作品評の記事一覧

(2487件)

公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

“虚構”から紐解く『アーガイル』

『キングスマン』との違いは? 『ARGYLLE/アーガイル』を“虚構”のキーワードから紐解く

コミックを原作とするヒーロー映画『キック・アス』に関連するシリーズや、同じくコミック原作の英国スパイ映画『キングスマン』シリーズ…

『スペースマン』にみるSFが人気な理由

大きなスケールで描く、ごく個人的な変化 『スペースマン』にみる、SF的題材が人気な理由

テッド・チャンの短編小説を映画化したドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作『メッセージ』(2016年)、ブラッド・ピット主演のオリジナル映画…

『ネクスト・ゴール・ウィンズ』を読み解く

タイカ・ワイティティによる娯楽作 『ネクスト・ゴール・ウィンズ』の裏にあるものを読む

ナチスドイツの虐殺というシリアスな題材に独自のユーモアを加えた鮮烈な作風によって、オスカー脚色賞受賞となった『ジョジョ・ラビット…

『マダム・ウェブ』の長所と短所を考える

興行成績不振、内容に対して厳しい批判の声も 『マダム・ウェブ』の長所と短所を検証

マーベル・コミックスのコミック作品で、未来予知などの超常的な能力を駆使し、スパイダーマンの活躍を指導者として助けてきたヒーロー、…

『舟を編む』が特別な実写化作品である理由

映画『舟を編む』が特別な実写化作品である理由 スクリーンに刻まれた“時間”の尊さ

石井裕也監督が一躍その名を世に知らしめた傑作『舟を編む』の公開から、もう10年の月日が流れたという。その間に、石井は『映画 夜空…

『ラスティン』が“いま”製作された意義

コールマン・ドミンゴがオスカーノミネート 『ラスティン』が“いま”製作された大きな意義

ジェフリー・ライト(『アメリカン・フィクション』)やキリアン・マーフィー(『オッペンハイマー』)らとともに、第96回アカデミー賞…

『ゴミ捨て場の決戦』試合に没入させる“音”

『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』は映画館で観るしかない! 圧倒的な“音”の演出

試合開始の合図が鳴った。影山飛雄が勢いよくサーブを打つ。アングルがレシーブする音駒の選手に移り、大きな音を立てる弾丸のようなボー…

『劇場版ハイキュー‼ 』“本気”の粋な演出

『劇場版ハイキュー‼ ゴミ捨て場の決戦』の主役は紛れもなく研磨だ “本気”の粋な演出

劇場を出た瞬間、「すごいものを観た」と感じた。通常、レビューを書く際には「すごい」という表現を避けるのが鉄則だが、この圧倒的な満…

『SEED FREEDOM』作り手の情熱

『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』を待っていてよかった! 刻まれた作り手たちの情熱

アニメ情報誌『月刊ニュータイプ』2006年6月号の表紙に大きく掲載された「機動戦士ガンダムSEED 映画化決定!!」の文字。あれ…

『オリオンと暗闇』が伝えるメッセージ

チャーリー・カウフマンらしい“仕掛け”も 『オリオンと暗闇』のユニークな物語を解説

『シュレック』シリーズや『ヒックとドラゴン』シリーズなど、数々の劇場アニメーション作品を送り出してきた、ドリームワークス・アニメ…

『鬼滅の刃』柱稽古編の鍵はアニオリ描写?

『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』は劇場鑑賞の価値あり? 鍵となるアニオリ描写

吾峠呼世晴の大ヒット漫画を原作として、映画界、アニメ界の常識を超えるフィーバーを巻き起こしたアニメーション作品、『鬼滅の刃』。2…

『鬼滅の刃』柱稽古編は単なる繋ぎではない

『鬼滅の刃』柱稽古編は単なる“繋ぎ”ではない ワールドツアー上映で描かれた切迫感

『鬼滅の刃』が映画館のスクリーンに帰ってきた。『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』が2月2日から公開となり…

『ファンタビ3』敵対する2人の変わらぬ愛

『ファンタスティック・ビースト』敵対する2人の変わらぬ愛 ニュートの成長を感じる台詞も

1月12日から始まった『金曜ロードショー』(日本テレビ系)の「ハリー・ポッター魔法ワールド」4週連続放送のラストを飾るのは、『フ…

『哀れなるものたち』のテーマ性を解説

『哀れなるものたち』が映し出す“現在”の問題 奇妙な物語と過激な描写を通して伝えること

野蛮さと洗練されたセンスという、一見矛盾した要素を併せ持つスタイルが、観る者たちの心をざわつかせ、類まれな知性と才能でアートフィ…

『あの花~』大ヒットだからこそ考えること

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』大ヒットだからこそ考えたい、戦争の描き方

福原遥、水上恒司主演の映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が大ヒットをとなっている。12月8日に公開以来、すでに興行収…