書評の記事一覧

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浅野いにおが描いてきた「社会」とは?

『おやすみプンプン』『デデデデ』浅野いにおが描いてきた「現実の社会と時代」とは?

音楽、映画、小説……いつだってポップカルチャーは意図の有無を問わず、その時々の社会を作品に描き出していた。1969年から連載がス…

浅野いにお『ソラニン』が描く00年代

浅野いにお『ソラニン』が活写した、00年代の風景ーー種田と芽衣子はなぜ幸せになれなかったのか?

今から20年前、「ノストラダムスの大予言」は大外れし、時代はあっさり2000年代に突入した。バブル崩壊からすでに数年が経ち、不景…

伊原六花のグラビアが人を惹きつける理由

伊原六花のグラビアは見る人を笑顔にするーーそのポジティブな魅力を考察

伊原六花が10月14日発売の『週刊少年マガジン』第46号の巻頭グラビアに初登場。華やかで明るい姿を6Pのグラビアで見せてくれてい…

ラブコメ漫画の開拓者としてのまつもと泉

まつもと泉は「ラブコメ漫画の開拓者」だったーー永遠の名作『きまぐれオレンジ☆ロード』の功績

80年代に一世を風靡したラブコメ漫画の名作『きまぐれオレンジ☆ロード』の作者・まつもと泉が、10月6日に亡くなっていたということ…

『青野くんに触りたいから死にたい』評

死んだ恋人との交際、少女が気づいた“家族の呪い”とは? 異色のホラーラブストーリー『青野くんに触りたいから死にたい』

付き合い始めたばかりの彼氏を交通事故で喪った刈谷優里。悲しみに暮れ、もう死んでしまいたいと手首にカッターを当てた時、飛び出してき…

矢沢あい『下弦の月』は名作なのか?

矢沢あい『下弦の月』は名作か否か? 評価が分かれる難解な物語を解説

矢沢あいの「りぼん」最終作となった『下弦の月』。その評価は真っ二つである。メイン読者層を置いてきぼりにした難解極まる本作は、はた…

『キン肉マン』大魔王サタンは「稼げるレスラー」である

『キン肉マン』大魔王サタンは「稼げるレスラー」である ジャスティスマン戦で発揮したヒールの才能

   プロレス的視点からキン肉マンの各シリーズのベストバウトを紹介していく本シリーズの第3回は、オメガ・ケンタウリの六鎗客編(コ…

『水は海に向かって流れる』魅力とは?

各マンガ賞に続々ノミネート、田島列島『水は海に向かって流れる』完結へ 悲劇にユーモアで向き合う作風を読む

※本稿は、最終巻のネタバレが一部有ります。  田島列島の漫画『水は海に向かって流れる』が完結した。  『水は海に向かって流れ…

『チェンソーマン』は何が「恐ろしい」のか

『チェンソーマン』はなにが「恐ろしい」のか? 巧みな恐怖の描き方を考察

※この記事は『チェンソーマン』コミックス8巻とその直後の1話(第71話)のネタバレを含みます。逆に言えば「マキマさんの正体」や「…

『ゴールデンカムイ』谷垣とインカラマッの恋

『ゴールデンカムイ』谷垣とインカラマッの恋の行方は? 刺激たっぷり"オトナの恋愛"を楽しむ

遂に役者は揃った――。それぞれの想い、目的を胸に抱き、杉元一派、土方歳三ら、第七師団は札幌へと向かう。彼らが奪い合う刺青人皮は、…

『鬼滅の刃』伊黒小芭内が背負った運命

『鬼滅の刃』伊黒小芭内の奮闘はなぜ胸を打つ? 悲劇の少年が運命を乗り越えるまで

「鬼への生贄」として育てられた存在 ※本稿には『鬼滅の刃』のキャラクター、伊黒小芭内についてのネタバレが少なからず含まれていま…

『ダイの大冒険』が決定づけた勇者の定義

『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』が決定づけた「勇者」の定義とは? ダイとポップの関係性を考察

「勇者」という単語から、大多数の日本人は剣と魔法のファンタジーの世界で魔王に立ち向かう者、というイメージを思い浮かべるだろう。 …

『キン肉マン』ブラックホールの活躍

『キン肉マン』名勝負ブラックホールvsジャック・チー戦に見る、“別人格ギミック”の面白さ

プロレスとギミック  プロレス的視点から『キン肉マン』の各シリーズのベストバウトを紹介する本コラム。第一回では、“名タッグ”と…