作品評の記事一覧

(2319件)

公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

『トランスフォーマー』完全な仕切り直しに?

『トランスフォーマー/ビースト覚醒』は事実上の1作目? マイケル・ベイへの愛と脱却

何かと車にまつわる悲惨なニュースが多い今日この頃だが、何の奇跡か、そんな日本の世相にピッタリの素晴らしい映画が入ってきた。『トラ…

『トランスフォーマー/ビースト覚醒』の挑戦

『トランスフォーマー/ビースト覚醒』の驚くべき挑戦 描かれたブルックリンのリアル

スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮として参加、マイケル・ベイ監督が10年の間に5作もの作品を送り出し、さらにスピンオフも製作…

『ゼイ・クローン・タイローン』が描いたもの

SF風陰謀コメディ 『ゼイ・クローン・タイローン』が描く、アメリカにおける現実的な脅威

『クリード 炎の宿敵』(2018年)の脚本を担当したユエル・テイラーが初監督し、ジョン・ボイエガ、ジェイミー・フォックス、テヨナ…

“時代”を映し出す『キングダム 運命の炎』

『キングダム 運命の炎』は“時代”を映し出す“現在の映画”に 今後のシリーズの行方は?

紀元前の中国で、無数の国が鎬を削って領土を奪い合った、群雄割拠の春秋戦国時代。その末期の戦いが描かれる同名漫画を原作にした、日本…

『M:I 7』“トム・クルーズ映画”の快作

“トム・クルーズ映画”の快作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』

トム・クルーズ、61歳。還暦男が走る! 電車のうえで戦う! 崖からバイクで飛ぶ! 何の話かと言えば、もちろん『ミッション:インポ…

『M:I 7』と第1作の深い関わりとは

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』徹底考察 第1作との深い関係

トム・クルーズが製作、主演を務め、TVドラマ『スパイ大作戦』を映画化した大ヒットシリーズ『ミッション:インポッシブル』。その7作…

『もののけ姫』宮﨑駿の声へのこだわり

『もののけ姫』宮﨑駿の“声”へのこだわりを紐解く 最新作にも通じる大物俳優の声優起用

10年ぶりとなる長編アニメーション『君たちはどう生きるか』が好スタートを切った宮﨑駿監督が、1997年に手掛けた作品が『もののけ…

『運命のダイヤル』面白いがゆえの気になる点

『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が「面白かった!」からこそ気になったこと

面白かった!……本当はそんなシンプルな感想だけ述べたいところだが、口を衝いて出るのは細かい文句と後出しの注文ばかり。それは人気シ…

劇場版『セーラームーンCosmos』を考察

劇場版『美少女戦士セーラームーンCosmos』が到達した、“暴力の連鎖”という深刻なテーマ

劇場版『美少女戦士セーラームーンCosmos』前後編の2作が公開され、2014年からのTV、配信アニメシリーズ『美少女戦士セーラ…

『ニモーナ』が稀有な成功作となった理由

『ニモーナ』が稀有な成功作となった理由 作品に投影された“切実さ”と突出した“文学性”

CGアニメーションを中心に、大作映画を次々に送り出しているアメリカの大手アニメーションスタジオ群。これまでその一角を担っていたの…

『東リベ2』眞栄田郷敦の回し蹴りに涙

『東京リベンジャーズ2』は儚くも美しい闘争記 後編の感涙必至な“蹴り”を武道家が解説

刹那的な儚さを、“美しい”と感じてしまうのは、危険なことだ。  現在公開中の映画、『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -…

『インディ・ジョーンズ』第5弾、なぜ賛否?

『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』なぜ評価が割れた? 『SW』シリーズとの共通項

映画ファンのみならず、より幅広い層にも長年愛され続けてきた、スティーヴン・スピルバーグ監督の『インディ・ジョーンズ』シリーズ。第…

『タイラー・レイク2』が描いた家族の在り方

『タイラー・レイク -命の奪還-2』がアクションとともに描いた、“家族の在り方”のテーマ

『マイティ・ソー』シリーズでおなじみのクリス・ヘムズワースが、銃撃、格闘、カーチェイスなど、長尺で持続し続けるハードなアクション…

『怪物』に込められた願い

『怪物』には“繋がりたい”と思う願いが込められている 坂元裕二が描き続ける孤独な人

「たった一人の孤独な人のために書きました」  坂元裕二は、第76回カンヌ国際映画祭で自身が手掛けた映画『怪物』が脚本賞を受賞し…