作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
我々は“事実”の映画化とどう向き合うべきか? 『TATAMI』が描く中東情勢の史実
2月28日から公開される映画『TATAMI』の冒頭は、イラン代表の女子柔道選手たちが遠征用バスで移動している場面だ。選手たちは皆…
坂元裕二でも免れることのできない掟 『ファーストキス 1ST KISS』にみる“マルチバースの病”
長年にわたりTBSドラマを中心に主軸ディレクターとして鳴らし、近年は『ラストマイル』(2024年)、『グランメゾン・パリ』(20…
北野武が自作や自分自身を“解体” 現代アート的な取り組みとして鑑賞すべき『Broken Rage』
世界中の多くの映画ファンから、常に新作を求められている北野武監督。2024年開催の第81回ヴェネチア国際映画祭アウト・オブ・コン…
『野生の島のロズ』は単純な感動作ではない 多面的なテーマやメッセージを読み解く
第97回アカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされ、受賞の最有力とされている、ドリームワークス・アニメーション映画『野生の…
『セプテンバー5』“報道人”の視点に限定した新しさ “未来への覚悟”も抱かせる力作に
1972年、当時は東西に分断されていたドイツの古都ミュンヘンで、第20回オリンピック競技大会が華々しく開催された。その会期真っ只…
デヴィッド・リンチ監督の作風を確立 転換点となった『ブルーベルベット』を読み解く
先日、ついにこの世を去ってしまった、デヴィッド・リンチ。優れたアーティストとして、圧倒的な創造性を持った映画監督として、多くのフ…
坂元裕二が『ファーストキス 1ST KISS』で純愛を描いた理由 ベテラン作家の未来への手紙
塚原あゆ子が監督を務め、坂元裕二が脚本を手掛けた映画『ファーストキス 1ST KISS』(以下、『ファーストキス』)が劇場公開さ…
『ファーストキス 1ST KISS』がユニークな作品となった理由 “幸せ”についての人生の教訓
ヒットドラマを連発し、『ラストマイル』(2024年)、『グランメゾン・パリ』(2024年)と、映画でも近年観客を多く集め、いま日…
劇場版『ベルサイユのばら』が成し遂げたもの 原作との共通点、TVアニメ版との違いを解説
半世紀にわたり、国内外で多くの人々に愛されている日本の名作漫画、『ベルサイユのばら』。同じく名作として評価の高いTVアニメシリー…
『ファーストキス 1ST KISS』が届けた極上の“寂しさ” 松村北斗だから成立した“2度”の好き
永遠のラブストーリーなんて、本当に存在するのだろうか。『カルテット』(TBS系)の真紀(松たか子)が「人生ってまさかなことが起き…
『セブン』を2025年に観ることの意味を考える リアリティを増す作品の世界観
卓越した映像美と鮮烈なテーマによって時代や社会の姿を切り取ってきた、映画界の巨匠デヴィッド・フィンチャー監督。そんな彼の長編映画…
『最強の軍師』になぜ“沼”ってしまうのか 『劇場版 忍たま乱太郎』ヒットの要因を紐解く
公開から1カ月半以上経過したにもかかわらず、『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』(以下、『最強の軍師』)が2月3日…
松坂桃李主演『雪の花 ―ともに在りて―』が描く職業倫理 医者はなぜ“先生”と呼ばれるのか
良策が悩む「先生」の形、そこから降りて学ぶもの 医療、それは私たちが生きる上で欠かせぬ技術である。怪我や病気といった様々…
『Brother ブラザー 富都のふたり』に感じる“映画の力” 圧倒的な一作になり得た背景を考察
東南アジアのさまざまな民族、多様な文化を取り込んでいるマレーシア。観光地としてのイメージも強いが、近年は海外からの投資やITなど…
興行的にも批評的にも厳しい結果になった“いわくつき作品” 『ボーダーランズ』の真価を検証
アメリカでの劇場公開から半年遅れで、日本でもついに配信映画のかたちで『ボーダーランズ』がリリースされた。同名の人気ゲーム作品を原…
『バック・イン・アクション』で俳優業復帰 キャメロン・ディアスから考える映画界の変化
「現役復帰」という意味を持つタイトルの配信映画『バック・イン・アクション』がNetflixからリリースされた。その名の通り、俳優…
『劇場版 忍たま乱太郎』は大人男性も唸る忍者アクション映画 土井先生ときり丸の絆に涙
大ヒット公開中の『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』。この作品を「子供向け」と決めつけてスルーしてしまうのは、あま…
松重豊の“作家性”が光る 『劇映画 孤独のグルメ』がシリーズにもたらした新たな可能性
約13年間に10ものシーズンが制作され、スペシャル番組が多数放送されてきた、テレビ東京の看板ドラマシリーズ『孤独のグルメ』。その…
『ウォレスとグルミット』約20年ぶり新作長編はファン歓喜の一作 “古さ”と“新しさ”が融合
ストップモーションアニメーションの番組『ひつじのショーン』の放送が開始されたのは2007年。それ以降、作品は広く知られるようにな…
監督、脚本、俳優の三位一体 『ビーキーパー』はジェイソン・ステイサム史上最高傑作だ!
「イェイェー! 今日も老人を騙していきまっしょい! 無駄に金を貯めこんでる連中からガンガン詐欺って! オレらで経済回しましょう!…
ばいきんまんは理想の上司だった!? 映画『アンパンマン』から学べる“失敗”との向き合い方
今年の春から漫画家のやなせたかしと妻・暢をモデルにしたNHK連続テレビ小説『あんぱん』が放送されるにあたり、改めて注目されている…
『陪審員2番』が投げかけるリアルな“問い” クリント・イーストウッドの“妥当な融和点”に
映画、ドラマで国境を越えた俳優として、そして映画監督として、比類ないほどにさまざまな活躍を遂げてきたクリント・イーストウッド。そ…
『劇場版 忍たま乱太郎』には愛が溢れ過ぎている 熱いファンの期待に応えた完璧なバランス
観ている間、愛でむせ返りそうだった。作り手側からの作品への愛、キャラクターへの愛、連綿と続いてきた作品世界への愛、初めて劇場で作…
『セキュリティ・チェック』は傑作“120点”映画 ジャウマ・コレット=セラの職人技が光る
Netflixオリジナル映画『セキュリティ・チェック』はクリスマスにこそ相応しい作品だ。クリスマスの空港を舞台に一見冴えない男が…
『クレイヴン・ザ・ハンター』の意欲的な挑戦 『ヴェノム』シリーズと対照的な“映画らしさ”
『ヴェノム』3作、『モービウス』(2022年)、『マダム・ウェブ』(2024年)と、『スパイダーマン』のキャラクターたちをそれぞ…







































