作品評の記事一覧

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公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

『KPOPガールズ!』に見た“プリキュア”感

『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』の“プリキュア”的高揚感 中毒性抜群の楽曲も

K-POPアイドルが人の魂を奪うデーモンと戦う……予想もしていなかった組み合わせで描かれた物語『KPOPガールズ!デーモン・ハン…

『F1/エフワン』が公開される意味を考える

ブラッド・ピットが甦らせたスターの神話 異例のフィクション作品『F1/エフワン』の試み

F1(フォーミュラ1)は、時速300キロを超えるスピードで走行することのできるマシンたちが、世界各国のサーキットで速さを競う、最…

『F1/エフワン』ブラピが異常にカッコいい

ブラッド・ピットが異常にカッコいい! 『F1/エフワン』で発揮された“ブラピ力”

ブラピ、カッケーっ! というわけで『F1/エフワン』(2025年)である。お話は、ちょっとビックリするくらい1990年代の香りが…

『28年後...』視点による作品世界の再構築

『28年後...』が試みた“視点”による作品世界の再構築 ゾンビ映画に持ち込まれた現実の問題

ダニー・ボイル監督、アレックス・ガーランドのコンビが2002年に提示した、イギリスの恐慌状態を映し出す極限的なパニック映画にして…

『28年後...』偏差値フリーフォールの衝撃

『28年後...』は血まみれ少年ロードムービーだ ラスト10分の“偏差値フリーフォール”の衝撃

最後の10分で偏差値が10は急降下! 『28年後...』(2025年)は、血まみれ少年ロードムービーである。『28日後...』(…

“紛れもない傑作”『罪人たち』を徹底解説

ライアン・クーグラー監督の最高到達点 “紛れもない傑作”『罪人たち』を徹底考察

批評家、観客から高い評価を得ているだけでなく、ここ10年間でオリジナル作品として最大のヒットを成し遂げ話題となっている『罪人たち…

『エコー・バレー』は挑戦的な一作に

ジュリアン・ムーアとシドニー・スウィーニーが共演 『エコー・バレー』は挑戦的な一作に

Appleスタジオ製作の配信映画『エコー・バレー』がリリースされた。ジュリアン・ムーア、シドニー・スウィーニー共演のサスペンスス…

『国宝』が描いた“美”への倒錯的な狂気

『国宝』が描いた“美”への倒錯的な狂気 “喜久雄”吉沢亮の謎めいたラストシーンの描写を考察

作家・吉田修一が3年ものあいだ歌舞伎の楽屋に入った経験を基に、ある歌舞伎役者の波乱万丈の一代記をフィクションとして描いた同名小説…

『ファウンテン・オブ・ユース』の成否を考察

配信時代におけるアドベンチャー映画の成功とは? 『ファウンテン・オブ・ユース』から考察

『インディ・ジョーンズ』や『トゥームレイダー』、『ナショナル・トレジャー』シリーズなどをはじめとする、人類の歴史的遺構を探索した…

『岸辺露伴は動かない 懺悔室』舞台の存在感

『岸辺露伴は動かない 懺悔室』ヴェネチアが存在感を持った理由 『赤い影』との共通項も

荒木飛呂彦の人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフ『岸辺露伴は動かない』は、人間の身体を書籍にすることで過去の経歴や考えを…

『岸辺露伴 懺悔室』は映画『ジョジョ』だ

これはもはや『ジョジョ』の映画だッ! 『岸辺露伴は動かない 懺悔室』で変化した“枠組み”

『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズで知られる荒木飛呂彦の漫画『懺悔室』を原作とし、高橋一生が主演を務める映画『岸辺露伴は動かない …

『フィアー・ストリート』新作を3部作と比較

前3部作ファンは落胆? 『フィアー・ストリート:プロムクイーン』が跳ね除けた呪いの本質

Netflix配信のホラー3部作『フィアー・ストリート』は、呪われた町「シェィディサイド」を舞台にした映画シリーズだ。複数の時代…

『懺悔室』が問う絶望と幸せ

高橋一生の露伴になぜ魅了され続けるのか 『岸辺露伴は動かない 懺悔室』が問う絶望と幸せ

なぜ私たちは、高橋一生演じる岸辺露伴の物語に魅了され続けるのか。その理由は数多あるが、何より彼が、「闇」に惹かれる人物だからでは…

『M:I/ファイナル・レコニング』徹底解説

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』の美点と欠点を徹底解説

約30年もの歴史を歩んできた、トム・クルーズ主演のスパイアクション『ミッション:インポッシブル』シリーズ。TVドラマ『スパイ大作…

『M:I』第8弾、トム・クルーズの脱ぎっぷり

トム・クルーズ、パンツ一丁で怒りの説教! とにかく脱ぐ『M:I/ファイナル・レコニング』

トム・クルーズ、パンツ一丁で怒りの説教! 「インターネットやめろ!」 ……簡単に言うと本作『ミッション:インポッシブル/ファイナ…

『紅楼夢』映画ならではの魅力を解説

中国古典文学の名著が映画に 『紅楼夢 ~運命に引き裂かれた愛~』が引き出した新たな魅力

中国の「四大名著」として、『西遊記』、『水滸伝』、『三国志演義』と並ぶ、『紅楼夢』。没落した貴族の曹雪芹によって書かれた、この物…

『アセスメント』が問う“正解のない問題”

エリザベス・オルセン×アリシア・ヴィキャンデル 『アセスメント』が問う“正解のない問題”

親になり子育てをすることに政府の厳しい審査が必要になったとしたら、どうだろうか。そして夫妻の私生活を、派遣された“査定官”に逐一…

『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』驚きの表現力

『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』のクオリティの高さに驚き 表現力の秘密と作品の説得力

「アスパラガス」をはじめ、「深焼き」などの製法が駆使される、製菓会社・ギンビスのビスケットの質の高さは、市販のお菓子のなかで際立…