作品評の記事一覧

(2487件)

公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

初要素満載の『プリンセスと魔法のキス』

『プリンセスと魔法のキス』ディズニー初の要素が盛りだくさん 物語を彩るジャズにも注目

ディズニー100周年を記念して、11月17日から4週連続でリクエスト作品を放送している『金曜ロードショー』(日本テレビ系)。3週…

北野武『首』から世界に通用する表現を考える

『首』は北野武の集大成となる一作に 二大監督からの影響と世界に通用する表現を考える

監督としてのクリント・イーストウッドには、2人の師が存在する。自身が出演する作品を手がけたセルジオ・レオーネ監督とドン・シーゲル…

『駒田蒸留所へようこそ』感情移入できる理由

『駒田蒸留所へようこそ』も学びが盛りだくさん “お仕事シリーズ”が感情移入できる理由

石川県の温泉旅館が舞台の『花咲くいろは』や、アニメーション制作会社が舞台の『SHIROBAKO』など、働く人々の日常を描いてきた…

『ザ・キラー』フィンチャーのニヒリズム

『ザ・キラー』ジャンル映画と社会批評を同居させるデヴィッド・フィンチャーのニヒリズム

デヴィッド・フィンチャーはシリアルキラーに魅せられているのか? おそらく、イエス。12本の長編映画と3本のテレビシリーズからなる…

『マーベルズ』の成功と失敗を考える

『マーベルズ』キャラクターを愛せるコメディ映画としての成功 映画作りとしての課題も

「喪失とその先を考える」がテーマのように感じられたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のフェーズ4について、以前こちら…

『ナイアド』に得る“生き方”のヒント

アネット・ベニング×ジョディ・フォスターの名共演 『ナイアド』に得る“生き方”のヒント

ダイアナ・ナイアドは自身の名字“Nyad”のルーツについて何度も得意げに話す。ギリシャ神話に登場する“水の精霊”。名は体を表すと…

『ザ・キラー』徹底考察

デヴィッド・フィンチャー監督『ザ・キラー』を徹底考察 ラストシーンは何を意味する?

「殺し屋」を職業にしている人物は、娯楽映画において数限りなく登場してきた。おそらくは多かれ少なかれ実際に存在していて、たぶんどこ…

スコセッシの大胆な試みにリスペクトの拍手を

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』マーティン・スコセッシの試みにリスペクトの拍手

映画にしろ、小説にしろ、サイコパスによる血なま臭い凶悪事件はたいていの場合、近代の大都市の片隅でおこなわれる傾向がある。歪みきっ…

『ザ・クリエイター』は驚きに満ちた一作に

『ザ・クリエイター/創造者』が驚きに満ちた一作となった理由 製作背景などから考察

『ザ・クリエイター/創造者』は、VFXが多用されたSF映画として娯楽的な要素に満ちた内容でありながら、同時にこれまでの同種の作品…

マーティン・スコセッシの圧倒的な一作を解説

マーティン・スコセッシの圧倒的な一作 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』徹底考察

マーティン・スコセッシ監督の『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』は、とんでもない作品だ。「こういう傑作と出会うために映画を観続…

『ガルパン 最終章』最高峰のアクション作画

『ガルパン 最終章』最高峰に到達したアクション作画 第4話は戦車道を通じた成長譚に

ミリタリー映画を観に行ったらアクション映画を観せられた。アニメ『ガールズ&パンツァー 最終章』第4話の上映が始まって、劇場に足を…

『ゆとりですがなにか』宮藤官九郎の“変化”

『ゆとりですがなにか』に刻まれた宮藤官九郎の“変化” 劇場版は社会派コメディの傑作に

水田伸生監督、宮藤官九郎脚本の映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』が劇場公開された。  本作は、2016年に2人が手…

『死霊館のシスター 呪いの秘密』内容を考察

『死霊館のシスター 呪いの秘密』は主客転倒した作品? シリーズの中での位置づけを考察

実在したアメリカの心霊研究家、エド&ロレイン・ウォーレン夫妻の物語を、「ホラーマスター」と呼ばれるジェームズ・ワン監督が先鋭的な…

『死霊館のシスター2』成功の理由を探る

『死霊館のシスター 呪いの秘密』は信頼された作り手による“改革” 成功の背景を探る

『死霊館』ユニバースも、気がつけば10年の歴史を築いていた。アメリカのアミティヴィルに佇む「悪魔の棲む家」から始まり、イギリスの…