作品評の記事一覧

(2757件)

公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

『インスティゲイターズ』の批評性に迫る

マット・デイモン×ケイシー・アフレックによる逃亡劇 『インスティゲイターズ』の批評性

マット・デイモンとケイシー・アフレック、そして、『ザ・ホエール』(2022年)でのアカデミー賞ノミネートによって近年注目を集める…

恐竜映画として観る『オラたちの恐竜日記』

『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』を『ジュラシック・パーク』オタクが解説

国民的人気アニメ『クレヨンしんちゃん』の劇場版第31作『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』が公開中である。今年のテーマ…

『映画クレしん』シンエイ動画の本気を見た

『映画クレヨンしんちゃん』最新作のリアルすぎる恐竜に驚き 2D作画で追求した“質感”

夏休みをめいっぱい遊ぶ楽しさがあり、知らないことを学ぶ喜びがあり、大切なものを踏みにじることへの怒りがあって、別れることへの悲し…

『ヒロアカ』原作完結と劇場版最新作に寄せて

『僕のヒーローアカデミア』原作完結と劇場版『ユアネクスト』 強調される作品テーマとは

現在公開中の劇場版第四弾『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』(以下、『ユアネクスト』)が公開初週で首位を…

『ツイスターズ』は真夏のデート映画に最適!

パニック映画『ツイスターズ』は真夏のデート映画に最適! “ちゃんと怖い”竜巻描写も

回れ回れツイスター、もう決して止まらないように……♪ というわけで『ツイスターズ』(2024年)である。まさかの『ツイスター』(…

『インサイド・ヘッド』カナシミはなぜ必要?

『インサイド・ヘッド』なぜ“カナシミ”は必要なのか? イマジネーション豊かな“頭の中”

ディズニー&ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド2』が、8月1日から日本で公開されている。本作はアメリカでは6月14日に公開され…

『デッドプール&ウルヴァリン』ヒットの理由

『デッドプール&ウルヴァリン』が大ヒットを成し遂げた理由 マルチバースを最大限に利用

ディズニーによる、2019年の20世紀フォックス買収。これによって、これまで20世紀フォックスが映画化権を有していたマーベル・コ…

『怪盗グルーのミニオン超変身』の驚きの挑戦

『怪盗グルーのミニオン超変身』の驚くべき挑戦 4作目だからこそ可能になった前衛的な試み

次々とヒット作品を送り出している制作会社イルミネーション。その代名詞といえば、スタジオの記念すべき第1作となり、数々の続編やスピ…

『デッドプール&ウルヴァリン』は同窓会的

『デッドプール&ウルヴァリン』をネタバレなしでレビュー 最大の魅力は同窓会的な楽しさ

個人的な話で恐縮だが、私は同窓会に呼ばれたことがない。そのこと自体に不満はないし、小・中・高の己の行いを振り返ると、「そりゃ呼ば…

『メイ・ディセンバー』の“問いかけ”とは

映画史における『メイ・ディセンバー』の意義深さ 実話ベースの作品に対する“問いかけ”に

トッド・ヘインズが監督を務め、ナタリー・ポートマンとジュリアン・ムーア共演で火花を散らす役柄を演じる、『メイ・ディセンバー ゆれ…

『キングダム 大将軍の帰還』の熱量の高さ

『キングダム 大将軍の帰還』に感じたシリーズ屈指の熱量 観客を圧倒する大沢たかおの熱演

中国史の戦乱時代の一つ、春秋戦国の末期を題材に、中華を統一する夢を持った6代目秦王と、その武将、軍師、兵士たちの活躍を描いていく…

30年ぶり『ビバリーヒルズ・コップ』の意義

エディ・マーフィが哀愁と幸福感を体現 『ビバリーヒルズ・コップ』30年ぶり新作の存在意義

ハリウッドのレジェンドの一人である、コメディ俳優エディ・マーフィの代名詞といえる映画といえば、日本でも高い人気を誇る『ビバリーヒ…

『ファンシー・ダンス』が世界に放った“声”

“先住民発”の重要作 リリー・グラッドストーン主演『ファンシー・ダンス』が世界に放つ声

アカデミー賞で作品賞を含め最多7部門に輝いた『オッペンハイマー』とともに、さまざまな賞レースを争った、巨匠マーティン・スコセッシ…

『クワイエット・プレイス:DAY 1』徹底考察

『クワイエット・プレイス:DAY 1』徹底考察 サバイバルが暗示する“人類が背負う罪の歴史”

音を聞きつけられたら正体不明の怪物に襲撃されるという、極限状況を描くサバイバルスリラー映画、『クワイエット・プレイス』シリーズ。…

『ビバリーヒルズ・コップ4』の痛快さ

エディ・マーフィの魅力健在! 『ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー』の痛快さ

This is 安打。それも二塁打。『ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー』(2024年)は、そんな「普通に面白い」とい…

A・ペイン映画にある“図らずも”

『ホールドオーバーズ』はアレクサンダー・ペインの“リベンジ”作 “図らずも”の作法

タイトル「ホールドオーバーズ(原題:The Holdovers)」とは、「残留者」「遺物」「繰り越し」という意味である。時は19…

『ザ・ウォッチャー』の本質を考察

『ザ・ウォッチャーズ』に感じるアンバランスさの正体とは 隠された本質部分を考察

アメリカ映画界でヒットメイカーとして知られる、M・ナイト・シャマラン監督。その娘で、現在20代半ばのイシャナ・ナイト・シャマラン…

『バッドボーイズ』第4弾、なぜ全米ヒット?

『バッドボーイズ RIDE OR DIE』なぜアメリカで大ヒット? ウィル・スミスの捨て身の表現

ウィル・スミスとマーティン・ローレンス主演による、1995年公開の第1作から、じつに足かけ29年となったアクション映画『バッドボ…