニア』MVPはピムとジャネットの老夫婦

絶賛正念場! MCU! というワケで、マーベル映画の最新作『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(2023年)である。  …

『鬼滅の刃』制作スタッフも声優も“全集中”

制作スタッフも声優も“全集中”で臨むこそのクオリティ 『鬼滅の刃』を劇場で観る価値とは

ワールドツアー上映『「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』の劇場公開が始まっているアニメ『鬼滅の刃』。劇場では『遊郭編』の第…

『アントマン』最新作は壮大な家族の物語

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は壮大なファミリードラマ 見せ場だらけの125分

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』が、2月17日に公開されました。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のフェーズ5…

『イニシェリン島の精霊』の難解さを紐解く

『イニシェリン島の精霊』が“難解な映画”である背景 ブラックコメディが持つ意義を考える

映画『イニシェリン島の精霊』が1月27日に公開された。予告編を観れば、2人の男の友情が決裂し、そこから観客である私たちが納得でき…

ジェニファー・ローレンスの芝居の真価

アメリカはなぜ評価しない? 『その道の向こうに』ジェニファー・ローレンスの芝居の真価

ライラ・ノイゲバウアーの素晴らしい長編映画監督デビュー作『その道の向こうに』のジェニファー・ローレンスには、かつて彼女の名を一躍…

『イニシェリン島の精霊』の物語を解説

『イニシェリン島の精霊』に込められた、世界を救う一抹の希望 真の“アイルランド魂”とは

衝撃的な人間ドラマが展開する映画『スリー・ビルボード』(2017年)で、監督、脚本家として絶大な評価を受けることになった、マーテ…

『アイカツ!』ネタバレ禁止期間の必然性

『アイカツ! 10th STORY』“異例のネタバレ禁止期間”が設けられた物語構成の必然性

2023年1月20日より公開中の映画『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』(以下、『未来へのSTARW…

『野獣の血』は韓国ノワールに新風をもたらす

大事なのは「何を得て、何を失うか」の選択 『野獣の血』は韓国ノワールに新風をもたらす

齢四十にもなって業界ではいまだ「若手」扱い。上を見渡せば年長者ばかりで、自分がトップに成り代わる望みは薄い。人生で大きなことを成…

『ホワイト・ノイズ』の難解な内容を解説

『ホワイト・ノイズ』の難解な内容を解説 ノア・バームバック監督が示した“恐ろしい事実”

例年の通りNetflixが、『バルド、偽りの記録と一握りの真実』、『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』、アメリカで1週間限定公開…

『かがみの孤城』辻村深月×原恵一の作家性

『かがみの孤城』辻村深月×原恵一の作家性が見事に合致 大人にも響く力強いメッセージ

アニメ映画『かがみの孤城』が、確かな評価を得ている。各種レビューサイトでは高い評価を記録し、SNSでも「感動した」という口コミが…

『ナイブズ・アウト』続編のすごさに迫る

現代的マーダーミステリーの決定版 『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』のすごさに迫る

好評を博した、ライアン・ジョンソン監督、ダニエル・クレイグ主演のミステリー映画『ナイブズ・アウト』(2019年)の続編である『ナ…

『非常宣言』が我々に投げかける選択肢

“大空のイ・ビョンホン”と“大地のソン・ガンホ” 『非常宣言』が我々に投げかける選択肢

韓国のスカイパニック映画『非常宣言』は、観客が驚く要素に溢れた大作だ。「パニック映画」は、次々に訪れる危機を、人々が乗り越えよう…

『アバター』続編に感じた複雑な思い

前作と同じ展開の繰り返し? 『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』に感じた複雑な思い

『ターミネーター』シリーズ、『エイリアン2』(1986年)、『タイタニック』(1997年)、そして『アバター』(2009年)など…

『転スラ 紅蓮の絆編』は秀逸な“入門編”

『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』はシリーズ未見の人にこそ薦めたい

『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』が公開され、シリーズ初の挑戦となる劇場版でありながら大ヒットを記録している。原…

『ブラックアダム』から考えるDC映画の行方

『ブラックアダム』は新たな方針と外れたものに? 今後のDCコミックス映画の行方を占う

ワーナー・ブラザースのDCコミックスを原作とする大作映画シリーズが、激動の時を迎えている。ヒーロー大作映画が映画界で最も大きなビ…