作品評の記事一覧

(2757件)

公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

『木曜殺人クラブ』が支持された理由とは

高齢者たちが未解決事件の調査に乗り出す 『木曜殺人クラブ』はなぜ支持されたのか?

本国イギリスだけで、異例の速度による100万部の売り上げを突破し、さらには世界中でシリーズ累計1000万部以上を売り上げた、イギ…

『バレリーナ』“殺し屋少女”ならではの戦闘

『バレリーナ』“殺し屋少女”ならではの戦闘が痛快 アナ・デ・アルマスの大立ち回りを分析

『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフとして制作された『バレリーナ:The World of John Wick(以下、『バレ…

『JW/復活の大地』は何を“再生”したのか

『ジュラシック・ワールド/復活の大地』は何を再生しようとしたのか 前シリーズとの違い

思えば、『ジュラシック』シリーズは“映画史に残る傑作”と呼ばれる第1作を除いて、ほとんどの作品が賛否両論だった。そういう意味で、…

『アイの歌声を聴かせて』は今こそ刺さる!

『アイの歌声を聴かせて』は“AI全盛”の今こそ刺さる! 夏休みに味わいたい“幸せ”の連鎖

AIやアンドロイドをテーマにしたアニメは、SFの王道として昔から数多く作られてきたが、ここ数年でその存在感は一段と増している。チ…

『バレリーナ』は『ジョン・ウィック』だった

『バレリーナ』はしっかり『ジョン・ウィック』だった 忠実に守ったシリーズ伝統の魅力

家族を殺された孤独な少女イヴ・マカロは、数奇な運命から秘密組織「ルスカ・ロマ」に引き取られ、一級の暗殺者に鍛え上げられる。そんな…

『映画クレしん』最新作のインド映画愛

インド映画を愛する人も必見 『灼熱のカスカベダンサーズ』は『クレしん』に刻まれる快作に

びっくりするほど面白かった。現在公開中の劇場版第32作『映画 クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』は、新鮮かつ…

『JW/復活の大地』の“演出術”を紐解く

『ジュラシック・ワールド/復活の大地』の“演出術”を紐解く スピルバーグの継承と逸脱

『ジュラシック・パーク』シリーズの第7弾『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(以下、復活の大地)が、どうやらそれほど評判が高く…

『バレリーナ』の“古くさい価値観”の意味

『バレリーナ』アナ・デ・アルマスが『ジョン・ウィック』シリーズに吹き込んだ新たな風

キアヌ・リーブスが伝説の殺し屋を演じ、大ヒットを続けてきた『ジョン・ウィック』シリーズ。そのハードなバイオレンスと、さまざまな殺…

『それでも夜は訪れる』が描くささやかな希望

『ANORA アノーラ』と重なる『それでも夜は訪れる』 ヴァネッサ・カービーの深みある演技

第97回アカデミー賞で、作品賞を含む最多5部門を獲得し、賞を席巻した『ANORA アノーラ』(2024年)。この作品では、ニュー…

『JW/復活の大地』賛否両論の理由を分析

『ジュラシック・ワールド/復活の大地』なぜ賛否? シリーズにもたらされた“映画的充実”

恐竜映画の金字塔『ジュラシック・パーク』シリーズと、その世界観を大きく広げた新機軸の『ジュラシック・ワールド』シリーズ。新たに公…

『JW/復活の大地』に漂う“90年代感”

『ジュラシック・ワールド/復活の大地』に感じる懐かしさ 90年代ノリで仕切り直しに成功

そこのけ、そこのけY2K。真空パックされた90’sサマームービーのお通りだ。というわけで『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(…

映画好き必見『TOKYO MER 南海ミッション』

“映画好き”にこそ勧めたい『TOKYO MER 南海ミッション』 “攻め”のディザスターに興奮必至

正直に言う。映画館で邦ドラの続き物の作品が上映されていたとして、これをチョイスすることはあまりない。これはスタンスといった確固た…

『サタンがおまえを待っている』は現代人必見

悪魔を恐れる人々こそが悪魔にもなりうる 『サタンがおまえを待っている』は現代人必見

日本の実写映画や漫画・アニメ作品では、いわゆる「因習村」――昔からの言い伝えやしきたり、あるいは儀式を、たとえ現代の価値観とは相…

『事故物件ゾク 恐い間取り』の“謎”を追求

『事故物件ゾク 恐い間取り』がうったえる“優しさ”の重要性 本人役で登場するタレントの意味

「事故物件住みます芸人」として、“心理的瑕疵”のある賃貸物件に住み続け、さまざまな仕事に活かしている、松原タニシ。その“体験”を…

『TOKYO MER』新作はディザスター映画最新系

ディザスター映画の最新系『TOKYO MER 南海ミッション』 人間ドラマとの絶妙なバランス

TBS系日曜劇場『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』は、その人気の高さから、ドラマシリーズの最終回と直結する劇場版第1作を公…

『鬼滅の刃 無限城編』ufotableの原作補完

『鬼滅の刃 無限城編』ufotable、神の“原作補完”に大感謝 大ボリュームの3バウトを総括

最後の戦いが始まった。炭治郎が、善逸が、伊之助が、カナヲが、玄弥が、柱が、平隊士たちが、無限城に落ちていく。大スクリーンで観た無…

『鬼滅の刃 無限城編 第一章』徹底解説

『鬼滅の刃 無限城編 第一章』徹底解説 「強い者は弱い者を助け守る」は今の世界にこそ響く

日本映画歴代最高の興行収入を稼ぎ出した『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(2020年)公開から5年。TVシリーズ『遊郭編』『刀鍛冶…

『オールド・ガード』2への不満と3への期待

『オールド・ガード』シリーズは“不死”の要素が最大の魅力 続編への不満と第3作への期待

DCコミックスを中心にコミック業界でさまざまな物語を紡いできたグレッグ・ルッカ。彼がオリジナルのグラフィックノベル作品で発表した…

『オールド・ガード2』“2作目”のジレンマ

シャーリーズ・セロンのアクションは健在 『オールド・ガード2』に感じた“2作目”のジレンマ

前作から5年! あの正義の不死身部隊が帰ってきた! Netflixにて配信中の『オールド・ガード2』(2025年)である。前作『…

『無限城編』猗窩座戦ラストの演出に涙

『鬼滅の刃 無限城編』の完成度は期待以上 猗窩座戦ラストのアニメ演出に涙が止まらない

『鬼滅の刃』(原作:吾峠呼世晴)のアニメシリーズが結末へと向かう最初の扉が、7月18日に映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章…

『鬼滅の刃 無限城編』進化した映像美に圧倒

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』は2025年を象徴する一本 “圧倒的映像美”を大画面で体感

アニメ『鬼滅の刃』シリーズの最新作、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(以下、『無限城編 第一章』)がついに公開…