『ミッション:インポッシブル3』はトム・クルーズの“禊”映画? J・J・エイブラムスの手腕
シドニーで大暴れした『M:I-2』(2000年)から数年後……。スパイのイーサン・ハント(トム・クルーズ)は組織の指導者役となり…
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
シドニーで大暴れした『M:I-2』(2000年)から数年後……。スパイのイーサン・ハント(トム・クルーズ)は組織の指導者役となり…
1895年12月28日。パリのカプシーヌ通りにあるグラン・カフェ地下のサロン・ナンディアンでリュミエール兄弟によるシネマトグラフ…
10年間の連載を終え、2023年に感動のフィナーレを迎えた漫画『からかい上手の高木さん』。TVアニメ版も現時点で3期継続している…
「トムが大丈夫と言ったから、大丈夫だと思います。たぶん」 これは、崖からぶら下がっているトム・クルーズを見て、「あれって大丈…
“The Zone of Interest”、原題の文字通りアウシュヴィッツ強制収容所を取り囲む40平方キロメートルの地域内………
『マッドマックス』シリーズ4作目にして、30年ぶりに新たに仕切り直された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)。映…
「地球がくそヤバい!」と謳った「前章」から「君は僕の絶対だから」と宣言する「後章」へ。浅野いにおの漫画をアニメーション化した映画…
不可能を可能にする凄腕スパイ組織「インポッシブル・ミッション・フォース=IMF」のメンバーが、任務中にサクっと全滅。1人だけ生き…
「本当はこの世界はどのくらいヤバいのか」 多分、かなりヤバいはずではあると思う。地球の人口は80億人を超えてまだ伸びており、…
『マッドマックス』サーガの最新作となる、『マッドマックス:フュリオサ』の劇場公開が始まった。核戦争によって文明が滅び荒廃したウェ…
浅野いにお原作の映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』(以下、『デデデデ』)は、地球滅亡の物語だ。3月22日に公…
伝説の男たち、タカとユージがハマの街に帰ってきた――。『あぶない刑事』シリーズの前作から8年ぶりとなる最新作『帰ってきた あぶな…
ひとくちに続編と言っても、そのパターンはいろいろだ。スター俳優が長い時間をかけて絶対的ヒーローを演じ続ける『インディ・ジョーンズ…
大ヒット作の続編は難しい。残念な例は数多くあるが、いまや不朽の名作と呼んで差し支えない『ジュラシック・パーク』(1993年)の続…
パリ郊外に建つ老朽化した巨大団地。そこを俯瞰で捉えた画から、徐々に現場へと近づいていく印象的な空撮で映画は始まる。飛び交うアラビ…
1990年代。ある企業が最先端技術を使って恐竜を復活させ、テーマパークを作る「ジュラシック・パーク」計画をブチ上げた。開園寸前ま…
いま、海外の映画祭で最も注視されている日本の映画監督、濱口竜介。各国の映画祭で数多くの賞を獲り、カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映…
映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』が、5月6日にNHK総合で放送される。 本作は、NHKドラマ『岸辺露伴は動かない』(以下、『…
オレの名前はキングコング。デカい猿の怪獣だ。地底世界の戸亜留地区で暮らしてるが、オレには同族の仲間がいねー。人間は嫌いじゃねーけ…
ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズ、東宝の提携によるハリウッド版ゴジラシリーズに、『キングコング:髑髏島の巨神』…
日本の映画、TVドラマ、演劇に大きな足跡を残した脚本家・山田太一。2023年11月に惜しくもこの世を去ってしまったが、その仕事の…
年に一度、シンガポールのシンボルであるマリーナベイ・サンズを盛大に爆破したり、オリンピックに際して国立競技場を破壊し尽したり…
スポーツ観戦の面白さは、選手たちが織りなす人間ドラマにあると思っている。手に汗握るゲームの展開や臨場感はもちろんのこと、やはり「…
『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』がついに公開2周目に突入。オープニング興収が33億円超えというロケットスタートを記録した本…
『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』が4月12日に公開された。年に1度のお祭りのように、映画館は既にコナンフィーバー。シリーズ…
2024年の『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』にこれまでと違っていることがあるとすれば、それは昨年の『名探偵コナン 黒鉄の魚…
かつてどこかで「コナンフリークはコナンの公開で春を感じる」と読んだことがある。そして今年もいよいよ、コナンの季節がやってきた。“…
劇場版『名探偵コナン』シリーズの第27作となる『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』が4月12日に公開となって、北海道の函館を舞…
有名ホラー映画の過去のエピソードを描く、いわゆる“前日譚(ぜんじつたん)”を題材にした後年の作品が、近年いろいろと公開されている…
映画が描くのは“答え”ではない。 とくに扱うテーマがタブーに触れ、物議を醸すようなものであるとき、その映画はむやみに答えを描…
フランスを代表するサスペンス映画の名作といえば、筆頭に挙がるのがアンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の『恐怖の報酬』(1953年)…
クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』がようやく日本公開された。製作の報が出た時から筆者は「この映画がノーランにとっ…