作品評の記事一覧

(2469件)

公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

新時代の名探偵シリーズ『ナイブズ・アウト』

『ナイブズ・アウト』は新しい時代の名探偵シリーズに? クラシカルなスタイルを現在のものに更新

新しく映画化された『オリエント急行殺人事件』(2017年)や、『アガサ・クリスティー ねじれた家』(2019年)、『ナイル殺人事…

実録サスペンス映画の秀作『バルーン』

よりにもよって気球で亡命!? 『バルーン 奇蹟の脱出飛行』は実録サスペンス映画の秀作

よりにもよって、気球ですか? 『バルーン 奇蹟の脱出飛行』(2018年)の観客は映画が始まった途端、そんなふうに頭を抱えるだろう…

『SKIN/スキン』が突きつける差別問題

日本人も決して他人事ではない 『SKIN/スキン』が浮き彫りにする排斥主義問題

公開中の映画『SKIN/スキン』は、白人至上主義者として生きてきたレイシストが過去と決別し、生まれ変わろうとした衝撃の実話を基に…

『ホット・ファズ』を楽しむための背景解説

復活上映をより楽しむための背景解説! いま観ても変わらない『ホット・ファズ』の魅力

いまや、『ミッション:インポッシプル』シリーズで、トム・クルーズ演じるスパイに助け出される“ヒロイン”ベンジー役でお馴染みのサイ…

劇的な傑作『カセットテープ・ダイアリーズ』

『カセットテープ・ダイアリーズ』が響かせ続ける“音楽の素晴らしさ” 人生を変える劇的な傑作

人気漫画『宇宙兄弟』に、こんなセリフがある。「今『自分の居場所がない』と強く感じていて、小さな世界に閉じこもっている人がいたら、…

『キングコング』で“男前コング”の虜に

『キングコング:髑髏島の巨神』は“男前コング”の虜になる! 怪獣バトル史におけるベストバウトも

2021年5月に北米公開が予定されている『GODZILLA VS. KONG(原題)』。レジェンダリー・ピクチャーズが『GODZ…

荻野洋一の『わたしの若草物語』評

『ストーリー・オブ・マイライフ』が描く生と死の円環 疾走し続ける4姉妹のきらめき

“Write something for me.”  ーー私のために何か書いて。  数年にわたる闘病の末、ついにみずからの死を…

ハリウッド版『ゴジラ』の魅力とは?

『GODZILLA ゴジラ』再び地上波へ “モンスターバース”原点としての魅力

今から22年前、アメリカの映画会社トライスター・ピクチャーズが、ハリウッド版ゴジラを製作した。ローランド・エメリッヒ監督の『GO…

『梨泰院クラス』が迷える人々に送る名台詞

『梨泰院クラス』が迷える人々に送る名台詞の数々 “自分の人生を生きる”というテーマを読む

「寝る前によく考えることは?」 「ちょっとヤバくて。変に思われるかも。地球が……滅びればいいのにって」  そんな物騒な…

『15年後のラブソング』が贈るメッセージ

『15年後のラブソング』は踏み出す元気を与えてくれる 全編にわたるロックへの愛情

恋は盲目というけれど、それは熱烈なファンにもいえること。自分の好きなアイドルや俳優を追いかけ、いつも世界の中心に「憧れの人」がい…

『ジャングル・ブック』の革新的映像表現

『ジャングル・ブック』が定義付けた映画の新ジャンル ジョン・ファヴローの“娯楽職人”気質も全開

映画『ジャングル・ブック』が、6月6日21時よりフジテレビ系列で地上波初放送される。  “少年以外すべてCG”という触れ込み通…

『ルース・エドガー』を深掘りする

社会派サスペンスの秀作『ルース・エドガー』 その「社会派」と「サスペンス」の意味を深掘りする

2021年秋には完全リブート版『バットマン』の公開(パンデミックの影響で制作が遅れているかもしれないが)が控えているマット・リー…

荻野洋一の『タイガーテール』評

Netflix『タイガーテール』の味わい深いキャスティングと選曲 愛惜と憧憬がにじみ出る物語に

『タイガーテール -ある家族の記憶-』はアメリカ本国での劇場公開がパンデミックのために中止され、Netflix配信のみとなった。…

『名探偵ピカチュウ』は実写化の成功例?

『名探偵ピカチュウ』はハリウッド映画化の成功例? 西島秀俊と竹内涼真の声の演技に注目

2019年、日本もとい世界的に話題となった『名探偵ピカチュウ』が5月22日にいよいよ金曜ロードSHOW!(日本テレビ系)で地上波…

『チア☆ダン』注目は若手俳優たちの豪華共演

映画『チア☆ダン』注目は若手俳優の共演 『3A』福原遥×富田望生に“ブレイク寸前”伊藤健太郎も

創部からわずか3年で全米チアダンス選手権大会を制した福井県立福井商業高等学校チアダンス部の軌跡を映画化した『チア☆ダン 〜女子高…

荻野洋一の『ブロー・ザ・マン・ダウン 』評

『ブロー・ザ・マン・ダウン』が描く、穏やかな狂気の危うさ 女性共同監督の野心的意図を読む

蟄居(ちっきょ)生活が続くなか、劇場で新作映画を観ることのできない世界中の観客がネット配信を通じて映画を観ている。この3月下旬に…

『今夜、ロマンス劇場で』はオマージュに注目

『今夜、ロマンス劇場で』は日本版『ニュー・シネマ・パラダイス』? 数々のオマージュに注目

『テルマエ・ロマエ』や『翔んで埼玉』といったなかなかトリッキーな漫画作品を忠実かつ器用に映像化してきた武内英樹監督がメガホンを取…

クラシカル志向だが現代的 『塔の上のラプンツェル』は“ステイ・ホーム”のいま観たい作品に

クラシカル志向だが現代的 『塔の上のラプンツェル』は“ステイ・ホーム”のいま観たい作品に

グリム童話を基に、長い間塔にひとり幽閉されてきた姫の数奇な運命を描く、ディズニーの劇場アニメーション『塔の上のラプンツェル』。新…