『タイラー・レイク -命の奪還-』はアクション映画のノウハウ満載 期待するもの全てある凄まじさ
哀しい過去を忘れるため、がむしゃらに戦える“死地”を求め、誰もが断る任務を受ける凄腕の傭兵タイラー・レイク(クリス・ヘムズワース…
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
哀しい過去を忘れるため、がむしゃらに戦える“死地”を求め、誰もが断る任務を受ける凄腕の傭兵タイラー・レイク(クリス・ヘムズワース…
2011年に公開されたコメディ映画『ラブ・アゲイン』を観た人はいるだろうか。 主人公は、長年連れ添った妻エミリー(ジュリアン…
コロナウイルスで激動の社会状況下ですが、皆さん、無事に映画は楽しめているでしょうか? 映画館は休業し自宅にいることが求められてい…
結論から書くと、『ドクター・スリープ』(2019年)はサイキック・アクションの良作だ。そして『シャイニング』の40年越し(!)の…
ゴールデンウィーク興行でも主役といっていいほどの注目を集めるのが劇場版『名探偵コナン』シリーズだ。ファミリー層を中心とした多くの…
長く続けられているシリーズには、常に“ターニングポイント”となる作品が存在している。日本のアニメ映画シリーズでいえば、声優を総入…
90年代の『バットマン』アニメーションシリーズに、宿敵ジョーカーに恋をするヴィラン(悪役)として初登場したキャラクター、ハーレイ…
海は広いな大きいな……それだけに海は恐ろしい。どこまでも広がる大海原を前にしたとき、人間は圧倒的に無力である。私も小さい頃にウッ…
キャラクターの性質を大事にしつつ、観客の支持を得る。この目標を掲げたとき、ハーレイ・クインはなかなか難しい題材だ。何せ彼女は見た…
オーストラリアがイギリスの植民地だった19世紀。離島のタスマニアで、人類史に残る虐殺、迫害が行われた。この人間の罪深い歴史の真実…
いわゆるバカンス映画の系譜を辿っていけば、エリック・ロメールやジャック・ロジエ、最近ではギヨーム・ブラックといった作家の名前が頭…
『PRINCE OF LEGEND』のドラマと映画、そして『貴族誕生 -PRINCE OF LEGEND-』に続いて、映画『貴族…
インド映画史上歴代最高の興行収入を記録し、その激烈な面白さに日本でも話題を呼んだ『バーフバリ』シリーズ。そのバーフバリ役を務めた…
とあるスターとの秘密の文通をきっかけに、栄光の裏に隠された真相が明らかになる模様を描いた映画『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』。…
海外ドラマ好きであれば昨年から色んなところで頻繁に名前を見かけるクリエーターであり、「今を時めく」という言葉を躊躇なく使える目覚…
『酔うと化け物になる父がつらい』は、漫画家・菊池真理子の実体験を基にしたコミックエッセイを映画化したものである。 お笑い芸人…
“キッズ向け”という顔をしているけれど、近づいてみると、深淵へと続く穴が口を開けていることに気づく……。そんな油断ならざる作品の…
アメリカの保守系ケーブル局FOXニュースで、2016年に起きたセクシャル・ハラスメント訴訟を描いた映画が『スキャンダル』である。…
数々の世界的な賞を受賞した『天国の日々』(1978年)、『シン・レッド・ライン』(1998年)、そして『ツリー・オブ・ライフ』(…
1976年からアメリカで放映され、大人気を博したTVドラマシリーズ『地上最強の美女たち! チャーリーズ・エンジェル』。L.A.の…
日本への原爆投下を機に考案された、「世界終末時計」をご存知だろうか。核兵器や化学兵器などの大量破壊兵器を人類が手にし、環境破壊が…
第一次世界大戦の西部戦線を舞台にした、サム・メンデス監督による戦争映画『1917 命をかけた伝令』。2020年のアカデミー賞を前…
全編をワンシークエンスショットで見せてしまう(ちなみにあの作品をワンカット、もしくは擬似ワンカットと呼ぶのは厳密に言うと間違いだ…
1917年。第一次世界大戦の戦場で過ごす2人の若者ブレイク(ディーン=チャールズ・チャップマン)とスコフィールド(ジョージ・マッ…
『ハウス・ジャック・ビルト』や『テッド・バンディ』、『永遠に僕のもの』、そして配信ドラマ『マインドハンター』など、日常的に殺人を…
かつて『パーソナル・ショッパー』(2016年)で「別人になりたいと願っていた女」を演じたクリステン・スチュワートが、本作『ふたり…
私たち現代観客は『リチャード・ジュエル』というアメリカ映画をどのように見たらよいのだろうか。一見シンプルなテーマを持ち、ひょっと…
セバスティアン・レリオの前作『ナチュラルウーマン』では、文字通りの「逆風」に立ち向かう女性が鮮烈に映し出されていたが、本作『ロニ…
見た目も中身もギンギラ、ナンパで武闘派刑事のマイク(ウィル・スミス)と、常識人ながらマイクの暴走の心労から時おり奇行が目立つ良き…
『キャッツ』(2019年)は、いずれカルト化すると思う。面白いかどうかはさておき、「変な映画を観た」という感触は確実に残るからだ…
日本には『ミナミの帝王』というジャンルがある。『ミナミの帝王』といえば、ミナミの鬼と呼ばれる金貸しの萬田銀次郎(竹内力、千原ジュ…
事故で半身不随になった中年男性、リョン・チョンウィン(アンソニー・ウォン)。妻とは離婚して、息子は遠くで大学生をやっている。人生…