作品評の記事一覧

(2748件)

公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

『啓示』はヨン・サンホ監督の集大成に 

Netflix映画『啓示』が描く現実社会の問題と人間の心理 ヨン・サンホ監督の集大成的作品に

映画『新感染』シリーズや『ソウル・ステーション/パンデミック』(2016年)などのアニメ作品、ウェブトゥーン作品、また、Netf…

『ノー・アザー・ランド』が世に与えた影響

『ノー・アザー・ランド』が切り取った驚くべきパレスチナの現実 世に与えた影響を考える

ベルリン映画祭最優秀ドキュメンタリー賞と観客賞を受賞し、先のアカデミー賞において長編ドキュメンタリー映画賞を獲得したことが大きな…

『ウィキッド』アリアナ・グランデに拍手

『ウィキッド ふたりの魔女』“やさしいギャル”を演じ切ったアリアナ・グランデに拍手!

『ウィキッド ふたりの魔女』(2024年)は、虐げられてきた人物が、巨大な理不尽に対して立ち上がる姿を描いた作品だ。そのカタルシ…

『エレクトリック・ステイト』の意義を考察

ルッソ兄弟のSFアドベンチャー『エレクトリック・ステイト』が意義を持つ作品になった理由

スウェーデンのアーティスト、シモン・ストーレンハーグのグラフィックノベルを原作とした、アメリカのSFアドベンチャー映画『エレクト…

『ウィキッド ふたりの魔女』が映す複雑さ

『ウィキッド ふたりの魔女』が描く“動揺”と“葛藤” 作品が長年愛されてきた理由を考える

『ウィキッド ふたりの魔女』が、オープニング週末3日間の動員32万1000人、興収5億1900円を記録し、実写洋画作品として久々…

難解作『ニッケル・ボーイズ』を徹底解説

アカデミー賞2部門ノミネートの“難解作” 『ニッケル・ボーイズ』の挑戦的な試みを徹底解説

2020年にピュリツァー賞(フィクション部門)を受賞したコルソン・ホワイトヘッドの同名小説を映画化した『ニッケル・ボーイズ』が、…

『名もなき者』のテーマを徹底考察

『名もなき者』が解き明かすボブ・ディランの音楽の“魔法の秘密” 作品のテーマを徹底考察

1960年代から、今なお多くの人々に多大な影響を与え続け、ミュージシャンとして初のノーベル文学賞を受賞している、世界的シンガーソ…

『ブルータリスト』の核心に迫る

アカデミー賞3冠『ブルータリスト』は驚くべき一作 映画製作の常識を覆す作品づくりに迫る

第82回ゴールデングローブ賞映画部門作品賞(ドラマ部門)を受賞し、第97回アカデミー賞では主演男優賞、作曲賞、撮影賞の受賞を果た…

『ぼくまほ』に“刺さる”観客が続出

映画『ぼくまほ』に“刺さる”観客が続出 『366日』に続く口コミ拡大の“泣ける”映画に

もしあなたが一回だけ魔法が使えるなら何に使うだろうか。自分の欲望を満たすために使うのか、それとも誰かの幸せのために使うのか。 …

『セプテンバー5』“覚悟”を抱かせる力作

『セプテンバー5』“報道人”の視点に限定した新しさ “未来への覚悟”も抱かせる力作に

1972年、当時は東西に分断されていたドイツの古都ミュンヘンで、第20回オリンピック競技大会が華々しく開催された。その会期真っ只…

リンチの転換点『ブルーベルベット』を解説

デヴィッド・リンチ監督の作風を確立 転換点となった『ブルーベルベット』を読み解く

先日、ついにこの世を去ってしまった、デヴィッド・リンチ。優れたアーティストとして、圧倒的な創造性を持った映画監督として、多くのフ…

『ファーストキス』がユニークな理由

『ファーストキス 1ST KISS』がユニークな作品となった理由 “幸せ”についての人生の教訓

ヒットドラマを連発し、『ラストマイル』(2024年)、『グランメゾン・パリ』(2024年)と、映画でも近年観客を多く集め、いま日…

『セブン』を2025年に観ることの意味

『セブン』を2025年に観ることの意味を考える リアリティを増す作品の世界観

卓越した映像美と鮮烈なテーマによって時代や社会の姿を切り取ってきた、映画界の巨匠デヴィッド・フィンチャー監督。そんな彼の長編映画…

『最強の軍師』ロングランヒットの要因とは

『最強の軍師』になぜ“沼”ってしまうのか 『劇場版 忍たま乱太郎』ヒットの要因を紐解く

公開から1カ月半以上経過したにもかかわらず、『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』(以下、『最強の軍師』)が2月3日…