『ベルグレービア 新たなる秘密』は時代劇なのに新しい 入り交じるロマンスとミステリー
日本でも大人気な英国時代劇『ダウントン・アビー』制作陣による新作『ベルグレービア 新たなる秘密』が、3月25日より「スターチャン…
人間は善か悪か? 『ハンガー・ゲーム0』の奥行きを生んだ“社会契約説”の問いを解説
公開中の映画『ハンガー・ゲーム0』は、2023年の大ヒット作だ。北米では2週連続1位を獲得し、全世界ではすでに製作費の3倍にあた…
『THE IDOL』がオマージュした元ネタは? 最終話で明かされた“ダークなおとぎ話”の真相
「ハリウッドはダークな場所だ。そのことが偉大な芸術を生む」 ザ・ウィークエンドの言葉は、彼が製作、出演を務めたドラマ『THE…
『80日間世界一周』で聴く、ハンス・ジマー・ブランドの迫力 英国文化にも浸れる一本に
英BBCドラマ『80日間世界一周』は、今にぴったりな大作だ。その名のとおり世界の国々を舞台とする本作は、海外旅行が制限されたコロ…
『邦キチ! 映子さん』から学ぶコンテンツ受容のスタンス 自分の“好き”を見失わないために
大好きなはずの趣味活動において、疲れを感じてしまうときはないだろうか。コンテンツと情報がとめどなく溢れる今、共感を集めるギャグ漫…
エルトン・ジョンの交友関係から生まれた『The Lockdown Sessions』 デュア・リパら新鋭たちと照らす音楽の未来
〈僕は老人だけど、若者だ 長らく歳をとっていないからね〉(Elton John & SG Lewis 「Orbit」) …
ハリウッドにも影響与えた9.11 衝撃作『モーリタニアン』が暴くアメリカ側の問題
2021年、アメリカ同時多発テロ事件、そして「テロとのグローバル戦争」の開始から20年が経過し、バイデン政権のもとアフガニスタン…
『ちいかわ』なぜSNSで大人気に? 考察を促す、ゆるかわキャラのダークな側面
ツイッター発の漫画『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』、通称『ちいかわ』が大人気だ。日本のバイラルコンテンツを代表する成功例…
コナン・グレイの歌う“若さ”が胸を打つ理由とは? テイラー・スウィフトを虜にした、若きシンガーソングライターの魅力に迫る
騒がしいパーティや飲み会の類で「はやく帰りたい」と思ったことがある人は多いだろう。では、片思い相手や好きな人の「死」を願ったこと…
カーリー・レイ・ジェプセンがポップミュージックにおいて“最も愛される存在”に至るまで その奇妙なキャリアと作家性に迫る
カーリー・レイ・ジェプセンは「ロサンゼルス」に馴染んでこなかったポップアーティストだ。この場合の「ロサンゼルス」とは、アメリカ合…
BLM運動でハリウッドにも変革のとき ジョン・ボイエガ、マイケル・B・ジョーダンらのアクション
「どれだけ痛ましいのか知るべきだ。毎日、人種を理由になんの価値もないと思い知らされることが」 「今、あなたたちに向けて、心か…
ジョーイ・バッドアスなどからの批判も? 「Blackout Tuesday」ストライキから考える問題点と課題
2020年6月2日火曜日、「Black Lives Matter」運動が渦巻くアメリカで、音楽産業が黒に染まった。大手レーベルや…
伝記映画やドキュメンタリー製作、さらには出演まで 音楽スターにまつわる映画ブーム到来!?
ここ5年、音楽スターにまつわる映画が猛烈な勢いを見せている。『ボヘミアン・ラプソディ』などの伝記ジャンルはもちろん、それぞれビー…
辰巳JUNKが語る、セレブの言動に見る米エンタメ界のダイナミズム 「本業だけじゃない手腕も必要とされる」
レディー・ガガからドナルド・トランプ、ビリー・アイリッシュ、近藤麻理恵まで人物ベースで紹介しながら2010年代のアメリカのポップ…
レディー・ガガ、ブラッド・ピットらからアメリカを紐解く 『アメリカン・セレブリティーズ』刊行
セレブリティ・ウォッチャー/ライターの辰巳JUNKによる書籍『アメリカン・セレブリティーズ』が4月30日に刊行される。 アメ…
ハリウッドで広がる“男性像の再編” 2019年のトレンドワード「有害な男らしさ」をめぐる映画界の動き
「ようこそ2019年、トキシック・マスキュリニティの年へ」- IndieWire 冬は、アメリカでアカデミー賞を狙う映画が次…
米エンタメ界で議論を呼ぶ「映画とTV」の関係 クリエイターの流入と所得格差の深刻化
2010年代も終わるころ、新作『アイリッシュマン』をリリースする巨匠マーティン・スコセッシが「シネマ」定義の議論に火をつけた。マ…
『ダウントン・アビー』と『エルカミーノ』は、劇場映画産業の“救世主”と“天敵”に?
ハリウッドお決まりヒット映画といえばなんだろう? スターが参加するSF大作に、栄華を誇るアクション・シリーズ……2019年9月の…
ビリー・アイリッシュは、なぜカート・コバーンを彷彿とさせるのか 両者に共通する社会への視点
「ビリー・アイリッシュの公演では、1991年のニルヴァーナと同じことが起こっていた」 Foo Fightersの…
Netflix、バブル終了で転換期へ? “ストリーミング戦争時代”にいかにメガヒットを生み出すか
2019年7月、Netflixオリジナル作品『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』(以下、『OITNB』)が完結した。このエミー賞…
『ゲーム・オブ・スローンズ』はなぜTV史上初のグローバル大作となったのか 時代背景とともに考察
2019年春、人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』ファイナル・シーズン作り直しを求める署名がオンラインで過熱した。最終回を迎え…
『Guava Island』は“資本主義と芸術”の物語に C・ガンビーノが活動終了を前に伝えるもの
「今宵はスピリチュアル・ナイト 俺たちは互いに感じ合う必要がある 電話を下げろ ここは教会だ」 『コーチェラ・フェス…
新時代を形成する“ダーク・ポップ”の担い手、ビリー・アイリッシュとは何者か?
2001年生まれ、17歳のビリー・アイリッシュはトップスターとなることが約束されたシンガーソングライターだ。そもそも、インターネ…
作品と表現者はわけるべきかーードキュメンタリーで再浮上した“マイケル・ジャクソン騒動”を解説
マイケル・ジャクソンの児童性的虐待を告発したドキュメンタリー『Leaving Neverland(原題)』が大論争を巻き起こ…
“黒人スパイダーマン”誕生の背景は? 『スパイダーバース』が伝えるメッセージを読み解く
ハリウッドは、スパイダーマンの通過儀礼を繰り返してきた。サム・ライミ監督による『スパイダーマン』から『アメイジング・スパイダーマ…
ジュリア・ロバーツ、近藤麻理恵、ジェイソン・モモアも アカデミー賞に“ピンク旋風”巻き起こる?
第91回アカデミー賞のレッド・カーペットは、きらびやかでグラマーな「オールド・ハリウッド」だった。華やかなクラシカルとも言えるそ…
ヒロ・ムライ×ドナルド・グローヴァー、“アメリカの部外者”たちの直感的・本能的作風を解説
ヒロ・ムライにとって、第61回グラミー賞は初めて得た全米最高の名誉というわけではなかった。2017年時点で、彼が監督したドナルド…
マルジェラの成功と悲劇にみる、ファッション産業の問題点 伝説的メゾン創始者デザイナー達の葛藤
ここ2年、ファッション・デザイナーのドキュメンタリー映画が立て続き公開されている。特に目立つのが、マルタン・マルジェラやヴィヴィ…
米セレブを取り巻くボディイメージ問題 『アイ・フィール・プリティ!』が描いた“2つの苦しみ”
プロフィールでは写真が重要、それが良くないとライクもシェアもされないーーこれは映画『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニ…
年末企画:辰巳JUNKの「2018年 年間ベスト海外ドラマTOP10」 豊潤な作品が揃った黄金期
リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2018年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…