作品評の記事一覧

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公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

ミス・フランスを目指す青年の姿から学ぶこと

"なりたい自分"になることに共感し、心揺さぶられる『MISS ミス・フランスになりたい!』

美貌や個性を競い合い、フランス各地の大会で勝ち上がった女性たちが、さらにフランス全土の頂点を目指す「ミス・フランス」。1920年…

『リアム・ギャラガー』完全復活の裏側

リアムの“ありのままの姿”に心揺さぶられる 『アズ・イット・ワズ』で知る完全復活の裏側

「捨て鉢でパワフルな彼の声が、正確なピッチで美しいメロディに乗る。完璧だ」  リアム・ギャラガーがオアシス解散後に結成したビー…

『ヲタクに恋は難しい』原作をどうアレンジ?

『ヲタクに恋は難しい』原作をどうアレンジ? 山崎賢人×高畑充希らの歌唱シーンに注目

高畑充希と山崎賢人がW主演を務めた映画『ヲタクに恋は難しい』が2月13日にフジテレビ系・土曜プレミアムにて本編ノーカットで放送さ…

『マーメイド・イン・パリ』の世界に夢見心地

人魚と男のファンタジックな恋愛物語 『マーメイド・イン・パリ』で取り戻す心のときめき

テーマパークやミュージカルのようにキラキラとしたものに心惹かれるあなたに、ぜひ観ていただきたい映画がある。それは、2月11日に公…

『ニセコイ』が中島健人にもたらした変化 

中島健人×中条あやみ『ニセコイ』の映画的な魅力 その構造は『かぐや様』につながる!?

映画『ニセコイ』が、2月8日26時5分よりTBSにて放送される。先ごろ続編の製作が発表された『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋…

リアリティ番組でアジア人への理解を深める

リアリティ番組として見せる本当のアジア人の姿と文化 Netflix『きらめく帝国』の意味深さ

セレブリティを追った“くだらない”リアリティショーが人気を博すことは、今にはじまったことではない。その筋の代表格であり、2007…

『名も無き世界のエンドロール』の魅力を解説

“読めない岩ちゃん”と再び対峙? 『名も無き世界のエンドロール』のコンゲームを楽しむ

三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE、EXILEのメンバーであり、俳優としても活躍する岩田剛…

C・ボーズマンの遺作が痛烈に描く社会問題

チャドウィック・ボーズマン遺作 『マ・レイニーのブラックボトム』が痛烈に描く社会問題

2020年8月、病によって43歳の若さでこの世を去った俳優チャドウィック・ボーズマン。アフリカ系初のメジャーリーガーだったジャッ…

ファンが望んだ“ジュラシック・ワールド”

ファンが本当に見たかった物語の続き 『ジュラシック・ワールド/サバイバルキャンプ』の凄さ

Netflixオリジナル『ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ』が、凄い。その一言に尽きる。2020年9月18日よりシー…

『マンダロリアン』が高い評価を得た理由とは

原点に立ち返った新しい『スター・ウォーズ』 『マンダロリアン』が高評価を得た理由を解説

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015年)よりスタートした、ディズニー主導による新しい『スター・ウォーズ』シリーズ、「続…

『ワンダヴィジョン』“シットコム”の意味

『ワンダヴィジョン』がシットコムとして作られた意味 仕掛けられた“謎”とともに考察する

世界で猛威を振るっている、新型コロナウイルス感染症。その影響は、製作映画公開のロードマップを順調にこなしていたマーベル・スタジオ…

個々のパーツが輝く『デンジャー・ゾーン』

細かい“厭描写”が光る “気軽に楽しめる映画”の需要を満たす『デンジャー・ゾーン』

近年、中規模程度のアクション映画が減っている。もちろん正座して観たくなるような名作は重要だし、心に突き刺さる映画も必要だ。しかし…

『エヴァ』旧劇場版が“圧倒的”な理由を解説

『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に』が“圧倒的”である理由

通称“旧劇場版”と呼ばれる、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に』が上映中だ。『ヱ…

いま必要な『アルプススタンドのはしの方』

『アルプススタンドのはしの方』はいま必要な一作 挫折を知った高校生が教えてくれること

この映画は、高校演劇初の映画化である。  高校演劇の長い歴史を考えると、不思議な気もするが、それだけ映画が手を出しにくい世界で…

『らいか ろりん すとん』が描く夢と現実

コロナ禍の社会で夢を見られるだろうか? 『らいか ろりん すとん』が映す剥き出しの感情

泣くことは誰にでもできる。しかし、見た瞬間から暗い目をできる、いや暗い目をしている人間は少ない。映画『らいか ろりん すとん -…

『さらば!2020年』社会風刺に学ぶ情勢

『ブラック・ミラー』製作陣が贈る『さらば!2020年』 過激ゆえにリアルな風刺で得る学び

『2020年に死を!(Death to 2020)』という、どぎついタイトルが突如Netflixのホーム画面にデカデカと掲げられ…

1粒で2度おいしい『記憶にございません!』

『記憶にございません!』は“1粒で2度おいしい” 中井貴一を中心に適材適所のキャスト陣にも注目

初回と2度目以降の鑑賞で見方が大きく変わる映画がある。たとえば『ユージュアル・サスペクツ』。1996年日本公開、カイザー・ソゼと…

『ハッピー・バースデー』家族の愛おしさ

家族の“やっかいさ”が愛おしい フランスからの贈り物『ハッピー・バースデー 家族のいる時間』

“2020年”という大きな節目であったはずの1年もあっという間に過ぎ去り、あっけなく迎えてしまった2021年。とはいえ、大変な1…

『かぐや様~』平野紫耀×橋本環奈の魅力

『かぐや様は告らせたい』は平野紫耀×橋本環奈の持ち味全開! 少年漫画原作ならではのユニークさ

映画『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』が、1月5日20時57分よりTBS系にて放送される。学園を舞台にした恋愛コメ…

荻野洋一の『ワンダーウーマン 1984』評

『ワンダーウーマン 1984』にみるアメリカ近現代史 “ヘスティアの縄”が果たす重要な役割

DCコミックスが誇る女性スーパーヒーロー、ワンダーウーマンのコミック雑誌デビューから70年以上経ってようやく実写による単独主演映…

『ワンダーウーマン 1984』は失恋映画?

『ワンダーウーマン 1984』はクリスマスにぴったり!? 前作から一転、80’sの恋愛映画的な作りに

重いよ! ダイアナさん! というわけで、『ワンダーウーマン 1984』(2020年)である。本作の冒頭は、既に公式からリリースさ…

『透明人間』が描く、恐怖の感覚

『透明人間』が描く、現代における恐怖の感覚 リー・ワネル監督の洗練された手腕を読む

もし、プライベートな空間でリラックスしているときに、“見えない何者か”が、すぐそばに潜んで自分をじっと観察しているとしたら、どう…

『ザ・プロム』が提唱する新しいプロム像

メリル・ストリープのカリスマ的パフォーマンスも 『ザ・プロム』が示す社会の変わるべき方向性

アメリカの高校生が卒業前に参加することができる、学校主催の伝統的なダンスイベント「プロム」。それをそのままタイトルとした映画『ザ…