知れば知るほど魅了される、成瀬あかりという主人公ーー『成瀬は天下を取りにいく』の続編『成瀬は信じた道をいく』を読む
成瀬あかりという少女が、初めて読者の前に現れたのは、第二十回「女による女のためのR‐18文学賞」の、大賞・読者賞・友近賞を受賞し…
ネタバレ厳禁で話題沸騰『世界でいちばん透きとおった物語』の凄さとは? ミステリファン必読の快作
本の帯に「ネタバレ厳禁!」と、大きく書いてある。読んでみて納得。なるほど、杉井光の『世界でいちばん透きとおった物語』(新潮社)は…
小説の新人賞、なぜ「受賞作なし」相次ぐ? 作家デビューへの道はどう変化したか
今年(2023年)の、第十四回小説 野性時代新人賞は、大賞が該当作なし、奨励賞受賞作として関かおるの「隣も青し」が選ばれた。同賞…
文豪ストレイドッグス、名探偵の生まれる夜、標本作家……実在の文豪が活躍するフィクション3選
近代の文豪を、物語の登場人物としてコンテンツ化するのに、こんな方法があったのか! と、驚かせてくれだのが、朝霧カフカ原…
芥川賞受賞作『荒野の家族』評 震災が忘れられることに対するささやかな抵抗
小説は書き出しが大切だといわれるが、書評も同じである。作者のことから始めるのか、まず粗筋を書くか、それともテーマを明らかにするの…
交通事故で右足を失ったダンサーがAI搭載の義足と出合って……2050年を舞台としたSF小説がスゴい
今年(2022年)、AIによる画像作成が、大きな話題となった。インターネット上にある膨大な画像を学習したAIに、特定のキーワード…