作品評の記事一覧

(2468件)

公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

『ミッション:インポッシブル3』は転機作に

『ミッション:インポッシブル3』はトム・クルーズの“禊”映画? J・J・エイブラムスの手腕

シドニーで大暴れした『M:I-2』(2000年)から数年後……。スパイのイーサン・ハント(トム・クルーズ)は組織の指導者役となり…

『マッドマックス:フュリオサ』徹底解説

『マッドマックス:フュリオサ』徹底解説 『怒りのデス・ロード』からの継承と新たな視点

『マッドマックス』シリーズ4作目にして、30年ぶりに新たに仕切り直された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)。映…

『怒りのデス・ロード』は“現代の神話”に

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が放つ強い輝き より深まる『フュリオサ』への理解

『マッドマックス』サーガの最新作となる、『マッドマックス:フュリオサ』の劇場公開が始まった。核戦争によって文明が滅び荒廃したウェ…

『炎の王国』を成功に導いたJ・A・バヨナ

『ジュラシック・ワールド』を成功に導いた2作目 “無茶ぶり”に応えたJ・A・バヨナの手腕

大ヒット作の続編は難しい。残念な例は数多くあるが、いまや不朽の名作と呼んで差し支えない『ジュラシック・パーク』(1993年)の続…

『ジュラシック・ワールド』は“金ロー映画”

『ジュラシック・ワールド』は紛れもない“金ロー映画”だ! 恐竜の大暴れも見逃せない

1990年代。ある企業が最先端技術を使って恐竜を復活させ、テーマパークを作る「ジュラシック・パーク」計画をブチ上げた。開園寸前ま…

『ゴジラxコング 新たなる帝国』の真価を考察

『ゴジラxコング 新たなる帝国』の理知的な試み アダム・ウィンガードがなし得た偉業とは

ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズ、東宝の提携によるハリウッド版ゴジラシリーズに、『キングコング:髑髏島の巨神』…

『異人たち』が描いたテーマを考察

アンドリュー・ヘイは山田太一の物語をどう映像化した? 『異人たち』が描いたテーマを考察

日本の映画、TVドラマ、演劇に大きな足跡を残した脚本家・山田太一。2023年11月に惜しくもこの世を去ってしまったが、その仕事の…

『100万ドルの五稜星』が持つ衝撃の意味

『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』が持つ“衝撃”の意味 長い時間を経て結ばれた点と点

『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』がついに公開2周目に突入。オープニング興収が33億円超えというロケットスタートを記録した本…

『オーメン:ザ・ファースト』の画期的な試み

『オーメン:ザ・ファースト』は前日譚として出色の出来 描かれた恐怖の画期的な試みとは

有名ホラー映画の過去のエピソードを描く、いわゆる“前日譚(ぜんじつたん)”を題材にした後年の作品が、近年いろいろと公開されている…

『オッペンハイマー』は“主観”の映画だ

『オッペンハイマー』は“主観”の映画だ ノーランが我々に自覚させる人間の“脆さ”

クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』がようやく日本公開された。製作の報が出た時から筆者は「この映画がノーランにとっ…