作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
物議を醸した『ホランド』の謎に迫る 再評価されるべきニコール・キッドマンの演技力
長年の映画界への貢献から、「アメリカン・フィルム・インスティチュート」の生涯功労賞を受賞し、新作映画『ベイビーガール』での鮮烈な…
“目覚めの小五郎”の原点がここに 『名探偵コナン 水平線上の陰謀』カッコよすぎる毛利小五郎
劇場版で急にカッコよくなるキャラクターは、どんな作品にもいるものだ。しかし、劇場版『名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)…
『ミッキー17』映画化は成功したのか? ポン・ジュノらしさと2つの問題点
残酷な債権者に追われるミッキー・バーンズは地球脱出を図り、「エクスペンダブル」(使い捨て人間)として惑星移住船に乗りこむ。実験対…
インド映画に痛快な“教師もの”誕生! 『バーラ先生の特別授業』の型破りな指導は必見
「アクションはアクション映画だけの専売特許じゃないぜ!」……そんな『スナック バス江』(著:フォビドゥン澁川/集英社)の名セリフ…
ポン・ジュノによるマルチバース的全能感の批判的検証 『ミッキー17』で“取り戻す”第一歩
『パラサイト 半地下の家族』(2019年)に『グエムル 漢江の怪物』(2006年)を接ぎ木したポン・ジュノの現在形、それが彼の新…
『名もなき者』はディランの“成熟”をどう描いたのか? “個人”的な音楽と大衆化との葛藤
大衆《フォーク》の象徴から魂の解放へ──『名もなき者』が描くディランの葛藤と成熟 小さい頃、毎週末のように通っていたダイナー…
作間龍斗が内山昂輝から継承した“山田像” 『山田くんとLv999の恋をする』映像化は大成功
原作の実写化やアニメ化といった“メディアミックス”に対して、身構えてしまう人は少なくない。吉と出るか、凶と出るか。思い入れがある…
『名探偵コナン 14番目の標的』が映す毛利一家の絆 小五郎&英理の不器用な夫婦愛にも注目
「おじさんがおばさんを撃ったのは事実でも、それがイコール真実とは限らねぇんじゃないか」 工藤新一の声を使った江戸川コナン…
『ANORA アノーラ』画面構成の意図を紐解く ショーン・ベイカー初期作『Take Out』と比較
2025年がはじまって4カ月。今年はまだスタートしたばかりではあるがアカデミー賞で史上初の単一作品でオスカー4本を獲得した『AN…
混迷を生み出した『白雪姫』の“映画”としての真価は? 実写版独自のテーマを紐解く
グリム兄弟の童話を基に、めくるめくファンタジー世界が圧倒的な表現力で展開する、ディズニーアニメーション『白雪姫』(1937年)。…
実写版『白雪姫』はなぜ批判を受けたのか? レイチェル・ゼグラーの発言を巡る議論を解説
ひょっとしたら実写リメイク版『白雪姫』ほど、公開される前から、そして公開された後からも、酷評の嵐に晒され続けた作品はないかもしれ…
アカデミー賞脚色賞受賞作『教皇選挙』をネタバレありで解説 “挑戦的行為”の意義を考える
さまざまな反応を呼び起こした、第97回アカデミー賞の受賞結果。映画『教皇選挙』が脚色賞を受賞したことも大きな話題となり、その内容…
『ANORA アノーラ』は“ハッピーエンド”なのか? 光と影の“対等”な2人を読み解く
映画『ANORA アノーラ』のどんな煌びやかな場面より、エンドロールの後ろで静かになっている車のワイパーの音が忘れられない。降り…
『Flow』空と海と大地を駆け抜ける猫たち “人類”不可視の映像体験が病みつきになる
映画『Flow』では、一切のセリフを廃した作劇と、徹底したローアングル中心の視点によって「人類」の痕跡がほぼ消え去っている。 …
Netflix映画『啓示』が描く現実社会の問題と人間の心理 ヨン・サンホ監督の集大成的作品に
映画『新感染』シリーズや『ソウル・ステーション/パンデミック』(2016年)などのアニメ作品、ウェブトゥーン作品、また、Netf…
『Flow』がアカデミー賞長編アニメ賞を受賞した意味 ゲームの魅力を映画で巧妙に再現
第87回ゴールデングローブ賞長編アニメーション映画賞、そして第97回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞したのは、記録的な興…
『Flow』は“ノアの方舟”ではなく“バベルの塔”に 人間世界にも置き換えるべき他者との共生
アカデミー賞長編アニメーション賞では過去にもシルヴァン・ショメの諸作やアイルランドのカートゥーン・サルーンの作品など、ヨーロッパ…
『ノー・アザー・ランド』が切り取った驚くべきパレスチナの現実 世に与えた影響を考える
ベルリン映画祭最優秀ドキュメンタリー賞と観客賞を受賞し、先のアカデミー賞において長編ドキュメンタリー映画賞を獲得したことが大きな…
我らがニコケイ、殺人鬼役で全開! 『ロングレッグス』で披露した過去最高レベルの異常者度
涙の数だけ強くなれるよ……現在のニコラス・ケイジを見ていると、この聖書の一節はより実在感を持って光り輝く。この十数年のニコケイの…
『ウィキッド ふたりの魔女』“やさしいギャル”を演じ切ったアリアナ・グランデに拍手!
『ウィキッド ふたりの魔女』(2024年)は、虐げられてきた人物が、巨大な理不尽に対して立ち上がる姿を描いた作品だ。そのカタルシ…
ルッソ兄弟のSFアドベンチャー『エレクトリック・ステイト』が意義を持つ作品になった理由
スウェーデンのアーティスト、シモン・ストーレンハーグのグラフィックノベルを原作とした、アメリカのSFアドベンチャー映画『エレクト…
ホロ苦さの残る青春映画 “ここから”を予感させる『ANORA アノーラ』の忘れがたいラスト
エレクトリックダンスミュージック発、フォークソング着。『ANORA アノーラ』(2024年)は、そういう映画である。今年のアカデ…
『ウィキッド ふたりの魔女』が描く“動揺”と“葛藤” 作品が長年愛されてきた理由を考える
『ウィキッド ふたりの魔女』が、オープニング週末3日間の動員32万1000人、興収5億1900円を記録し、実写洋画作品として久々…
『のび太の絵世界物語』は“ドラえもん愛”あふれる傑作だ よみがえった“藤子・F・不二雄感”
2024年は藤子・F・不二雄の生誕90周年イヤーであり、2025年は『映画ドラえもん』シリーズの45周年。長く続く作品ともなれば…
『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』はアニメファンにこそ観てほしい 大奥に蘇る“薬売り”の救済
2007年にシリーズで放送されたアニメ版『モノノ怪』は、謎めいた「薬売り」を主人公に、女性の語り得ない悲哀が託された「モノノ怪」…
アカデミー賞2部門ノミネートの“難解作” 『ニッケル・ボーイズ』の挑戦的な試みを徹底解説
2020年にピュリツァー賞(フィクション部門)を受賞したコルソン・ホワイトヘッドの同名小説を映画化した『ニッケル・ボーイズ』が、…
『名もなき者』が解き明かすボブ・ディランの音楽の“魔法の秘密” 作品のテーマを徹底考察
1960年代から、今なお多くの人々に多大な影響を与え続け、ミュージシャンとして初のノーベル文学賞を受賞している、世界的シンガーソ…
映画『ヒプマイ』斬新システムの“なに”がすごいのか “シブヤ”乱数推し男性ライターが分析
映画『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』の、映画興行に対する新たな挑戦が注目を集めている。観客の投票…
『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』は“オリジナル脚本”の良さを思い出させてくれる
オリジナル脚本作の批評性 3月7日公開の『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』で45周年を迎えた『映画ドラえもん』シリー…
『ANORA アノーラ』が描く“不完全な現実 鮮烈なラストシーンの意味を徹底考察
カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞したほか、さまざまな映画祭で賞を獲得し、第97回アカデミー賞において、作品賞、監督賞、…
アカデミー賞3冠『ブルータリスト』は驚くべき一作 映画製作の常識を覆す作品づくりに迫る
第82回ゴールデングローブ賞映画部門作品賞(ドラマ部門)を受賞し、第97回アカデミー賞では主演男優賞、作曲賞、撮影賞の受賞を果た…
映画『ぼくまほ』に“刺さる”観客が続出 『366日』に続く口コミ拡大の“泣ける”映画に
もしあなたが一回だけ魔法が使えるなら何に使うだろうか。自分の欲望を満たすために使うのか、それとも誰かの幸せのために使うのか。 …







































