作品評の記事一覧

(2487件)

公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

【ネタバレ】『エヴァ』は本当に終わったのか

【ネタバレ】『エヴァ』は本当に終わったのか 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』徹底考察

※本稿には、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の結末を含む内容への言及があります。  2007年からシリーズの公開が始まった、『…

『シン・エヴァ』は丸くなった作品!?

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は丸くなった作品!? 劇中における暖かく優しい大人たち

新型コロナウイルス騒動によって幾度かの公開延期を迫られていた映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(以下、『シン・エヴァ』)が、よ…

『ファーストラヴ』が突きつける“痛み”

芳根京子の狂気が突きつける“痛み” いま向き合うべき『ファーストラヴ』のテーマ

ある美術大学のトイレで、有名画家・聖山那雄人(板尾創路)が刺殺されるという事件が発生する。容疑者は、画家の娘でアナウンサー志望の…

完璧な実写化『劇場版ポルノグラファー』

『劇場版ポルノグラファー』は完璧な実写化に 純文学のような美しく繊細なラブストーリー

2013年のある日、1人の友人が見たこともない深刻な顔でBL好きであることを打ち明けてきたことがある。あまりにも突然の告白でうま…

『半径1メートルの君』が伝える人の温度感

『半径1メートルの君』は今こそ観たい作品に 豪華制作陣が伝える人の“温度感”

近くにいる誰かを大切にできているだろうか。つい忘れてしまう感謝の気持ち、ふと感じる愛情、誰かを慕う心。そんなかけがえのない想いを…

ミス・フランスを目指す青年の姿から学ぶこと

"なりたい自分"になることに共感し、心揺さぶられる『MISS ミス・フランスになりたい!』

美貌や個性を競い合い、フランス各地の大会で勝ち上がった女性たちが、さらにフランス全土の頂点を目指す「ミス・フランス」。1920年…

『リアム・ギャラガー』完全復活の裏側

リアムの“ありのままの姿”に心揺さぶられる 『アズ・イット・ワズ』で知る完全復活の裏側

「捨て鉢でパワフルな彼の声が、正確なピッチで美しいメロディに乗る。完璧だ」  リアム・ギャラガーがオアシス解散後に結成したビー…

『ヲタクに恋は難しい』原作をどうアレンジ?

『ヲタクに恋は難しい』原作をどうアレンジ? 山崎賢人×高畑充希らの歌唱シーンに注目

高畑充希と山崎賢人がW主演を務めた映画『ヲタクに恋は難しい』が2月13日にフジテレビ系・土曜プレミアムにて本編ノーカットで放送さ…

『マーメイド・イン・パリ』の世界に夢見心地

人魚と男のファンタジックな恋愛物語 『マーメイド・イン・パリ』で取り戻す心のときめき

テーマパークやミュージカルのようにキラキラとしたものに心惹かれるあなたに、ぜひ観ていただきたい映画がある。それは、2月11日に公…

『ニセコイ』が中島健人にもたらした変化 

中島健人×中条あやみ『ニセコイ』の映画的な魅力 その構造は『かぐや様』につながる!?

映画『ニセコイ』が、2月8日26時5分よりTBSにて放送される。先ごろ続編の製作が発表された『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋…

リアリティ番組でアジア人への理解を深める

リアリティ番組として見せる本当のアジア人の姿と文化 Netflix『きらめく帝国』の意味深さ

セレブリティを追った“くだらない”リアリティショーが人気を博すことは、今にはじまったことではない。その筋の代表格であり、2007…

『名も無き世界のエンドロール』の魅力を解説

“読めない岩ちゃん”と再び対峙? 『名も無き世界のエンドロール』のコンゲームを楽しむ

三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE、EXILEのメンバーであり、俳優としても活躍する岩田剛…

C・ボーズマンの遺作が痛烈に描く社会問題

チャドウィック・ボーズマン遺作 『マ・レイニーのブラックボトム』が痛烈に描く社会問題

2020年8月、病によって43歳の若さでこの世を去った俳優チャドウィック・ボーズマン。アフリカ系初のメジャーリーガーだったジャッ…

ファンが望んだ“ジュラシック・ワールド”

ファンが本当に見たかった物語の続き 『ジュラシック・ワールド/サバイバルキャンプ』の凄さ

Netflixオリジナル『ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ』が、凄い。その一言に尽きる。2020年9月18日よりシー…

『マンダロリアン』が高い評価を得た理由とは

原点に立ち返った新しい『スター・ウォーズ』 『マンダロリアン』が高評価を得た理由を解説

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015年)よりスタートした、ディズニー主導による新しい『スター・ウォーズ』シリーズ、「続…

『ワンダヴィジョン』“シットコム”の意味

『ワンダヴィジョン』がシットコムとして作られた意味 仕掛けられた“謎”とともに考察する

世界で猛威を振るっている、新型コロナウイルス感染症。その影響は、製作映画公開のロードマップを順調にこなしていたマーベル・スタジオ…

個々のパーツが輝く『デンジャー・ゾーン』

細かい“厭描写”が光る “気軽に楽しめる映画”の需要を満たす『デンジャー・ゾーン』

近年、中規模程度のアクション映画が減っている。もちろん正座して観たくなるような名作は重要だし、心に突き刺さる映画も必要だ。しかし…

『エヴァ』旧劇場版が“圧倒的”な理由を解説

『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に』が“圧倒的”である理由

通称“旧劇場版”と呼ばれる、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に』が上映中だ。『ヱ…

いま必要な『アルプススタンドのはしの方』

『アルプススタンドのはしの方』はいま必要な一作 挫折を知った高校生が教えてくれること

この映画は、高校演劇初の映画化である。  高校演劇の長い歴史を考えると、不思議な気もするが、それだけ映画が手を出しにくい世界で…

『らいか ろりん すとん』が描く夢と現実

コロナ禍の社会で夢を見られるだろうか? 『らいか ろりん すとん』が映す剥き出しの感情

泣くことは誰にでもできる。しかし、見た瞬間から暗い目をできる、いや暗い目をしている人間は少ない。映画『らいか ろりん すとん -…